グドモ10年史をジョージ・ウィリアムズと振り返り。たなしんの発言に金廣、渡邊、ペギがざわつく!?【GG】

12月8日にMUSIC ON! TV×日本工学院専門学校が送るイベント『GG NEXT』への出演が決定した、グッドモーニングアメリカが『George’s Generation』に登場。10周年イヤーを駆け抜けるグドモの10年史に迫る!

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ラジオのDJ、VJとして活躍するジョージ・ウィリアムズと“年齢”にフォーカスを当てて語り合う「George’s Generation(ジョージズ ジェネレーション)」。


【George’s Generation Vol.6】
グッドモーニングアメリカ

現在
グッドモーニングアメリカ 10周年

ジョージ・ウィリアムズ ベストアルバムにツアー、YouTuberデビューに弾き語りライブとか。どう感じてるんですか、この10年を。

金廣真悟 駆け抜けてきたんだなっていうのを感じつつ、ベストアルバムを出すタイミングで今まで出したアルバムを改めて聴いたりしたんですけど、自分たちの変化を感じたし、それがあって今の自分たちがあるんだなということを再確認できましたね、お客さんに感謝しつつ。本当にこの10周年ていうのを楽しめたんじゃないかなというのは思ってます。まだまだ終わりではないですけど(笑)。

ジョージ ペギさんが入って10年なんだよね。じゃあ、ペギさんはこの10年をどう感じてる?

ペギ 「よく続いたな」っていうのが率直な感想です。入ったのが23歳か24歳くらいだったんですけど、それがこの歳まで続けてるとは。当時は考えてもなかったです。本当によく(バンド活動を)やらせてもらえたなっていう(笑)。

ジョージ バンドマンの10年って、とにかく濃いんじゃない?

渡邊幸一 バンドマン以外の10年を味わったことないですからね……わからない!(笑)

一同 (笑)。

ジョージ ハハハ、そうだよね。

渡邊 この10年が何かと比べて濃いか、薄いかはわからないですけど……充実した10年だとは思います、もちろん。いろんなことがありましたし。

ジョージ “いろんなこと”っていうのは?

渡邊 ペギが入る前から、僕ら(金廣、渡邊、たなしん)はこのメンバーでバンドを組んでて。メンバーが変わったり、ボーカルの金ちゃんの喉の手術で活動休止があったり、いろんなことがありました。

たなしん 僕はYouTuberにもなりましたからね(笑)。本当に面白いことしか起こんなかった10年だったなと思います。YouTuberの他にも、フルマラソン走ったり、武道館でバク転も! それこそペギの話じゃないですけど、始めた時には思ってなかったことばかりやってますね。

ジョージ でも、何があってYouTuberに?

たなしん 僕らの10周年はお客さんあってこその10年だから“10くらいの恩返し”ということで、いろんな面白い企画を立てて楽しんでもらおうという話をした時に、「最近、YouTuberが流行ってるし、たなしんやってみたら?」って、軽い気持ちで。これがまあ大変で(笑)。

大変っていうのは、YouTuberの皆さんは“毎日更新”が基本的なルールらしいんですけど、僕はそもそもバンドやってるじゃないですか。他のYouTuberさんたちと肩を並べて頑張ろうとすると、バンド以外の時間を全部YouTubeに費やすことになるんですよ。そこがいちばん大変かもしれないですね。

ジョージ バンドで時間を使ってるのに、YouTuberとしての活動も始めたわけだからね。でも、時間の使い方は上手になったんじゃない?

たなしん そうなんですよ! まさにそれなんです!!。

(金廣、渡邊、ペギがざわつく)

ジョージ 金廣さんは笑ってるし、ペギさんもそうか? って顔してますけど、実際のところは?

ペギ YouTuberになっても時間にはルーズだと感じますけどね。

たなしん 遅れちゃうのは変わんないんです!

一同 (笑)。

高校時代
前身バンド、for better, for worse結成

ジョージ せっかく皆さんいるので、ルーツの話を。グッドモーニングアメリカの前身バンドであるfor better, for worseは高校生の頃に結成したバンドですよね?

金廣 そうですね、高校の時に。正確には俺は後から入ったので、このふたり(渡邊幸一、ペギ)が結成当初からいるメンバーです。

ジョージ どんなことを覚えてる? とりあえず半年間やってみようとか、文化祭に出たらそれでいいやって気持ちだったのか、それともこれは絶対最後までやるぜ! っていう熱さが最初からあったのか。

渡邊 同じ高校にTOTALFATっていうバンドがいて、彼らが先にライブハウスでライブをしているのを、僕とたなしんで観に行ってたんですよ。「俺たちもバンドやっちゃう?」「楽しそうだしやってみようよ」みたいな始まり方で。

だから、バンドやってこうぜ! て気持ちや文化祭までやろうとか、そういう熱さも目標も最初はなくて(笑)。ただ、すごく楽しそうだったから俺たちもやりたいよねって。本当にそれだけの気持ちで始めました。

大学時代
夢か現実か。リアルに考える“将来のこと”

ジョージ そして、大学進学。大学生にもなると、バンドっていう夢を持っていても、こういう選択肢もあるなっていう、将来にリアリティが出てくる時期だと思うんですよ。

金廣 そうですね。ただ、僕の場合は大学進学時に「この大学に入って、こういうことを学んで、こういう大人になりたい」ってことをそこまで深く考えてなかったんじゃないかなって、今思うと。

要するに、猶予期間ですよね。社会人になるまでの猶予……当時はそのぐらいにしか考えてなかったなって。運よくfor better, for worseに入って、ライブして、CD出して。本当に喜びのままバンドばっかりやってました。

これからバンドをずっとやっていくぞって考えてたわけじゃないけど、ずっと新しい喜びが目の前にあって、それをずっとずっと追いかけているうちに今に続いていた感じです。

ジョージ 想像を膨らませて向かっていく夢も良いけど、目の前にあるものを楽しんでいく夢も良いね。

金廣 好きだからこそ追求するのも楽しかったし、ちょっとずつ成長できてるのを実感できるともっと楽しかったし、うれしさもありました。

金廣真悟(vo、cho)

渡邊 僕はひとりっ子で大学まで行かせてもらってるぶん、結構両親に言われましたね。「あんたいつまでバンドやるの」みたいな。

まわりが就活し始めた時も「もうちょいやりたいな、もうちょいやりたいな」って思いが強まるばっかりで。ここじゃ終われないなっていうのがあったんですよね。

まわりのバンド仲間は頑張っているのに、俺ら何も残せてないじゃんって。もうちょいやれば結果出せるんじゃないかって……親ににもわがままを言って、自分の夢を追いかけさせてもらいました。

ジョージ どう親に言ったんですか?

渡邊 なんて言ったかな~。どう言ったかは出てこないんですけど、覚えてるのはなんだかんだ親は優しかったってこと。「いつまでやるの!」と言いつつ、見守ってくれてますからね。まぁ、思い返してみるとどの言動も優しさなんだったんだなって。

心配だからこそ、口うるさくもなると思うんですよ、親って。当時はバンドで結果を出したいってことしか考えてなかったから気づけなかったけど、あれは親の優しさで“頑張ってほしい”って意味もあったのかなと。

渡邊幸一(g、cho)

ジョージ 俺もラジオのDJになりたいって学生の頃に言ったらね、「何言ってるの!」って。でも、自分の気持ちを説明したらさ、「あぁ、わかった。よしじゃあ、頑張りな!」って最後には応援してくれてね。たなしんはどんな学生だったんですか?

たなしん あの……音楽人としてはいちばん失格なんですけど“こいつに誘われたからやってやる”みたいな気持ちだったんですよ。でも、バンドはすごく面白くて。ミュージシャンってみんな個性的だし、話してるだけでも面白い。

さらに、そんな才能ある人たちと一緒に音楽ができて、ステージに上がれるんですよ。もうね、本当すっごい楽しい! 人に付いていくかたちでバンドを続けてたから、そんな自分がステージに立っていいのか? みたいな気持ちはずっとあったんですけど……でも、僕はこういうメンバーとこういう歌をうたいたいって気持ちに嘘はなくて。

たなしん(b、cho)

そういう人たちと一緒にできるんなら本当に幸せです! っていう気持ちしかなかったから、ちょっとメンバーにおんぶに抱っこで乗っかってたなって。

金廣 まぁ最初はそうだったかもしれないですけどね(笑)。今、このグッドモーニングアメリカには、やっぱ“たなしん”という広告塔じゃないですけど、バンドの顔がいてくれて良かったなって。

音楽始めたきっかけ自体が人とコミュニケーションするのが苦手だったからなのに、音楽をやることでしゃべらなきゃいけない、人前に出なきゃいけないとか、すげー嫌だなと思ってたんですけど、最初は。

それを全部たなしんが背負ってやってくれたので、そのおかげで俺らがここまでこれたんだと思います。

転機
ペギ加入、そしてグッドモーニングアメリカへ

ジョージ 手術のことだったり、その前に活動休止を経験したこともあって、いくつかの分岐点があったと思うんだけど、どのタイミングが転機だったと思う? 良い流れというか、本来の自分たちの良さを思い切り発揮できるようになってきたっていう、そういう瞬間っていうのかな。

金廣 それこそペギが入ってからじゃないですかね。前のドラムは頭で考える慎重派で、すごい洗練されたものを作るタイプ。ペギは今は結構考えてやってくれるんですけど、最初はとにかく行動あるのみ! な感じで(笑)。

俺も行動派で、新曲早く作りたい、ライブしたいと先にどんどん進みたいタイプでもあったので、ペギが入ったことで行動派が増えて活動自体も結構前のめりになって加速したというか。

どんどんスピードが上がっていくから、たなしんもこういう方向性でやっていこうみたいなのとか、曲もこういう方向性でやっていこうとか、スピードのぶん経験値も増えて。その一つひとつの重なりで今があるんじゃないかな。

ペギ まあ、このバンドは俺次第ってことですね。

一同 (笑)。

ペギ(ds、cho)

あの頃の自分へ
今の自分だからこそ、伝えたいこと

ジョージ 例えばの話なんですけど。18、19歳ぐらいの自分に、アドバイスできるなら何を言いたいですか?

金廣 もっと人に心を開いて、いろんなことを話しとけば良かったなとは思いますね。結構自分で悩んで考えるタイプだし、もうその頃には形成されてたんだと思うんですけど、それは今も変わらないから。

そのおかげで音楽ができてるとは思うんですけど……でも、もうちょっと開いた自分であったなら、いろんな悩みとかを共有してくれる、そういう人たちが回りにいたので、人に頼ることをもっとしても良かったなって。

もっと隣にいる人とか、まわりを信用して、生活していたら、もっとみんなで楽しくいろいろできたのかなっていうのはすごく思います。

渡邊 ちょっと金ちゃんと重複しちゃうんですけど、僕もやっぱ友達を大切にしたほうが良いなっていうのをすごい思いました。

18、19歳ぐらいだと、バンドのことしか見えてなくて。この年になって友達の大切さに改めて気づかされるんで、友達を大切にしていけば自分のためにもなるし、絶対に。ていうのは、18、19頃の自分に言うかな。

ペギ んー……その頃、俺ずっと遊んでたんですよ、友達と。で、その頃を思い出すと、すげー楽しかったなって。「そのままでいい。今のお前は、正しいぞ」って俺は言えますね。

親にもすごい反抗したし、ひたすら遊んでたんですけど、あの頃に親を悲しませたぶん、今すげー親孝行してるんですよ。プレゼントを贈ったり、一緒に旅行行ったりとか。

今、素直に親孝行できるのはそういう経験があるからで。相当心配させたと思うし、結構裏切っちゃったなっていう思いは……今はあるので。しかも、当時一緒になって笑ったり、痛い思いも辛い思いもいっぱい経験した友達は今でももすごい仲良いんですよ。だから「今、そのままでええぞ!」と(笑)。

ジョージ 若いうち、友達と一生懸命遊んだり、バンドやる楽しさはわかる。でも、親として心配はしてたとは思うんですよ。ただ、安心させるチャンスを自分自身で掴んだわけじゃないすか。

ペギ さっき幸一さんも言ってましたけど、心配しても我が子なんで、応援してくれてたのかなっていうのは思いましたし、今やっぱそういった話するんすよ。「あの時どう思っとった?」みたいな。そうしたら「相当辛かったけど、でもやっぱ応援しとったよ」みたいなことを言ってくれて。で、強いハグして、キスして帰った。

一同 (笑)。

たなしん 特にアドバイスはないです。言うなら「ずっと一緒だよ」ってことですかね。18、19歳ぐらいから幸一や19歳くらいからは金廣くんとも一緒にいるんですよ。悩みながらもここまで続けて、今でも一緒にいる。18歳ぐらいから変わってないよって。

未来
バンドを続けていく、ということ

ジョージ ちょっと重い話になりますけど、今の音楽業界ってCDが売れない、音楽離れが加速しているって言われますが、その中にいる皆さんは何を思っていますか?

渡邊 いきなりデカいテーマ来ましたね! 今の音楽業界は悲観的な側面が多いじゃないですか。今ジョージが言ったみたいに、CDが売れなかったりとか。

でも、あんまりネガティブなことばかりを言っていてもしょうがないなって、一周回ってそういう気持ちです。チャンスはあるわけじゃないですか。SNSだったり、ネットで。それこそ、どこぞの有名人にツイートされて世界中でバズった、みたいな。

僕らも然りですけど、いろんな若い子たちでも、例えば弾き語り動画がいきなり世界中に広まる可能性もあるって考えたら、CDがめっちゃ売れてた頃にはなかったチャンスだと思うし。そういう可能性を見つけていけばいいんじゃないかって思います。

ジョージ・ウィリアムズ

金廣 絵や芸術といったアーティストに比べると、音楽のアーティストは多かったなって思うんですよね。それを仕事にしてご飯を食べられる人が。そう考えると、通常の状態になったんじゃないかな? って。

今まではメジャーデビューしたら食えるっていうのが当たり前だったけど、たぶんその状況がもてはやされすぎだったんだと思います。で、アーティストはどんどん誕生していくわけだから、今度はより突出した“何か”がないと生き残れなくなってくる。

それは、音楽だけじゃなく、絵でも服でも何の世界でもそうだと思うんですけど。今、音楽に何かしら携わっている人たちって音楽が好きだからいて、じゃ好きでいるなら自分の居場所は自分で探していくものだと思うし。音楽バブルな時代があっただけなんじゃないかなっていうのを感じますね。

今がすごく正しい在り方。才能ある人、熱意のある人、努力をした人が報われる時代。良いものは良いとちゃんと評価される……原点に戻ったんじゃないかなって、そう思います。

TEXT BY M-ON! MUSIC 編集部
PHOTO BY 冨田 望


イベント情報

☆11月9日23:59まで、10名限定招待受付中!
GG NEXT 2018 supported by 日本工学院
12/08(土)都内某所
出演:グッドモーニングアメリカ
MC:ジョージ・ウィリアムズ
※本イベントの模様はMUSIC ON! TV(エムオン!)にて2019年放送予定。

詳細はこちら


ライブ情報

みんなで!!!!YEAH!!!! ONE-MAN tour 2019
01/12(土)千葉・LOOK
01/13(日)群馬・前橋DYVER
01/19(土)長崎・DRUM BE-7
01/20(日)福岡・DRUM SON
02/02(土)茨城・水戸LIGHT HOUSE
02/03(日)宮城・仙台enn2
02/09(土)岡山・津山K2
02/10(日)兵庫・神戸太陽と虎
02/11(月・祝)京都・GROWLY
02/16(土)新潟・CLUB RIVERST
03/09(土)神奈川・横浜BAYSIS
04/20(土)愛知・名古屋CLUB QUATTRO
04/21(日)大阪・梅田CLUB QUATTRO
04/29(月・祝)東京・渋谷CLUB QUATTRO

詳細はこちら


プロフィール

グッドモーニングアメリカ
金廣真悟(vo、cho)、渡邊幸一(g、cho)、たなしん(b、cho)、ペギ(ds、cho)。東京・八王子にて、高校の同級生で前身バンドの“for better, for worse”を結成。2007年に“グッドモーニングアメリカ”へ改名。

グッドモーニングアメリカ OFFICIAL WEBSITE

 

ジョージ・ウィリアムズ
日本とイギリスのハーフ。オルタナティブロックのDJ、VJとしてテレビ、ラジオ各局に出演する。

ジョージ・ウィリアムズ OFFICIAL WEBSITE


リリース情報

2018.11.14 ON SALE
ALBUM『!!!!YEAH!!!!』
TRIAD

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