初年度以外は皆勤賞!のフジロックマスターが語るフジロック開催1ヵ月前講座【前編】

フジロックに行けば、必ず会える(!?)音楽ライターにして重度のフジロッカー・森 朋之氏に聞くフジロック開催1ヵ月前講座を、前後編の2回にわたってお届け! まずは前編『フジロックの楽しみ方』をどうぞ!

【オトネタ】
フジロックマスターが語るフジロック開催1ヵ月前講座

[前編]フジロックの楽しみ方

今年も『FUJI ROCK FESTIVAL』の季節がやってきました! 23回目の開催となる今年のヘッドライナーは、THE CHEMICAL BROTHERS、SIA、THE CURE。さらにELLEGARDEN、ASIAN KUNG-FU GENERATION、Superflyなど日本のメジャーアーティストも数多くラインナップされるなど、期待感が高まっています。

ここではフジロック“準”皆勤賞(初年度以外はすべて行ってます)の筆者が、フジロックの楽しさを紹介したいと思います。

少しだけ性格がオープンになった(笑)

たまに「フジロックはハードルが高い」「興味はあるけど、行きづらい」と言われることがあります。そんなとき筆者は、「ダマされたと思って、1回でいいから行ってみて」と思います。

実際、あまり乗り気でなかった人を(なかば強引に)誘って、「やば。こんなに楽しいんだったら、もっと早く来れば良かった。来年も来たい!」ということになったのは、1度や2度ではありません。

かく言う筆者もフジロックと出会ったことで、好きな音楽の世界が大きく広がっただけではなく、少しだけ性格がオープンになり(笑)、人生そのものがだいぶ楽しくなったのでした……。もちろん、ヘンな勧誘ではありませんよ(笑)。

奥に行くにつれて増していく“森感”

フジロックの魅力はまず、大自然に囲まれたロケーション。グリーン・ステージ(4万人収容のメインステージ)、ホワイト・ステージ、ジプシー・アバロン、フィールド・オブ・ヘブンと、会場内のステージ(大小10以上)はすべて山の中にあり、奥に行くにつれて“森感”が増していきます。

木々を抜け、橋を渡ると大きく開けたフィールドに出て、そこで世界各国から集まったミュージシャンたちが素晴らしい音楽を演奏している。音楽ファンにとって、これほど素晴らしい環境はないでしょう。

フィールド・オブ・ヘブンはフジロックの神髄

観客はタイムスケジュールを確認しつつ、目当てのアーティストを目指して会場内を移動するわけですが、“歩いているときに聴こえてきた音楽が気になり、そのまま足を止めてしまった”ということもあります。

筆者にとっては、2014年に出演したTHE LUMINEERS(今年も出演!)がまさにそれ。

別のステージに向かうためにフィールド・オブ・ヘブンを横切ろうとしていたのですが、彼らのオーガニックな音楽に一瞬で引き込まれてしまい、結局、最後までじっくり堪能したのでした。

そう、未知の音楽にばったり出会えることも、フジロックの良さなのです。

特におすすめしたいのが、ジャズ、ブルース、ソウルをはじめとするルーツミュージックに根差したアーティスト。ワールドミュージック系のアクトが多いフィールド・オブ・ヘブンは、フジロックの神髄と言ってもいいかもしれません。会場に着いたら、思い切って奥の奥まで行ってみましょう!

雨が降ったときどうするか問題

さて、フジロックは山の中のフェスなので、それなりの準備も必要です。帽子、日焼け止め、タオル、替えのTシャツ……特に面倒なのは、“雨が降ったときどうするか問題”ですが、筆者の定番は“日本野鳥の会のレインブーツ”と“THE NORTH FACE”のポンチョ。

レインブーツは軽くて折りたためるし、着脱がラクなポンチョは天候が変わりやすいフジロックにピッタリです。あまり張り切って荷物が増えても大変なので、最近は“必要最小限で、あとは現地調達”というスタイルがおすすめ(苗場プリンスホテル下の売店が便利)。

「雨がイヤ、というか野外がイヤ」という方もいるでしょうが(筆者もアウトドアなんて全然興味なかったし、むしろ苦手でした)、雨でぬかるんだ道も馴れてしまえば逆に楽しくなるはず。そんな方には、甲本ヒロトさんの名言「雨でも降らんと、野外でやる意味がなかろう」を贈ります。

五感をフルに使って自由に楽しむ

世界各国の料理やお酒が充実している“ワールドレストラン”、“ドラゴンドラ”(という名のゴンドラ)で行く山頂ステージ、川遊びもできるホワイト・ステージそばの“ところ天国”、パリの伝説的キャバレー、ムーランルージュをイメージした秘境的ステージ“カフェ・ド・パリ”、地元・新潟の食材を味わえる“苗場食堂”など、ライブ以外の楽しみもたっぷり。

筆者も“ライブ観てるより、飲んでる時間のほうが長いのでは?”という年もありましたが、それもまたフジロックの魅力です。

目当てのアーティストだけにこだわるのではなく、のんびりリラックスした気分をキープしながら、目にするもの、耳にする音にフラットに接し、五感をフルに使って自由に楽しむ。そのときに得られる解放感こそが、フジロックの醍醐味であり、多くのリピーターを生み出している理由なのだと思います。

TEXT BY 森 朋之


イベント情報

FUJI ROCK FESTIVAL’19
07/26(金)新潟・苗場スキー場
07/27(土)新潟・苗場スキー場
07/28(日)新潟・苗場スキー場


日本野鳥の会オンラインショップ「Wild Bird」
THE NORTH FACE OFFICIAL WEBSITE
『FUJI ROCK FESTIVAL’19』ステージ別ラインナップ
『FUJI ROCK FESTIVAL’19』OFFICIAL WEBSITE


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