大人気クイーントリビュートバンド、GUEEN(グイーン)が、抱腹絶倒&圧巻のステージでクイーンファンを圧倒!

■クイーンのスタジオ録音盤のサウンドを忠実に再現することをコンセプトにしつつも、あくまでも基本姿勢は”コミック・バンド”を貫くクイーン偏愛バンド、GUEEN(グイーン)

クイーンのトリビュートバンド、GUEEN(グイーン)が、5月5日、東京・渋谷TSUTAYA O-EASTにてワンマン・ライブを開催。集まった1,000人のオーディエンスを抱腹絶倒の渦に包み込んだ。

先日、幕張メッセで開催されたクイーントリビュートイベント『A NIGHT AT THE MAKUHARI』にも出演し、日本のトリビュートバンドの実力を見せつけたGUEEN。来年にはデビュー30周年を迎える、老舗クイーントリビュートバンドだ。

クイーンのスタジオ録音盤のサウンドを、忠実にステージで再現することをコンセプトにしつつも、あくまでも基本姿勢は”コミック・バンド”を貫くクイーン偏愛バンド。2013年には、ポール・マッカートニー夫人の誕生パーティーで演奏し、ポール始め奥様、メンバーらを大爆笑(!?)させた。

■映画『ボヘミアン・ラプソディ』にちゃっかり便乗! Ray Wa!(令和)コール&レスポンスも
この日はGUEEN恒例の春&秋リサイタルの一環。今年は映画のヒットにちゃっかり乗っかって、タイトルも『GUEENのボヘミアン・ラプソディ」と思いっきり映画寄せ。冒頭、左右のスクリーンに映し出されたのは、20世紀FOXのオープニング風の映像。が、よく見ると21st Centuryでなく29th Anniversaryの文字。

ブライアン・メイが弾いたファンファーレ風に鳴り響いたのは、寅さんのテーマ! オープニングから笑いを取ってくる。

スモークが焚かれる中。ステージにメンバーが表れ「炎のロックン・ロール」でコンサートはスタート。初期のフレディお馴染みの黒のバレエスーツに身を包んだフレディ波多江は、マイクスタンドからマイクが抜けず悪戦苦闘。スタッフの助けでなんとか窮地を脱しマイクに向かう。もちろん、これもネタ。場内苦笑いの中、しばらく真面目(!?)に演奏。

MCでは、映画公開前の昨秋のコンサートでヒット祈願したことを話し、映画の大ヒットはあのときのウチらの祈願のおかげ! と嘯(うそぶ)いて笑わせる。「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」でドラマーがリードボーカルを取る間に、フレディ波多江はお色直し。「誘惑のロックン・ロール」では純白のザンドラ・ローズの衣装で再登場。曲中のコール&レスポンスでは「Ay Oh!」ならぬ「Ray Wa!(令和)」で客席を沸かせる。

■あの悪徳マネージャー、ポール・プレンターまでもが登場し、場内大爆笑!
続いてフレディ波多江は、ピアノの前に座り、おもむろに「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」を弾き始める。ピアノの傍らには煙草を咥えたポール・プレンターの姿が。映画では悪役として描かれたフレディの付き人だ。映画のあのシーン同様、ポールが波多江の唇にそっと近づいたところで暗転し、場内は大爆笑。かと思うと「愛にすべてを」では感動の演奏で場内は感涙の大合唱と緩急自在で客席を翻弄し続ける。

■会場全員参加の自転車ベルタイム「バイシクル・レース」
ブライアン・井口がピアノを弾きながら「オール・デッド」を歌う間に、フレディ波多江は3度めのお色直し。今度は黒のレザースーツに黒のポリス・キャップ。1979年『LIVE KILLERS』ツアーの頃のフレディの衣装だ。曲は「バイシクル・レース」! 間奏ではGUEEN恒例の自転車ベルタイム。ファンはマイベルを取り出し、持ってない新しいファンにはメンバーがステージから配布し、全員での自転車ベル鳴らしタイム。新元号を祝って自転車ベルで三三七拍子を鳴らすひと幕もあり、お客さん皆さんが楽しそうでニコニコしている。

■OPコーラスから、オペラコーラスまで! まさかの「ボヘミアン・ラプソディ」完全演奏
「地獄へ道づれ」から、フレディ波多江はこの日4度目の衣装チェンジで登場。黄色いジャケットに白いパンツ。フレディ生前最後のライブとなった、1986年『マジック・ツアー』のコスチュームで大ヒット曲の連打。もちろん「ブレイク・フリー (自由への旅立ち)」での女装も忘れない芸の細かさ。衣装スタッフの苦労が忍ばれる。

圧巻は「ボヘミアン・ラプソディ」。前述の通り、GUEENの信条はスタジオ盤の完全再現。本家クイーンのメンバーですらライブでは演らない冒頭のコーラスから、あのオペラコーラスまでメンバーで生披露。初めてGUEENを観たオーディエンスを驚かせた。

気がつけば、映画『ボヘミアン・ラプソディ』に使われた楽曲を演奏しながらフレディ歴代の衣装と、その時代ならではの演奏でクイーンのライブの歴史を一気に辿っていった技は圧巻。ちょいちょいお笑いを挟むも、クイーン愛に満ちた確かな演奏技術があってこそ。GUEEN恐るべしだ。

■アンコールは、お約束の『LIVE AID』ならぬ『LIVE EDO』
映画『ボヘミアン・ラプソディ』に思いっきり寄せたこの日のラストは、もちろん『ライブ・エイド』。スクリーンには『ライブ・エイド』のステージに向かうフレディ波多江が映し出される。ステージ後方には『LIVE AID』ならぬ『LIVE EDO』(!?)の旗が。ごていねいにもギターのネックはアフリカ大陸ではなく、東京都の地図に刺さっている。

そこへ、ステージには警官姿の2人が登場。実際のクイーンの演奏前に、警官に扮した人気コメディアンのメル・スミスとグリフ・ジョーンズの名調子のやり取りだ。とはいえ、映画ではもちろん、『ライブ・エイド』のDVDにすら入ってないこのシーン、おそらくほとんどの人は知らないはず。そこまでやるか! と改めてGUEENのこだわりのすさまじさを痛感。

警官ふたりの紹介で、いよいよGUEENのメンバーがステージに再結集。ここからの21分は、あの『LIVE AID』のパフォーマンスを完全再現。フレディにつきまとうカメラマンや、ケーブルさばきのアシスタント君までも、本物と一緒の動きをするから、こだわり度は半端ない。

普段はスタジオ盤の再現を信条とする彼らだが、この日はライブ音源にスタジオ盤のアレンジをMIXさせる、GUEENならではのトリッキーな演奏を披露。笑わせながらも、「RADIO GA GA」から「伝説のチャンピオン」まで客席を完全にひとつにさせてしまう。

オーラスの「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」までも生演奏し、笑いあり、感動ありの見事なパフォーマンスで2時間20分のステージを疾走。国内最古のクイーントリビュートバンドとしての貫禄を終始見せつけた。

GUEENの次回のワンマン・ライブは11月9日、同じ会場で予定されている。

PHOTO BY Tetsuya Tsuji

『GUEENのボヘミアン・ラプソディ』
令和元年5月5日(日・祝)@東京・渋谷TSUTAYA O-EAST
<セットリスト>
01.炎のロックン・ロール(Keep Yourself Alive)
02.ドゥーイング・オールライト
03.輝ける7つの海(Seven Seas of Rhye)
04.キラー・クイーン
05.アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー
06.誘惑のロックン・ロール(Now I’m Here)
07.ラヴ・オブ・マイ・ライフ
08.愛にすべてを(Somebody to Love)
09.オール・デッド
10.バイシクル・レース
11.ファット・ボトムド・ガールズ
12.ドント・ストップ・ミー・ナウ
13.‘39
14.地獄へ道づれ
15.アンダー・プレッシャー
16.ブレイク・フリー (自由への旅立ち)
17.ボヘミアン・ラプソディ
18.ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
19.リヴ・フォーエヴァー(Who Wants to Live Forever)
20.ショウ・マスト・ゴー・オン
[Encore〜LIVE AID 1985]
21.ボヘミアン・ラプソディ
22.RADIO GA GA
23.ハマー・トウ・フォール
24.愛という名の欲望
25.ウィ・ウィル・ロック・ユー
26.伝説のチャンピオン
27.ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン


GUEEN OFFICIAL WEBSITE
http://www.gueen.com/


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