マジボ、“全員卒業ライブ”で完全燃焼!「以上、中学生と高校生のラップグループ、MAGiC BOYZでした、バイバイ!」

■「大変なこともたくさんあったけど、それを上回って、楽しいことが多かったし、この4人だったから、ここまでこれたと思います」(MAGiC BOYZ マヒロ)

マヒロの卒業への意向を受けて、トーマ、リュウト、ジョーを含めたメンバー全員の卒業と、グループの終了を発表したMAGiC BOYZ。そのグループとしてのラストライブとなる『MAGiC BOYZ iTTAN FiNAL』が、7月16日に行われた。

40度近い炎天下の中、会場となる渋谷SOUND MUSEUM VISIONのある道玄坂にはホーミー(マジボファンの呼称)による長蛇の列ができ、マジボとしての最後の勇姿をその目に焼き付けようと、その開場を今か今かと待ちわびている。

そして、BGMとして流れていたマジボのフルアルバム『第一次成長期~Baby to Boy~』が鳴り止み、舞台裏から4人のライブ前の掛け声が聴こえると、会場を埋め尽くした超満員のファンからは大きな歓声が上がった。

ライブは、彼らのデビューシングルである「MAGiC SPELL~かけちゃうぞ!ぴっぴっぴっ~」からスタート。メンバーもミュージックビデオやCDジャケットで着用していたマントを身に着け、過去と現在を結びつけるような演出で登場。続く「マジボのテーマ~Baby to Boy~」ではDJジョーがターンテーブルでのスクラッチでスキルをアピールし、その成長ぶりを見せた。

トーマの「これがラストライブ、最後までついてこい!」というシャウトから「illson feat.NIPPS、オカモトレイジ(OKAMOTO’S)」へ展開すると、スクリーンにはトーマ、リュウト、マヒロの3人が中学生の頃に撮られた、この曲のミュージックビデオが映し出され、まだまだあどけない表情を見せる映像の彼らと、身長やラップスキルなど、すべての面でパワーアップした舞台上の姿がオーバーラップする。

ベテランラップグループ、餓鬼レンジャーとのコラボで制作された「10000000000YEN」での、ジェラルミンケースから取り出した札束をメンバーが客席へ投げるパフォーマンスや、EAST END×YURIのYURIをフィーチャリングしたことも大きな話題となったMAGiC BOYZ×YURIでの「パーリーしようよ」での丹念な聴かせるラップなど、これまでのコラボワークを披露していくマジボ。

そのなかには「Disの極みメガネ」ことDOTAMAとのコラボで制作された、マヒロがソロを取る「イラッとするコト」、静岡出身のトーマがソロでお茶の良さを広める、DJみそしるとMCごはんとのコラボ曲「お茶の国から」、「これまでのことが無駄じゃないってことをここで証明するぜ!」というシャウトにふさわしい、これまでのマジボでの経験を活かした、リュウトの高いラップスキルが光る、SKY-HIとのコラボ作「1,2,3」など、メンバーのソロ楽曲でも、これまでの経験をオーディエンスに見せていく。

ここまで40分で13曲を披露するタイトなライブを進行させた、汗だくのメンバーがいったん退場すると、会場のスクリーンには2014年11月24日の『EBiDAN39&KiDS 星男祭2014』でのマジボとしてのデビューライブから、2016年3月の『リアル中2 卒業パーティー』でのフウト、ユウトの卒業映像、『カニへ西へ』などの自主イベント、そして『申し訳AFTERNOON』や『M/E/G/A』などの武者修行的なライブまで、これまでのマジボの歩みが映し出される。

アディダスのセットアップという、由緒正しいヒップホップスタイルに着替えて舞台に登場したメンバーは、「モンストカードゲーム」のルールソングとして制作され、YouTubeにアップされている「YAREBA.E.JAN.HOKA-GO」を披露し、再びライブをスタートさせる。

「ホーミー、『iTTAN FiNAL』楽しんでるか!」という掛け声から、アッパーな「DK GO!!!」になだれ込み、会場からは「ちょっと男子!」という曲中でのコールが上がる。そして、トーマの「僕らの曲が聴けるのはこれが最後!」というシャウトに続いて、Migosなどの最新のトラップミュージックマナーを取り入れた「俺の髪は黒」を披露。この曲や「DK GO!!!」「Do The D-D-T!!!」など、J-POPの皮をかぶりながら、TRAPやLeftfield Bass、JUKEなどを取り入れた、異常に先端性の高い楽曲でリスナーを震撼させた、マジボ楽曲が聴けなくなるのはあまりにも惜しい……。

この日で見納めとなる、ジョーとマヒロのツインボーカルも印象的な「でも、ダメ、ゼッタイ」、GAGLEのHUNGERが参加した90’sヒップホップを感じさせる「ON&ON」、日本語ラップシーンの最新系として大きな注目を集めるSUSHIBOYSプロデュース作「O.NE.DA.RI」、改めてこの4人の存在を提示する自己紹介的な「MAGiC RiDE 2017」、そして“中学25年生”として昨年までメンバーとして加入していたZEN-LA-ROCKとの制作で完成したブギーディスコ「Oh!!!受験☆Night Fever」と、これまでのマジボが提示してきた楽曲の幅広さを提示するような、バラエティに富んだライブが、矢継ぎ早に展開していく。

そして、「成長期!」という大きなコールが会場から上がる、マジボ随一のアッパー楽曲として、ライブの定番となっている「DO THE D-D-T!!!」にて、ジョーからソロダンスを指名されたのはやはりマヒロ。マジボでは最後となるソロでのダンスを観客に披露した。

ほぼMCやインタールードを挟まず、息をつく間もなく、ここまで25曲を披露したメンバーは、ハードな展開と会場の熱気で息も絶え絶え。しかし、その紅潮した顔には、スッキリとした充実が感じられる。

そして、ステージ上にはマジボを最初期からラップやリリック面でサポートしてきた、BUDDHA BRANDのNIPPSと、同じくマジボのサポートを手がけたラッパーのVIKNが登場し、メンバーに卒業証書が渡され、マイクがメンバーに回される。

ジョー「マジボに入って2年、他のメンバーより経験は少なかったと思うけど、思い出を積み重ねてこれたと思います。これからも新しいグループでラップやDJは続けていくんで、応援してください!」

マヒロ「マジボとして学ぶことが本当に多かったです。大変なこともたくさんあったけど、それを上回って、楽しいことが多かったし、この4人だったから、ここまでこれたと思います。この3人は新しいグループでもっと大きくなっていくと思うし、僕も僕自身として、頑張っていきたいと思います。今日はありがとうございました」

リュウト「俺とトーマはマジボを中1で始めて。グループが始まったときは、なにも自主性がなかったけど、マジボでの経験を通してヒップホップが本当に好きになったし、マジボとしてステージに立てることが本当にうれしかった。この活動ができて本当に良かったし、ホーミーさんやコラボしてくれたアーティスト、スタッフ、そしてメンバーに本当に感謝しています」

トーマ「今日でマジボというグループは終わりますが、みんなで楽しくライブができたのは本当にうれしかった。3年半前のグループ結成当初は、不安な気持ちもあったけど、ホーミーの皆さんと一緒に、マジボのスタイルが確立できたと思います。脱退や加入など、皆さんを驚かすことも多かったと思うけど、ホーミーさんがいなかったらここまで来れなかったと思う。本当に愛してくれてありがとうございます」

と、それぞれがグループへの思いを言葉にした。

そして、3MCは背中を合わせて、ラストソングとなる「3.141592」を披露。

「それぞれの道を歩いていこうよ/終わらない今日は/俺らのMy graduation」という歌詞が、現在の彼らの姿と重なり、これまで以上にエモーショナルに響いていく。

自然に起こったアンコールでのマジボコールに導かれるように、ステージに登場したメンバーは、「ありのままでマジボ」、そして彼らの未来をカラフルに彩るような「ハッピーエンドマジック」を披露。“さよならのあとは超ハッピーエンド”という言葉が、彼らの美しい青春とその未来を彩っていく。

鳴り止まないアンコールの中で行われたダブルアンコールでは、そういったしんみりした空気はマジボ似合わないとばかりに、「Do The D-D-T!!!」で再び会場をダンスフロアに変え、彼らのマジボへの思いをぶつけるようなラップと熱気で、会場を包んでいく。

トーマの「以上、僕らが中学生と高校生のラップグループ、MAGiC BOYZでした、ありがとうございました。バイバイ!」という言葉で、会場を後にするマジボ。

そしてマジボとの別れを惜しむホーミーたちが見つめる会場のスクリーンには、新ユニットの発表という告知が映し出される。そこには、TOMA、RYUTO、JOEによる新ユニット「HONG¥O. JP」の結成と、17日0時より配信されるデビュー曲「Just Do It」の発表、そしてカリフォルニアで撮影されたミュージックビデオが流され、その映像が終わると、会場からは新ユニットへの期待への歓声と拍手が自然に発生した。

それぞれの新しい道を歩みだした4人。彼らの未来は明るいと感じさせられる、充実の、そして煌めくような友情と青春が胸に響くラストライブは、こうして幕を閉じた。


HONG¥O.JP 公式ブログ
https://lineblog.me/hongyo_jp/

MAGiC BOYZ OFFICIAL WEBSITE
http://www.magic-boyz.com/


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