【オフィシャルライブレポート】
EBiDAN 39&KiDS
HMV presents 星男祭2018
2018年12月16日@AiiA 2.5 Theater Tokyo
第1部は、15名の小学生からなるBATTLE KiDSと、スターダスト初の男女混合ユニットDAN⇄JYOの2組がオープニングアクトとして登場。その後本編のトップバッターとして、クールさを保ちながらも熱いボーカルとダンスでオーディエンスを魅了したBATTLE BOYS全国選抜が会場を盛り上げ、ポップな楽曲とキレのあるダンスを披露したZeBRA☆BLACK、クールなトラックを見事に乗りこなすEDAMAME BEANSへ。AMEZARI -RED STARS-はロックテイストのサウンドでエネルギッシュなステージを展開した。
第1部の中盤戦は<BATTLE SONGS企画>。注目のクリエイター集団Co-Write Farmの作曲家が、仙台・東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄、それぞれの地域性やグループの個性を重視して作り上げた楽曲を初パフォーマンスしていくコーナー。
BATTLE BOYS OKINAWAは沖縄の広い空を思わせるような開放感あるサウンドに仕上げた「チュラパラ」で盛り上げ、BATTLE BOYS NAGOYAは初ステージへの気迫をみなぎらせたパフォーマンスで「You will be mine」を披露。BATTLE BOYS FUKUOKAの楽曲は、大切な人を想う切ない気持ちを歌った「1000km」だ。
男らしさやセクシーな一面をのぞかせる「Love me up」でワイルドな魅力を振りまいたのはBATTLE BOYS TOKYO。BATTLE BOYS OSAKAは力強いバンドサウンドで「君のために」を歌い上げた。なお今回のこの企画では、事前に楽曲を配信しファンからのリアクションで順位を決定。
1位に輝いたのはBATTLE BOYS SENDAIの「KIZUNA」で、「これまでは負けてばかりで悔しい思いをしてきたけど、今回1位を取れて嬉しいです」と素直な言葉で喜びを伝え、心からの感謝とともにパフォーマンスを披露していた。
ひときわ大きな歓声に迎えられたSUPER★DRAGONは「Mr.GAME」や「The Survivor」など3曲を披露し、7人の個性(※この日のパフォーマンスでは毅と彪馬が欠席)とチームワークが光る圧倒的なステージングでオーディエンスを魅了。ダンスというよりもひとつの舞台を見ているような迫力のパフォーマンスが圧巻だった。
トリを務めたのは、BATTLE BOYSとHMVがタッグを組んだ新プロジェクト、BATTLE STREETの初パフォーマンス。期待感を盛り上げる怪しげなSEの中、仮面で顔を覆ったメンバーが現れると客席からは歓声が上がる。仮面を外したメンバー7人に熱い視線が集まる中、「STARGAZER」と「Macanas」の2曲を披露。ストリート感の中にも華麗な要素を盛り込んだ、あらたなグループカラーが新鮮だった。
第1部のエンディングでは、出演メンバー全員79名とSUPER★DRAGONがステージに登場。オーディエンスも一緒に「HMV presents!」「星男祭―!」と声を合わせ、華やかな銀テープが舞う中で幕を閉じた。
先輩 M!LKも登場した、第2部
18時からスタートした第2部のオープニングアクトは、第1部に続いて登場したDAN⇄JYOと、次世代を担うボーカリストのオーディションで選出された男性3名と、期待の新人女性2名からなる超ボーカル選抜メンバー。星男祭に新しい風を吹き込む2組に続き、第2部の本編はBATTLE STREETからスタートした。会場に渦巻いていた熱気と真っ赤なサイリウムは、そのまま2番手のZeBRA☆REDへ。アクロバティックなパフォーマンスややんちゃな笑顔に歓声が上がっていた。
ここからはBATTLE BOYS KYUSHU&OKINAWAを皮切りに、BATTLE BOYS NAGOYA、BATTLE BOYS OSAKA、BATTLE BOYS SENDAI、BATTLE BOYS TOKYOの順でオリジナル曲をテンポよく披露。大人っぽいラブソングから地元愛を歌ったものなど、それぞれのグループの個性を全面に打ち出した選曲で客席を沸かしていった。
天真爛漫なパフォーマンスでアピールしたのはスタメンKiDS。思わずクスッと笑ってしまう自己紹介を盛り込んだ「イントロデュースドbyスタメンKiDS」に、ちょっぴり大人っぽいムードの「スタメンパイレーツ」を全力で歌いきった。
M!LKが登場すると、客席のカラフルなサイリウムが一斉に揺れ始めた。賑やかな自己紹介を楽しめる「めちゃモル」から7人体制になった覚悟と決意を歌った「Over The Storm」、カッコ良さとお茶目なパフォーマンスで客席を巻き込んでいく新曲「ジャングリズム」の3曲で一気に駆け抜け、初めて見た人でも必ず楽しめるM!LKのライブの真骨頂を披露してくれた。
第1部に続いて登場したBATTLE BOYS 全国選抜は「Sha na na」を歌い終えると、今日がBATTLE BOYS 2nd STAGEの最後であることを告げた。
武藤 潤 試練もあったけど、サポーターの皆さんのおかげ。坊主の時間も悪くなかった(笑)。
長野凌大 1stを超えなきゃというプレッシャーもあったけど、この5人で「Sha na na」が歌えて良かった。
紀田直哉 福岡のリリイベの夜に絆が深まった。これからも皆さんの期待に応えたい。
弓木大和 皆さんのおかげでめちゃくちゃ楽しめた。人数が減った不安も、このメンバーだから乗り越えられました。
小泉光咲 楽しかったのも皆さんのおかげ。最後にBATTLE BOYS企画の象徴的なこの曲を聴いてください。
と語り、熱い思いのこもった全力の「ebidance」で締めくくった。
その後はBATTLE BOYS全員がステージに呼び込まれ、2nd STAGEは幕を閉じてしまうが、なんと次なる3rd STAGEが今日から始まることをアナウンス。東西の全国選抜メンバーが集結し、7月7日には豊洲PITでライブイベントを開催することも告げられた。
大歓声の中、最後に歌われたのは出演者もオーディエンスも一緒になっての「恋のDingDong」。今年の「星男祭」第2部を締めくくるにふさわしい賑やかなエンディングにはM!LKも登場し、後輩メンバーたちとわちゃわちゃしながら挨拶を(笑)。それぞれのグループも2nd STAGEを終えるに当たっての素直な気持ちや今日の感想を伝え、力強く来年の抱負を語ってくれた。ベストを尽くしたからこそのエンディングには、感激の涙や全力の笑顔などがステージのあちこちでキラキラ輝いていた。
TEXT BY 山田邦子