紀里谷和明監督、新作『新世界』制作に向けクラウドファンディングを始動!「みんなで新世界を作りましょう」

■「多くのクリエイターは、ビジネスサイドが考える不確実なロジックに苦しめられ、自らの創造性を犠牲にしています。そしてひとつの答えに到達しました」(紀里谷和明)

KIRIYA PICTURES代表で映画監督の紀里谷和明が、あらたな作品『新世界』の制作を発表し、その第一歩となるパイロット映像制作のサポーターを募集するクラウドファンディングプロジェクトを、2020年6月10日14時より「Makuake」にて開始した。

このたび開始するプロジェクトでは、『新世界』というあらたな長編作品を世の中に届けるため、その構想の第一歩として、パイロット映像(約90秒)の制作を行うための制作応援サポーターを募集する。

2020年、世界中が新型コロナウイルスの脅威の中にあり、社会全体も私たちひとりひとりの日常生活も、その前提が大きく崩れ、クリエイティブの世界の中で生きるクリエイターたちにも深く影を落としている。そんな時代の中で、映画『CASSHERN』『GOEMON』『ラスト・ナイツ』などの作品を日本、そしてハリウッドで手がけてきた紀里谷和明が、今あらたに挑むのが、長年、企画構想を温めてきた映像作品『新世界』だ。

本作品では、新しい映像表現に挑戦。世界に誇るアニメ先進国である日本だからこそなし得る技術をもって、長年パートナーを組むCGプロダクションのエヌ・デザインと制作を行う。

舞台となるのは近未来の東京、そして登場キャラクターのモチーフは、戦国時代に名を馳せた個性豊かな歴史上の人物たち。これまで誰も見たことのない映像世界で、21世紀の映像史にその名を残す作品を生み出すことを目指している。

また、本作品の制作にあたり、クリエイティブ業界の環境やそのあり方について問題意識を持つ紀里谷和明が、「クリエイティブの復興」を掲げ、作品の創作過程や発表方法、マネタイズのビジネスまでをアートと捉え、作品づくりを通して芸術の本質を問いかける。

クリエイターにとって、ものづくりをするための物理的な環境や資金問題など、より厳しい状況になった今、様々な制約条件の中でも真の「クリエイティブ」を追求する映像制作を行うことで、芸術の本質を問いかけ、次世代のクリエイターたちにもその姿を見てもらいたいと考えている。

本作品の制作期間は2020年8月から約2〜3ヵ月を予定しているが、基本的にはすべてリモートで行うことを想定、Zoomなどを活用した打ち合わせ自体を公開配信するなど、そのプロセスも多くの人に目撃してもらい、参加してもらうことを期待している。また、制作期間中に、その過程の状況を報告したり、質問を受け付けるオンラインイベントなども定期的に開催していく予定だ。

今回のクラウドファンディングプロジェクトを皮切りに、『新世界』の制作に賛同・協力する人々を広く募り、将来的には長編制作を目指す。このプロジェクトが、壮大な作品作りの重要な第一歩となる。

◼️『新世界』ストーリー
全国を襲った大規模な震災が引き金となり、国のシステムが崩壊した近未来の日本。スラムと化した街には犯罪者が溢れ、8年にも及ぶギャングの縄張り争いが全国各地で激化していた。中でも浅井組、徳川組、今川組、斎藤組を傘下に収める最大のギャング・武田組組長・信玄は、今や警察はもとより政界にまで影響を及ぼすほどの力を手にし、影から国をコントロールする存在となっていた。

理想の新世界を求め、覇権争いに身を投じる織田組の若き組長・信長は、襲いかかる今川組を返り討ちにすると、続いて斎藤組への奇襲にも成功する。これを機に、武田組の「奴隷」として生きて行くことに葛藤を覚えていた徳川組組長・家康は、幼なじみでもあった信長からの誘いに応え、武田組を裏切り共に歩むことを決意する。

信長の命により浅井組組長・久政の息子、長政に近づいていた妹の市であったが、あるとき長政と一緒にいるところを信玄の息子・勝頼に襲われ誘拐されてしまう。市の命と引き換えに信長を手中に治めようと企てた信玄であったが、市に恋心を抱く長政の裏切りにより失敗に終わるばかりか、勝頼の命を奪われてしまう。長政をも味方につけ信玄を追い詰めたかに思えた信長だったが、思いもよらぬ言葉に凍り付く。「お前の本当の親を殺したのは……私だ」甦る幼き日の記憶。血みどろの部屋。絶命している母親。倒れている父親らしき男を滅多刺しにしている……。若き日の信玄!

その場を去る信玄。追えない信長。『天下統一』に魅せられた男たちの想いが交錯していく。

【プロジェクト概要】
タイトル:紀里谷和明監督作品『新世界』サポーター募集
実施期間:2020年6月10日(水)〜8月10日(月)
目標金額:1,300万円
目的:『新世界』パイロット映像(約90秒)の制作

紀里谷和明 コメント
映画と呼ばれるものは、莫大な制作費がかかります。そのため、その資金を拠出する映画会社は「ヒットしそう」な作品を制作したがります。映画はビジネスなので、その気持ちはよくわかりますし、否定するつもりもありません。
しかし、ここがいつもぶつかる問題なのですが、ビジネスの世界が求めるヒットする安心感と、私が作りたいと思うものの間には大きな溝があるのです。それは私だけではなく、多くのクリエイターが抱えるジレンマではないでしょうか? 事実、「マーケットのニーズにそぐわない」という理由で却下された脚本がいくつも存在します。この『新世界』も、その脚本のひとつです。
それに加えて、「ヒットしそうと思われるものが、確実にヒットするのか?」という疑問もあります。実際には、予想どおりの結果を生み出している作品は少数です。逆に「ヒットしない」と思われていた作品が、出来上がってみたら長きにわたってオーディエンスに愛されているという事実もあります。
要は、「作ってみない限り、その作品がヒットするのかしないのかなど、誰にもわからない」のです。
では、なぜ、ビジネスサイドが考える不確実なロジックに従って、クリエイターは創作しなければならないのでしょうか? 多くのクリエイターは、そのロジックに苦しめられ、自らの創造性を犠牲にしています。そもそも芸術とは可能性の提案であり、これまでなかったものを作るのが、その本分であると私は信じています。よって最初は理解されなくて当然なのです。しかし、それではあまりにもリスクが高すぎる、というのがお金を出す方の言い分です。
繰り返しますが、誰が悪いわけでもないのです。
要は、仕組みに問題があり、それに代わる新しい仕組みが必要だと思うのです。
この問題の解決策をこの数年考えてきました。そしてひとつの答えに到達しました。ここではその構想の全貌を明かすことはできませんが、制作から発表までのすべてを根本から考え直すものです。もしこの試みが成功すると、もっと自由な創作の環境が出来上がると確信しています。
今回は、その構想の第一ステップとして、クラウドファンディングによる皆さんの協力をお願いします。クラウドファンディングによる制作資金の調達には限界があります。よって、今回制作できる作品は90秒程ほどのトレーラーだと思ってください。
たった90秒? と思われるかもしれません。しかし、それはとても大きな第一歩です。その先に広がる大きな物語と重要な試みの大切なステップなのです。
折しも今回のコロナウイルスの発生で、映画どころか、世界を取り巻く環境は困難なものとなっています。しかし、その困難をチャンスとして生かすことができると私は信じています。すべての業界において、新しいシステムの確立が求められています。
その新しい世界に対してのひとつのビジョンとして、この『新世界』を皆さんにお届けしたいと願っております。
みんなで新世界を作りましょう。


プロジェクトサイト
https://www.makuake.com/project/shinsekai/

KIRIYA PICTURES
https://www.kiriya.com/


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