YOASOBIが描く“ライブ”という最高の物語に夢中になった芦沢ムネト【イラストLIVEレポート】

フテネコの生みの親・芦沢ムネトによる、イラストLIVEレポート。2月14日に配信されたYOASOBIの1st LIVE 『KEEP OUT THEATER』をレポート。

【イラストLIVEレポート】
YOASOBI
1st LIVE 『KEEP OUT THEATER』
2021.02.14 開催


YOASOBI初単独ライブがスタート

今回はYOASOBIの1st LIVE 『KEEP OUT THEATER』のイラストLIVEレポートです。今や大人気のYOASOBIなんですが、紅白歌合戦もすごかったですね〜! 配信ではあるもののYOASOBI初の単独ライブ、とても楽しみにしておりました!

 

“YOASOBI”のロゴが現実に!

始まりからすごかったんですよ。新宿ミラノ座の跡地っていうシチュエーションも良いし、エレベーターに乗り込んで上にあがっていくっていう演出も映画みたいで引き込まれましたね。

そして、1曲目「あの夢をなぞって」を大きな“YOASOBI”ロゴの前で歌い始めるわけですよ。これまでよく目にしてきたロゴなので、「本物だ!」って興奮しました(笑)。いつも見るジャケからロゴが飛び出してきたっていう感覚で、みんなもめちゃくちゃテンション上がったんじゃないでしょうか。

 

圧倒的なシチュエーションと異世界感

Ayase(composer)

ロケーションがめっちゃくちゃ良いんですよ。異空間というか、異世界の中で演奏しているというか。「ここはどこなんだ!?」って見入っちゃいましたよ。そういう空間や雰囲気づくりもリスナーを自然と物語に没入させていくのがうまいYOASOBIならではの見せ方だなと感じました。シチュエーションとYOASOBIの特色がマッチしていて、どんどん(物語の)深層部に入り込んでいく感じがたまらないですね。

 

「お家でぬくぬくと」

MCタイミングで、ちょっと笑っちゃった場面がありまして。ikura(vo)さん、すごくかわいらしい方なんですよ。そんな彼女が、「皆さんは部屋でぬくぬくと観てるんですよね」という話をされて、急角度のMCが非常に面白かったですね。観ていない方のためにフォローをしておくと、本人はあくまでお客さんと距離を縮めたいという思いがあっての、このコメントですからね!(笑) オープニングから緊張感とカッコ良さで駆け抜けてきてたんで、このタイミングでのゆるさとギャップにかわいらしい人だなぁとほっこりとしました(笑)。

 

ikuraが歌い出すと始まる物語

ikura(vo)

YOASOBIの魅力ってたくさんあると思うんですけど、そのうちのひとつがikuraさんの歌唱力だと思います。彼女の歌い出しの瞬間がたまらないですね〜! 歌った瞬間に空気が変わると言いますか、物語が始まるような感じがあるんですよ。本がパラパラパラっと開いて、そこのページの物語になる、そんなイメージが頭の中に浮かんできました。

 

環境音とYOASOBIが交わる

途中でふと思ったことがありまして。外部の環境音が聞こえるんですよね。それがすごく良くって、メンバーの皆さんが次の曲の準備してる無音の時に「ガタンゴトンガタンゴトン」という電車の音、空気が揺れる音、車が走る音だったり、そんな外の音が混ざることで現場感や臨場感に厚みが出ている気がしたんです。みんなと一緒に現場でライブを観ているような感じに近いかもしれないですね。

 

ライブだからこそ垣間見える新しい表情

そして、新曲の「怪物」がですね……ハァー、もう最高にカッコ良くて(※語彙力がはるか彼方に飛んでいくレベル)。

YOASOBIといえば、やはり注目を集めた「夜に駆ける」の(ダークな部分を内包していても聴いた感じは)ハッピーな雰囲気があると思うんですけど、パワフルでアグレッシブなikuraさんの歌、Ayaseさんの激しい演奏からなる「怪物」はストレートに突き刺さるものがありまして。今日ここまでの空気感をガラッと変え、力強いYOASOBIに出会うことができました。

あとですね、大量のスモークとビビットな照明というのも「急展開! この物語(ライブ)、どうなるんですか!!」って視覚をフルに刺激する演出にもめちゃくちゃ興奮しましたね。

YOASOBIのポテンシャルの高さを痛感しました。僕らはまだまだYOASOBIのいろんな表情を見られるんだ! と思うとうれしい限りです。

 

Ayaseの表情に心打たれる芦沢ムネト

個人的ハイライトは「夜を駆ける」でのAyase(composer)さんですね。前奏でAyaseさんが主旋のメロディを演奏するんですけど、このメロディを弾き終わった後に、彼がすごく印象的な表情をしたんです。緊張がほぐれると同時の笑顔。人前で演奏をしているという実感と言いますか、すごく幸せそうな顔をしていたんですよ。MCでも言っていましたけど、ひとりでせっせとパソコンの前で作っていた曲がやっとお客さんに届いたっていうのを感じてたんじゃないかな。強く心に残る姿でした。

 

初めてを届けるYOASOBIと初めてを受け取るリスナー

本当はいち早く、お客さんと対面でのライブをしたかったんだと思うんですよ。でも、今回はこの状況だからこその素敵なライブでしたね。今まで見たことないものを、ちゃんと我々に届けてくれたというのもありますし、おふたりが一秒一秒を噛み締めるようにライブをしているように見えました。

僕も非常に貴重な瞬間に立ち会わせていただきました。そのうち、お客さんの前で本当の初ライブがまたあると思いますので、それを楽しみにこれからもYOASOBIを聴いていきます! 早く生で観たいなー!

 

イラスト & TEXT BY 芦沢ムネト
テキストまとめ:M-ON! MUSIC 編集部
LIVE PHOTO BY Kato Shumpei

SETLIST

01.あの夢をなぞって
02.ハルジオン
03.たぶん
04.ハルカ
05.怪物
06.アンコール
07.夜に駆ける
08.群青


プロフィール

ヨアソビ/コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる、「小説を音楽にするユニット」 。2019年10月結成。2021年1月6日、初のCD『THE BOOK』をリリース。

YOASOBI OFFICIAL WEBSITE
https://www.yoasobi-music.jp/

YOASOBI OFFICIAL Twitter
https://twitter.com/yoasobi_staff

YOASOBI OFFICIAL YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCvpredjG93ifbCP1Y77JyFA


リリース情報

2021.03.24 ON SALE
SINGLE「怪物 / 優しい彗星」

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この記事を書いた人

  • 芦沢ムネト

    芦沢ムネト

    アシザワムネト/1979年東京生まれ。多摩美術大学映像演劇科卒。お笑いユニット「パップコーン」のリーダーとして活躍する傍ら2011年末よりTwitterで掲載した癒し系キャラクター「フテネコ」が話題を呼び、現在Twitterのフォロワー数は13万を超える。音楽雑誌「ワッツイン」では、対談連載「芦沢ムネトのネコの手も借りたい!」を掲載中。