“ナレーターは十代半ばの少女によってなされることが希ましい”。のん、作曲家・武満徹の傑作「系図」の語り手に抜擢

2018.08.16

■「とてつもない緊張を感じる中ではありましたが、美しい演奏と詩がひとつになっていくのを体験できる、貴重な時間を過ごさせていただきました」(のん)

映画『この世界の片隅に』で、声優として唯一無二の表現力を披露し、大反響を呼んだ、女優/アーティストの“のん”が、日本人クラシック作曲家の傑作に“語り手”として挑むことが明らかとなった。

日本コロムビアのDENONレーベルで今年4月からスタートした、イタリア出身の若き天才指揮者アンドレア・バッティストーニと東京フィルハーモニー交響楽団によるレコーディングプロジェクト『BEYOND THE STANDARD』の2枚目で、のんが語り手として参加することが発表された。

『BEYOND THE STANDARD』は、クラシック王道の名曲中の名曲と、日本人作曲家による傑作をカップリングし、時代と国を越え、あらたなスタンダードとして打ち出そうというもの。4月にリリースされたVol.1のドヴォルザーク「新世界より」&伊福部昭「シンフォニア・タプカーラ」「ゴジラ」に続くVol.2は、チャイコフスキーの晩年の代表作、交響曲「悲愴」と、日本を代表する作曲家、武満徹の同じく最晩年の傑作である「系図」をカップリング。

この「系図」という作品は、オーケストラ演奏をバックに、谷川俊太郎の詩集『はだか』の中から選ばれた詩が朗読される形式の作品。楽譜には、作曲者による“ナレーターは十代半ばの少女によってなされることが希ましい”という指定があり、これまで、遠野凪子や上白石萌歌などが語り手を担当してきた。

今回は、作曲家の指定の年齢とは異なるものの、『この世界の片隅に』での名演に感銘を受けた制作サイドの「この作品の決定盤を作りたい」という熱いラブコールを受けて、“のん”の起用となった。

レコーディングを終えたのんは、「美しい演奏と詩がひとつになっていくのを体験できる貴重な時間を過ごさせていただきました」とコメントを寄せている。

のん コメント
このたび、武満徹さんの曲に流れる谷川俊太郎さんの詩を読ませていただくという役をいただき、心からうれしく思っています。
バッティストーニさんの指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団の皆様とのレコーディングは、とてつもない緊張を感じる中ではありましたが、美しい演奏と詩がひとつになっていくのを体験できる、貴重な時間を過ごさせていただきました。
系図 family tree、キラキラと輝く音の中に落ちる不穏な裂け目は、不思議と胸に染み渡って希望を見出す。素敵な曲に参加できて、素晴らしいオーケストラの皆様、バッティストーニさんとご一緒できて、本当に楽しかったです。たくさんの方のもとに届くことを願って。


リリース情報

2018.10.24 ON SALE
アンドレア・バッティストーニ指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
語り:のん
ALBUM『BEYOND THE STANDARD vol.2』

<収録曲>
■ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」
Peter Ilyich Tchaikovsky : Symphony No.6 in h moll, Op.74 “Pathetique”
1 第1楽章 Adagio-Allegro non troppo
2 第2楽章 Allegro con grazia
3 第3楽章 Allegro molto vivace
4 第4楽章 Finale. Adagio lamentoso-Andante-Andante non tanto

■武満徹:系図―若い人たちのための音楽詩―*  詩:谷川俊太郎
Toru Takemitsu : Family Tree -Musical Verses for Young People-
5 むかしむかし  ONCE UPON A TIME
6 おじいちゃん  GRANDPA
7 おばあちゃん  GRANDMA
8 おとうさん  DAD
9 おかあさん  MOM
10 とおく  A DISTANT PLACE

録音:2018年5月21日〜22日 東京オペラシティ コンサートホール


アンドレア・バッティストーニ OFFICIAL WEBSITE
http://columbia.jp/artist-info/battistoni/

のん OFFICIAL WEBSITE
https://nondesu.jp/


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