さくらしめじ田中雅功と髙田彪我の青春はまったく甘酸っぱくない!?【Part.2】

アルバム『ハルシメジ』1万字インタビューPart.2~Part.3では、田中雅功、髙田彪我がそれぞれ作詞した楽曲について紐解くことに。同じ時を過ごしてきた彼らでも、書く言葉にはそれぞれの個性が光ります。

【1万字インタビュー Part.2】
さくらしめじ

インタビュー Part.1はこちら

書かれた場所やそこから見える風景や情景が思い浮かびやすい

──アルバム『ハルシメジ』のリード曲「スタートダッシュ」では甘酸っぱい、胸がキュンとなる青春が描かれていましたが、おふたりがそれぞれ作詞した曲は同じ青春カテゴリーでもタイプの違う曲で(笑)。

田中雅功 たしかに!

髙田彪我 言われてみればそうですね。

──雅功さん作詞は反抗期を歌った「でぃすとーしょん」、彪我さん作詞は夏の終わりを感じさせる「夕空小道」。

雅功 「夕空小道」は彪我の良いところがぎゅっと詰まってるなって感じがします。歌詞で書かれた場所やそこから見える風景や情景が思い浮かびやすいので、「夕空小道」の世界に自然と入っていけました。

彪我 ありがとうございます。

連想ゲームみたいに思い浮かべていって、広げていく

──「夕空小道」はどのように歌詞を書いたのですか?

彪我 僕は、最初に曲全体のイメージや何について書くのかをちゃんと決めないと歌詞が書けないタイプなので、それを決めることから始めました。

「夕空小道」の歌詞を書くまでに、イメージ決めにすごく時間がかかったんですけど、決めてからは1日ぐらいで歌詞を書き上げて、改めて見直してって感じでした。

──イメージ決めというのは、具体的な映像が見えてくるのですか? それとも言いたいことが言葉として出てくる感じですか?

彪我 今回はキーワードから物語を連想して膨らませていきました。夕空⇒夕焼け⇒帰り道⇒猫がいる、カラスが鳴いてる……っていうのを連想ゲームみたいに思い浮かべていって、広げていくんです。で、広げた言葉をどう繋げていけばいいかを考えて、歌詞にしていきました。

「夕空小道」は自分の思ったことをそのまま書いたんですけど、小学生の時に友達と夕焼け見ながら帰ったな~とか。そういう実体験を思い返して書くことが多くですね。

自分が経験してきたことだから、はっきりした描写が書けますし、はっきりすることで自分以外の人に聴いてもらっても届くんじゃないかなって。

「過去に何かあったの?」って心配される

──振り返るにしては若い気もしますが(笑)。

彪我 そうなんですよ! 最近、結構言われるんですよ、「彪我が作詞した曲は思い出を振り返ってばっかりじゃない?」って(笑)。

『さくらしめじの忘年会「きのこりあんの集い vol.2」』で披露した新曲は「IMA」というタイトルで、昔があっての今を大事に、みたいな曲で(笑)。

僕がそういう曲をよく作っているから、雅功やスタッフさんからは「過去に何かあったの?」って心配されるんですけど、心配されるようなことはまったくありません(笑)。

ただ、過去を振り返るってロマンチックというか……惹かれるものがあるんですよね。ひとつひとつの記憶や思い出があって今の自分がいるって考えると、思い出は今の自分に繋がる大切なものじゃないですか。だから、これからも大切しながら振り返っていくんだと思います。

ちょっとでもいいから聴いてくれた方のどこかに残ってくれたらうれしい

──経験を自分の中でしっかり昇華してから、言葉にしているのでしょうね。これから彪我さんが見たり、聞いたり、感じたことがどういう言葉として表れていくのか楽しみですね。今の彪我さんが感じたことは数年後、お楽しみにということで。

彪我 そうなりますね。頑張ります(笑)。

──雅功さんは彪我さんの歌詞をどう感じましたか?

雅功 さっき、“風景や情景が思い浮かびやすい”って言ったんですけど、はっきりした描写だけじゃなくて、言葉の使い方やどこにどの言葉を置くかっていうのが上手だなって思いました。シンプルな言葉でも、出てくるタイミングによって感じ方が変わってくると思うので、そのあたりが彪我はうまいですね。

彪我 ちょっとでもいいから聴いてくれた方のどこかに残ってくれたらうれしいなって。一人ひとりいろんな考えや性格をしていますが、どんな人にも寄り添える歌をうたっていきたいですね。

INTERVIEW & TEXT BY ジャガー
PHOTOGRAPHY BY 関 信行

Part.3へ続く


ライブ情報

さくらしめじ 菌育 in the 家(はうす)
04/22(日)静岡・浜松窓枠
05/13(日)北海道・札幌COLONY
06/16(土)大阪・UMEDA CLUB QUATTRO

さくらしめじ 菌育 in the 家(はうす)ファイナル!
「真夏の星空ピクニック」in 日比谷野外大音楽堂
07/28(土)東京・日比谷野外大音楽堂

詳細はこちら


プロフィール

田中雅功(たなかがく/2002年1月24日生まれ)、髙田彪我(たかだひょうが/2001年10月23日生まれ)からなるフォークデュオ。2014年6月14日に“雅功&彪我”として活動をスタート。同年11月24日にユニット名が“さくらしめじ”となる。2015年、1stシングル「いくじなし/きのうのゆめ」を全国リリース。

さくらしめじ OFFICIAL WEBSITE


リリース情報

2018.04.04 ON SALE
ALBUM『ハルシメジ』
SDR

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事を書いた人

  • ジャガー

    ジャガー

    「M-ON! MUSIC」の編集/ライター/小言を言う係。音楽フリーペーパー「music UP's(現okmusic UP's)」の編集を経て、音楽雑誌「ワッツイン」へ。前身サイト「DAILY MUSIC」 への参加をきっかけにWEBの人になりました。