高橋まこと、BOOWY『LAST GIGS』を語る!「『LAST GIGS』前に、氷室京介と東京ドームのHOUND DOGのライブを観た」

2019.04.05

■「解散したバンドがモニターが聴こえないって言って、初日終わってミーティングだよ。真面目なバンドだよ」(元BOOWY・高橋まこと)

BOOWY絶頂時の突然の解散宣言を受けて翌1988年に行われた、東京ドームギグ2DAYSの初の全曲収録ライブCD『LAST GIGS -THE ORIGINAL-』が、6月12日に発売。これを記念して、4月4日、東京都渋谷区にあるライブハウス“REX”で『LAST GIGS -THE ORIGINAL- SPECIAL NIGHT IN SHIBUYA』が開催された。
※「BOOWY」の二個目の「O」は、スラッシュありが正式表記。

冒頭、まずは意表をついて上映された『1224 -THE ORIGINAL-』のBlu-ray映像で、ファンの意識は瞬時に1987年12月24日、つまりBOOWYファンにとっては伝説となった、ボーカル氷室京介による解散宣言が行われた渋谷公会堂へタイムスリップ。アンコールで告げられたその解散宣言から、たたみこむようなパフォーマンスで披露された最後の曲「DREAMIN’」。その余韻も覚めぬスクリーンへ大きく映し出されたのは、翌12月25日に全国紙へ掲載されたBOOWYからのメッセージを告げる新聞広告。そこには“最後のGIGS(イベント)は、必ず来年プレゼントします。”と大きく書かれていた。

そしていよいよイベント本編の開始。ここでMCのふくりゅう氏が会場のファンに尋ねたのは、31年前に東京ドームでこの『LAST GIGS』を実際に体験した人の人数。当時プラチナチケットになったこのGIGに参加した人は、会場のREXにはなんと8名しかいなかった。ここでシークレットゲストの佐伯明氏が登場。佐伯氏はBOOWYの現役時代にメンバーを何度も取材したり、数多くのGIGを観たりしていた音楽文化ライター。

「12月24日からの約3ヵ月はなんとも微妙な時間でした。今日は31年目の同窓会という気持ちで参加しました」とファンの代表のようなコメントでトークショーはスタート。実際に東京ドームで『LAST GIGS』を体験するまでは、「BOOWYは解散したんだよね……という思いを清算しきれない時間でした」と、今でいう“BOOWYロス”状態だったことを明かした。

「『LAST GIGS』の会場が、東京ドームにセットされたことが体験のないこと。超巨大な会場でどんなライブをやるのか想像するのが楽しみ、と同時にライブハウスでライブを続けてきたBOOWYのイメージが変わってしまうかもしれないことも怖かった。でも蓋を開けたら、一度終わらせたバンドをもう一度甦らせるようなライブだった」

「できたばかりの東京ドームの大きさと、モニターシステムなどがまだ不完全で、メンバーもスタッフも苦労していた。東京ドームは広いため、2階席、3階席のオーディエンスに伝わるまでに数秒かかる。なおかつ何度も反射する。そんな状況のなか必死に克服しようとするメンバーに感動した」

「渋谷公会堂で解散宣言をしたBOOWYは僕のなかでは終わったバンド。そのバンドが東京ドームでベストのパフォーマンスをしようと努力する姿を見て、これは始まりなのではないか、という混濁した気持ちだった。BOOWYが再結成しないこと、整理整頓しないこと、それが魅力にもなっていてファンが増えている。観られなかったからこそ、引きつけられるということ。写真や映像の中でしか見られない、ある意味幻想にもなった存在で、リアルとファンタジーの境目のバンドという気持ちをファンと共有したい」

と当時を懐かしむ場面もあり、トークショーの前半は終了した。

そして、ここでライブハウスならではの迫力の音響設備で、LAST GIGS本編冒頭の3曲、「B・BLUE」「ハイウェイに乗る前に」「BABY ACTION」を試聴。ステージに、さらにスペシャルシークレットゲストとしてBOOWYのドラマー、高橋まことが登場した!

佐伯のアカデミックな話から一転、氷室京介と『LAST GIGS』前に東京ドームのHOUND DOGのライブを事前に観たと、いきなり当時のエピソードを披露するなど、ノリノリな高橋まことのトークが炸裂。

「ドラムセットからはみんながアリにしか見えなかったんだよ」

「東京ドームは渋谷公会堂とは音が全然違う。俺は家にあるスピーカーのデカいのを横に置いてもらってモニターにしたけど、ほかの3人は小さいモニターで何も聴こえない」

「解散したバンドがモニターが聴こえないって言って、初日終わってミーティングだよ。真面目なバンドだよ。みんなを招集してミーティングしていることが不思議だった。またバンドをやるんじゃないかと思ってしまった」

「(12月24日の解散宣言のあとに)事務所から1月に招集がかかった」などと、メンバーでしか知りえないエピソードを次々と披露。

また、今回のライブCD『LAST GIGS -THE ORIGINAL-』に関しては、「『LAST GIGS』東京ドームの2日間は、気持ちや思いの違いがやっぱりあって、それが音に出ていると思う。ぜひ聴いてほしい」と語り、「31年前の『LAST GIGS』が今も聴かれている。ここまで持続力のあるバンドはほかにいない、そんなBOOWYに関われてうれしい、ありがとう!」とファンへの感謝のコメントを残してステージを去った。

最後はBlu-ray『LAST GIGS』から氷室京介の“俺らは、まだまだ伝説になんかなんねーぞ”という名セリフが聴ける「ON MY BEAT」から「BLUE VACATION」「RENDEZ-VOUS」「ホンキー・トンキー・クレイジー」「NO.NEW YORK」と、当時のアンコール曲の映像を再び大スクリーンで鑑賞して、約2時間のイベントは終了した。


リリース情報

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ALBUM『LAST GIGS -THE ORIGINAL-』
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ALBUM『LAST GIGS -1988.04.04-』
※CD2枚組、プレイパス対応
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ALBUM『LAST GIGS -1988.04.05-』
※CD2枚組、プレイパス対応
https://store.universal-music.co.jp/product/upcy7574


特設サイト
https://boowy35th.com/

BOOWY OFFICIAL WEBSITE
http://www.universal-music.co.jp/boowy/


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