さくらしめじ・田中雅功、“18歳最後の日”に自身初ソロワンマンライブ開催!「彪我見てるかな?」

■「今日の衣装には、野音ライブのときの彪我の衣装も入ってるんです。だから、ソロだけどソロじゃない」(さくらしめじ・田中雅功)

フォークデュオ・さくらしめじの田中雅功(たなか・がく)が、1月23日、自身初となるソロワンマンライブ『さくらしめじ田中雅功、18歳最後の日』を無観客で開催し、東京・下北沢のライブハウス、SHELTERから生配信を行った。

翌日の1月24日に19歳の誕生日を迎える雅功にとって、タイトルどおり「18歳最後の日」となったソロライブは、18時18分に始まり、19時19分に終演。アコースティックギターの弾き語りと、柿澤秀吉(g)と足土貴英(b)を従えたバンドスタイルで、中学〜高校〜現在までを辿るように全10曲をプレイし、19歳の第一歩を力強く踏み出した。

蒼い光をバックに、たったひとりでステージのセンターに登場した雅功は、現在はライブのみでしか聴けない未音源曲「天つ風」をアコースティックギターの弾き語りのスタイルで歌唱。

少し緊張した面持ちながらも“君”のすべてを肯定するかのような優しい歌声で視聴者を包んだ雅功は、「初めてのソロです。彪我は今、家で家族と観てると思います。画面越しですが、皆さん一緒に楽しんでいただければと思います」と挨拶したあと、2015年6月に2ndシングルとして出荷された片想いソング「きみでした」では、ダイナミックな歌声と切実なロングトーンを響かせ、甘酸っぱい微風を運んだ。

続いて、昨年12月に「302の音」で小説家デビューした雅功は、ここでオリジナルの朗読を披露。幼い頃に見たテレビアニメに影響を受けた男の子が、「いつかこんな素敵な恋をしよう」と誓い、「この笑顔をずっと守りたいと思うくらい大切な彼女ができた」という報告を果たした……かと思いきや、突然、「なんてな! 全部、フィクションだよ!」と絶叫。「守らないといけなもの……あるわ! 非リア充としてのプライドがな!!」と吠え、彪我が作った「たけのこミサイル」をバンドスタイルでリア充に向けて発射。

ステージ上は彼の姿が見えないほどのピンクのスモークが充満する中、「ずっと彪我がやってたけど、俺もやってみたかったんだ」と本音を吐露。アコギのストロークから始まるベースが効いたアップナンバー「おたまじゃくし」は久しぶりの演奏で、ふと中学生時代の表情を垣間見せる瞬間もあった。

「彪我、観てるかな? 今日の衣装には、野音ライブのときの彪我の衣装も入ってるんです。だから、ソロだけどソロじゃない」というMCを経て、同世代のマルチクリエイターであるVaundyの「不可幸力」をカバー。ダークでシリアスなラップを披露し、これまでに見せたことのない大人の表情と、愛と憎が不穏に交錯するフロウを見せてくれた。さらに、サイケデリックでカオティックなムードから、四つ打ちのダンスロック「いーでぃーえむ」を気だるそうに頭を振りながら歌うと、ステージ上は “EDM”ならぬ “えだまめ”カラーの緑のランプとスモークで満ち、妖艶で不思議なムードとなった。

ここで、年末年始にひとり部屋で引きこもってるときに作ったという新曲「レイ」を初披露。心から漏れた独白のようなロートーンから始まるギターロックで、雅功はまるでロックバンドのギター&ボーカルのようなクールでカッコいい佇まいを見せた。ここから一気に終盤戦へ。爽やかながらも蒼い切迫感も漂う「かぜいろのめろでぃー」では、大人と子供の間で揺れ動く聴き手の迷いや不安をも肯定しながら背中を押し、「てぃーけいーじー」は柿澤と足土のコーラスも加わり、まるでパンクバンドのようにパフォーマンス。拳を突き上げたくなるような熱く激しいサウンドとなっており、アコギを弾きながら飛び跳ねた雅功は汗だくのままで大きな笑顔を浮かべた。

最後に「ひとりでやるライブも楽しいし、ふたりでやるライブも楽しいし、思った以上に、早くふたりでライブがしたいなと気づきました。ここで吸収したものをさくらしめじに還元できたらいいなと思います。19歳はアーティストとして、もっともっと表現の幅を広げていきたいし、強く大きくなっていきたい」と目標を語り、「青春の唄」を汗を飛ばしながら熱唱。音楽に対する情熱にせっつかれるようなエモーショナルな歌声を放出。刹那の今、この瞬間の大切を体現。ひとりでのライブを高い熱量の中で終えた彼は、翌日からは10代最後の1年間が始まる。この日、朗読やラップに挑戦した彼は、これからどんなアーティストになっていくのか。1年後にはきっと、さらに成長したステージを見せてくれるだろう。

なお、さくらしめじは、この日に披露した「きみでした」「かぜいろのめろでぃー」のアコーティックバージョンを収録した2枚目のミニアルバム『ボタン』を3月10日にリリース。4月4日には東京・中野サンプラザでのワンマンライブ開催も予定。

『さくらしめじ田中雅功、18歳最後の日』は、1月30日23時59分までアーカイブ視聴が可能となっている。

TEXT BY 永堀アツオ
PHOTO BY 鈴木友莉

<セットリスト>
1.天つ風
2.きみでした
3.たけのこミサイル
4.おたまじゃくし
5.不可幸力(cover.)
6.いーでぃーえむ
7.レイ
8.かぜいろのめろでぃー
9.てぃーけいーじー
10.青春の唄


リリース情報

2021.01.06 ON SALE
さくらしめじ
DIGITAL SINGLE「別れた後に僕が思うこと」

2021.03.10 ON SALE
さくらしめじ
MINI ALBUM『ボタン』


配信情報

さくらしめじ田中雅功、18歳最後の日
01/23(土)OPEN 18:00 / START 18:18~(19:19終了予定)
※01/30(土)23:59までアーカイブ視聴可能

視聴チケットの購入・詳細はこちら
https://l-tike.com/gakutanaka18years/


さくらしめじ OFFICIAL WEBSITE
https://sakurashimeji.com/


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