「ちょっと助けを求めてもいいですか?」映画『私をくいとめて』イベントに、のんの“脳内相談役”「A」がサプライズ降臨!

■のんの“脳内相談役”「A」が、独特すぎるアンサー連発で相談者のお悩みを一挙解決!?

ロングランを記録した『勝手にふるえてろ』の、原作=綿矢りさ×監督・脚本=大九明子のゴールデンコンビで贈る、映画『私をくいとめて』が12月18日より全国公開となる。

脳内に相談役=「A」を持ち、充実した“おひとりさまライフ”を楽しむ、31歳・みつ子(のん)。Aと一緒に過ごす、快適なおひとりさま生活に慣れ切っていたみつ子だったが、ときどき会社へ営業にやって来る年下男子・多田くんに予期せず恋に落ちる。失恋すれば巨大なダメージをくらう31歳“崖っぷちの恋”に、「A」と共に勇気を出して一歩踏み出していくが……。

ヒロイン・みつ子に扮するのは、劇場アニメ『この世界の片隅に』(2016年)で主人公・すずの声を演じ、活動の幅を広げる女優・創作あーちすと、のん。みつ子が恋する腹ペコ年下男子・多田くんを演じるのは、現在放送中の『姉ちゃんの恋人』(カンテレ・CX)出演のほか、映画も多数公開待機作を控え、今最も熱視線が注がれる実力派俳優・林遣都。

結婚しイタリアで暮らすみつ子の親友=皐月には、のんとは朝ドラ以来の待望の共演となる橋本愛。さらに臼田あさ美、片桐はいりといった実力派役者陣や、本作で映画初出演となる若林拓也も存在感を発揮。令和を生き抜く女性たちに容赦なく突き刺さる、わかりみが深すぎる崖っぷちのロマンスを彩る。

そしてこのたび、公開に先がけて『先行公開!誰か「私をくいとめて」お悩み相談付き上映会イベント』が開催。のん、大九明子監督が登壇し、さらにイベントには、主人公・みつ子の脳内相談役「A」も駆けつけた。

『私をくいとめて』は、先日行われた『第33回東京国際映画祭』にて、今年唯一のコンペティション部門となる「TOKYOプレミア2020」部門で、一般観客から最も支持を獲得した作品が選ばれる【観客賞】を受賞。まずは受賞について感想を聞かれると、のんは「すごくうれしかったです。(受賞を聞いた瞬間)うわぁって感動が押し寄せてきて……。映画は観客の方がいてはじめて出来上がるものだと思っているので、その形として賞をいただくことができて本当にうれしかったです」と笑顔で喜びを語った。

今回の受賞で『勝手にふるえてろ』(2017年)に続き、“史上初”となる二度目の受賞を果たした大九監督も、「まずお客さんを入れて映画祭を実施してくれたことに感謝ですね。自分自身も毎日楽しく映画を観ていましたし、映画祭に来てくださっていたお客さんも喜びに溢れていて……。映画は“不要不急”じゃないと改めて思えたなかで、私どもの映画が賞をいただくことができて本当にうれしかったです」と振り返り、感慨深い様子をみせた。

すでに作品を鑑賞したファンからは絶賛の声も続出しているが、そんな本作で描かれるのは、みつ子と脳内相談役「A」が挑む、“崖っぷちの恋”。他人には言えない悩みを吐露するみつ子に対し、いつも的確な“アンサー”を贈る「A」をフックに、イベントでは、公式Twitterで募集したユーザーからのお悩みを、のん、監督らが劇中さながらに解決していく特別企画を実施。

まずひとつ目のお悩みは、「いろいろ考えすぎて仕方がないと思っていても、つい考えすぎてしまうことをやめたいです」というもの。まずはのんが「『私をくいとめて』を観ていただいたら、みつ子が代わりに感情を爆発してくれているので、ストレス発散になると思うんですが、いかがでしょうか?」と茶目っ気たっぷりに回答。

さらに「そういうとき私は、絵を描いたり曲を作ったりとか制作に集中して、モヤモヤしたものを形にして解消しています」と自身の経験を絡めつつアドバイス。すると監督も「最高の解消法は“作る”ことですよね」と同意する様子を見せ、「私も考えすぎちゃう性格なのでとても気持ちはわかるんですが、そういうときは仕事のことばっかり考えて脳をパンパンにするようにしてます」と映画監督らしい回答が。

さらに続いてのお悩みには、「習慣にしたいことを持続して続けるにはどうしたらいいでしょうか?」というものが。この質問にのんは「私も好きなことしか続かない性格なので、部屋の片づけをやろうと思っても結局取り掛かれなかったり……。でも昨日、やっと解決法がわかって!」と切り出すと、「昨日パズルゲームしていたんですが、スマホのゲームって広告が入ってきたりしますよね。その時間にちょっとずつ片付ける、っていうことをしてみたんです。コツコツやっていたら、昨日だけでかなり片づけが進みました! とてもオススメです!」とニッコリ。

監督も「私も小さいころから飽き性な子だねと言われ続けて育ってきて……なかなか続かないんですよね。なので、もう“続けなくていいや”と思うようにしています。嫌になったことはすぐやめます。違うことをやっているうちに、またそれがやりたくなる……という人生ですね。続けようという負荷をかけないほうがいいのかもしれないですね」と経験を交えつつアドバイス。

そして三問目には、「休みの前の日にはやりたいなと思うことを考えているのに、いざ休みの日になるとつい寝過ぎてしまったりごろごろし過ぎてしまったりで、結局何も出来なかった……と後悔することが多いです」というもの。これには監督も「それ私もなんです……」とつぶやきながらも、「ダラダラしちゃうことが多いので、起きたとたんに動くようにしてますね。休みの日に洗濯しようと思っている日には、起きてすぐに洗濯機に向かうとか。落ち着いてラジオとか聞いちゃいだすと、聞きながら笑っているうちに、気づいたら4時だとか結構あるので……」と告白。

対してのんは、「これは難しい質問ですね……。ちょっと助けを求めてもいいですか?」と劇中さながらに「A」に助けを求めると、突如「A」がサプライズ降臨!

「A」といえば、予告編が公開されるやいなや、

「“A”の声が良すぎる」
「ひょっとして、Aの声ってあの人……?」

と、SNSでは「A」の声を担当したシークレットキャストを予想する声が挙がり、大いに話題を集めていた。

相談について「A」は、「まず、朝起きることに命を注ぎましょう。けたたましい音のアラームをならすことをオススメします。曲はそうですね……運動会の徒競走で流れる曲なんかどうでしょうか? まず朝をちゃんと決められた時間に起きれば、精一杯全力で休日を過ごすことができるでしょう。“さあ、自分を奮い立たせるのです!”」とアドバイス。

会場からもクスクスと笑い声が漏れる中、「A」の回答に「なるほど! 自分を奮い立たせるのですね。私ゆるいアラームをかけてたので、参考になりますね!」と同意してみせる、のんに、監督が思わず「まだ映画を観る前なのに、ごめんなさいね(笑)」とツッコミを入れる場面も。

続いて読み上げられたのは、「だめだ、ためだと思いつつもご飯を腹八分目で終われません。どうすれば八分目でくいとめることができるでしょうか?」というお悩み。これには、「まず、自分の10分割した一分目をご存知ですか? 私にはわかりません。まず一分目を把握することから始めましょう。枝豆を食べて行って、これが一分目だな、これが二分目だな……と、一分目ずつに把握していけば、八分目でくいとめることができます。“さあ、自分を奮い立たせるのです!”」と、またしても「A」らしさ全開の独特な回答が。

そんな自由すぎる「A」に監督は「“さあ、自分を奮い立たせるのです!”なんてセリフないんですけどね!(笑)」と再びツッコミを入れる様子も見られ、「A」との軽快なやり取りがたびたび会場の笑いを誘っていた。

イベントの最後にはマスコミ向けのフォトセッションを実施。これから映画を観るファンに向け、のん、監督からそれぞれ、

「この世の中にも“みつ子さん” “みつ夫さん”がたくさんいると思うので、そういうひとたちのいいところもダメなところも、全部包み込んで、愛おしいと思える映画になっています。自分を全肯定して気持ちよく劇場を出てもらえたら」(のん)
「今日は“A”の声が聞こえるような形でイベントをしましたが、私はどんな方の脳内にも“A”がいるんじゃないかなと思っています。映画の中でも、みつ子にだけ語り掛けてくれる“A”という脳内相談役が現れますが、そういう脳内の宇宙を旅するような感覚で作った作品です。特別な変わり者の姿を描いたつもりはないので、自分にどこか似た部分を感じてもらえるとうれしいです」(大九明子監督)

とメッセージを送り、イベントが締めくくられた。


映画情報

『私をくいとめて』
12月18日(金) 全国ロードショー
原作:綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日文庫/朝日新聞出版)
監督・脚本:大九明子
音楽:高野正樹 ※「高野正樹」の「高」は、はしごだかが正式表記
出演:のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 前野朋哉 山田真歩 片桐はいり/橋本愛
製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
企画協力:猿と蛇
(C)2020「私をくいとめて」製作委員会


『私をくいとめて』公式Twitter(@kuitometemovie)
https://twitter.com/kuitometemovie

『私をくいとめて』作品サイト
https://kuitomete.jp/


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