撮影中に“ジョーカー”の演じ方がわからなくなった、名優・ホアキン・フェニックス。そんな彼を救ったものとは!?

■本年度アカデミー賞最有力! 映画『ジョーカー』、10月4日日米同日公開!

映画史上最凶の悪“ジョーカー”。コメディアンを夢見るアーサーは、なぜ狂気溢れる唯一無二の悪になったのか? ヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し、すでに「本年度アカデミー賞最有力」の呼び声高いサスペンスエンターテイメント『ジョーカー』が10月4日に公開となる。

本作の音楽は、映像に合わせて音楽を作る通常のスタイルとは真逆で、撮影よりも前に作曲するという、めずらしいスタイルで作られた。そしてその音楽は、主演のホアキン・フェニックスがジョーカーを演じられなくなる窮地を救うなど、作品を陰で支えていたことをホアキンや監督が明かした。音楽なくして傑作は生まれなかったのだ。

監督を務めるトッド・フィリップスは、今作の音楽について「アーサーの中には音楽がある。ジョーカーに変貌する過程で、その音楽も変わっていくんだ。自分の映画の中で音楽はいつも大事な要素だけど、今回は特に重要だったんだよ」と語る。

映画音楽は、映画の出来を大きく左右する要素のひとつ。誰もが知る“「スター・ウォーズ」のテーマ”を作曲したのは、映画音楽界の巨匠、ジョン・ウィリアムズだが、彼が作曲を務めることになった経緯はユニークで、作曲家を探していたジョージ・ルーカスに、友人であるスティーヴン・スピルバーグがジョンを紹介したのが始まりだった。そしてジョンは、出来あがったフィルムをもとにあの名曲を誕生させ、伝説的な大ヒットの一因となった。

フィリップス監督は、そんな重要な映画音楽を担う、エミー賞ノミネート歴もある今作の作曲家、ヒルドゥル・グーナドッティルについて「普通とは順番が逆だけど、脚本の一部が出来た時点で、曲作りを始めてくれたんだ! 優雅なチェロ演奏と、シンプルで力強いスコアによる音楽は、観客がアーサーの心情を感じ取るための大きな手助けになっているんだ」と、映像よりも音楽を先行して作るというイレギュラーな作曲スタイルを取りながら、ハイクオリティの音楽を仕上げたヒルドゥルをベタ褒め。続けて「早く作ってくれたおかげで、現場ではいつもヒルドゥルの音楽をかけていたし、現場で撮った映像をその場で重ね合わせてみることもできたんだ」と語った。現場に音楽があることで、あらゆる面において撮影をスムーズに進行できたことも、傑作と呼ばれる作品を生むことができた一因ということのようだ。

さらに、撮影中にジョーカーの演じ方がわからなくなったホアキン・フェニックスを救ったのも音楽の力だった。ヒルドゥルの曲を聴いたときのことをホアキンは「曲を聴くとすぐ、ジョーカーのキャラクターが掴めるようになった。撮影前にいろんな研究や練習もしたけど、音楽から得たインスピレーションが大きな助けになったよ」と、曲を聴いた瞬間にジョーカーが降臨したという音楽の力の偉大さを感じさせるエピソードを明かした。

ヒルドゥルは「今回の話は心に響くストーリーだったので、喜んで引き受けました。アーサーは素朴だけどいろいろな一面があって、素直な子供のような人物です。社会に馴染めない彼の鬱屈した心情を音で表現したら、簡素で単調なメロディになると思いました」と語り、ジョーカー降臨のきっかけに大きく貢献した音楽の誕生秘話を明かした。

「どんなときも人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しい男アーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーは、なぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか? 切なくも衝撃の真実が明かされる!


映画情報

『ジョーカー』
日米同日 10月4日(金) 全国ロードショー
監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス(『ハングオーバー!』シリーズ)
共同脚本:スコット・シルバー(『ザ・ファイター』アカデミー脚本賞受賞)
キャスト:ホアキン・フェニックス(『グラディエーター』アカデミー助演男優賞ノミネート)、ロバート・デ・ニーロ(『ゴッドファーザー PARTII』アカデミー主演男優賞受賞)ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM &(C) DC Comics”


映画『ジョーカー』作品サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/

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