【インタビュー】
超特急
“やるしかない”“やれる”って、すごく前向きな気持ち
──超特急のあらたな始まりとなる、シングル「a kind of love」が完成しました。
リョウガ 僕はまず、センターということでびっくりしました。単純に曲がすごく良いし、王道な曲調にタカシの優しい歌声もマッチしていて。
8号車は期待や不安もあったと思いますが……すべての気持ちに応えられるし、さらなる飛躍を約束できる曲になりました。MVも6人の決意表明ですし、“やるしかない”“やれる”って、すごく前向きな気持ちです。
──タカシくんはプレッシャーもあった?
タカシ 不安がないと言えば……嘘になりますね。今回は楽曲に合わせた歌い方を考えるのと、6人体制での第一印象となる歌だから、第一声をどう出せばいいだろう? と悩みました。
結果、自分のベストを反映できたと思うし、最初にいろいろ考えたから、もっとこうしたいとか、自分だけだったらこういう歌い方もできるんじゃないかって挑戦や次の想像もできて。これから試していきたいなって思いました。
カイ 僕はタカシをベタ褒めしました(笑)。ダンサーの僕にも歌のスキルが上がってることがわかるし、そこに努力もすごく見える。
超特急そのものがなくなるわけではないので、個人的にはそこまで心配してなかったんですけど、タカシの歌を聴いてより安心しました。
タクヤ 僕も単純に曲が好きだし、タカシの歌も違和感なく聴けましたね。6人体制の一発目にふさわしい曲になったし、振り付けも超特急らしいちょっと変わったものになって。それぞれの想いも込めた曲になりました。
ユースケ 歌詞も今の超特急の心情を描いてるようだし、カップリング含めて決意を感じるシングルになったと思います。6人になって初めての曲が、この曲で良かったです!
ひと言で言うと……エモい曲!
──ひとりになったボーカルを、5人のダンサーはどう支えていこうと思いました?
ユーキ 今まで以上にダンスで伝えていかなきゃいけないところはありますけど、超特急はメインダンサー&バックボーカルグループですから。6人で魅せることを考えた時、踊る機会が増えるタカシが、僕ら以上に頑張り時ですよね。
“超特急でひとつの物を作り上げる”って意識はメンバー全員より高まっていて、一丸となって新しい形をこれから作ろうと思っています。
タカシ 結成当初からやってる曲も5年越しで振り付けを覚えなきゃいけなかったり、大変なこともありますが、歌声はもちろん、パフォーマンスでも魅せられるようになれば、またひとつ武器が増えるなって。
8号車を心配させるんじゃなく、笑顔にさせられるように、パフォーマンスも頑張ります。
──「a kind of love」には“この先の未来 君と描いて行きたい”など、8号車に宛てたとも取れる歌詞があります。タカシくんは8号車にどんな想いを込めて歌いましたか?
タカシ あらたな道を歩んでいく超特急、それでもついてきてくれる8号車への愛と感謝を込めています。切なさもあるんですけど、僕はハッピーを前面に押し出したくて。
8号車が聴いて笑顔になって、ポジティブの連鎖ができればうれしいですね。ひと言で言うと……エモい曲!
──振り付けで表現したかったことは?
ユーキ 超特急らしさですね。超特急の日常を歌詞に沿って描いてるんですけど、サビではちょっとかわいい振り付け、激しい振りやコミカルな振りもあったり。メンバーそれぞれにスポットが当たるところや、“This is a kind of love”では首を小刻みに振りながら右手で“LOVE”を表現する独特な振り付けもあります。
8号車がこれからの僕たちに安心できて、なおかつこれまで以上に楽しめる要素を散りばめた振り付けになってるので、いろんなところに注目してほしいです。
カイ 曲だけ聴いた時とMVで観た時、ライブとではまったく印象が違ってくる曲じゃないかな。今までとも違うけど、超特急らしさも深く出た、心地良いアンバランスさを持った曲になっています。
ピーターパンになった気分で感動しました
──6人の素の表情も見えるMVでは、スカイダイビングにも挑戦しています。
カイ すごい楽しかったです! みんな初体験だったので、一緒に新しい世界を見た感じがありましたね。先に飛んだユーキに感想を聞いたら、「一回死んだ!」って(笑)。
ユーキ 一回死んできました(笑)。昇ってる時に分泌されるアドレナリンが、不安も取っ払ってくれるらしいんですけど。すごいハイになったし、生まれ変わった気がしましたね。
ユースケ でもさ~、バスに戻ったら「気持ち悪い!」って言ってたじゃん!
全員 (笑)。
ユースケ 僕は飛んでる最中は半分意識が飛んでたけど、パラシュートが開いてからすごい景色が良くて、ピーターパンになった気分で感動しました。
タクヤ 僕は高所恐怖症だけど、全然大丈夫でした。街の風景をあんな俯瞰で見ることがないし、自分の乗ってるセスナの影が街並みに映るのがすごくきれいでした。
リョウガ 降りた後はすごくスッキリした気持ちになれたし、普通ではできない経験をして、当たり前に生きてることに感謝できたし、すごい良い経験をさせてもらいました。ま、二度とやることはないと思いますけど(笑)。
──わはは。最後に新曲たちを掲げて行うライブ、ツアーへの意気込みを聞かせてください。
ユーキ 6人での団結力や新しい魅せ方が試されると思いますが。今までの曲も変化や違いが見えて新鮮に映ると思うので、そこに注目してもらえるとうれしいです。みんなが喜ぶ姿を願って、全力でパフォーマンスしたいと思っています。期待してください!
INTERVIEW & TEXT BY フジジュン
ライブ情報
BULLET TRAIN ARENA TOUR 2018 SPRING「Sweetest Battle field」
05/26(土)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ
05/27(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ
06/09(土)兵庫・神戸ワールド記念ホール
06/10(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール
プロフィール
チョウトッキュウ/カイ(2号車、MAIN DANCER、神秘担当)、リョウガ(3号車、MAIN DANCER、ガリガリ担当)、タクヤ(4号車、MAIN DANCER、筋肉担当)、ユーキ(5号車、MAIN DANCER、ドジっ子担当)、ユースケ(6号車、MAIN DANCER、元気担当)、タカシ(7号車、BACK VOCAL、末っ子担当)。2011年12月25日に結成された、メインダンサー&バックボーカルグループ。
リリース情報
2018.04.04 ON SALE
SINGLE「a kind of love」
SDR