ピエール瀧、NGT48・北原里英の拉致監禁シーンについてリリー・フランキーに相談。「どっちがファンに嫌われますかね?」

キャプテンを務めるNGT48・並びにAKB48グループでの卒業コンサートが4月に決定し、以降の女優としての活躍を誓った北原里英が、女優業を本格始動する第一弾作品、映画『サニー/32』が本日2月17日より全国公開となった。

日本映画界を席巻した白石和彌監督の『凶悪』から5年。ピエール瀧とリリー・フランキーの“凶悪”コンビが現役国民的アイドル・北原里英を拉致・監禁する衝撃作。

極寒の新潟、降り積もる雪と吹きすさぶ海風の中行われた撮影からちょうど1年。奇しくも自身の卒業、そして女優への本格転身を間近に控えた主演・北原里英をはじめ、『凶悪』コンビでおなじみの、ピエール瀧、リリー・フランキー、そして門脇麦、白石和彌監督が公開初日の舞台挨拶に登壇し、様々なエピソードを振り返った。

■映画『サニー/32』公開初日舞台挨拶
日程:2月17日(土)
場所:新宿バルト9 スクリーン9
登壇者:北原里英、ピエール瀧、門脇麦、リリー・フランキー、白石和彌監督

【当日レポート】
現役国民的アイドル・北原里英を、ピエール瀧とリリー・フランキーの“凶悪”コンビが拉致・監禁することから始まる、予測不能のジェットコースタームービー『サニー/32』。

この日、行われた公開初日舞台挨拶に、NGT48からの卒業を発表し、本作が卒業発表後初の主演作となる北原里英を始め、ピエール瀧、リリー・フランキー、そして門脇麦、さらに、先日行われた『第60回ブルーリボン賞』において監督賞を受賞するなど今や、日本映画界をリードする存在となった白石和彌監督が登壇。昨年2月に、新潟の過酷な環境で撮影をされていた本作の爆笑エピソードなどが語られた。

上映終了後、興奮冷めやがらぬ場内に、盛大な拍手と歓声で迎えられた北原らキャスト陣と、白石監督。

24歳の誕生日に突然拉致され、事件にまきこまれていく主人公・藤井赤理(ふじい・あかり)を演じた北原は「この話が生まれてから3年半かかったぶんだけ愛情がある作品。ようやく初日を迎えてうれしい反面、さびしい気持ち」と公開初日の素直な気持ちを語れば、白石監督も「大切な作品であり、渾身の一本!」と本作への溢れる気持ちを口にした。

一方で、赤理を誘拐し、“史上最もかわいい殺人犯”とネットで神格化された<サニー>の熱狂的信者・柏原を演じたピエール瀧は「(鑑賞後の観客の)皆さんの頭に“?”がついているのが心地いい」と笑顔で語れば、2人目のサニーとして登場し、物語を急展開させるキャラクターを演じた門脇麦は「撮影は短い日数だったのですが、濃い時間を過ごせた」と述懐。

一方で、柏原とともに赤理を誘拐する小田を演じたリリー・フランキーは、劇中、ピエール瀧が北原の顔を舐めたり殴ったりするシーンがあり、そのシーンに際して瀧から「どっちがファンに嫌われますかね?」と相談を受け、「どっちもじゃない!?」と答えたエピソードを披露し場内を笑わせるリリー節で、早くも観客の心をつかんでいた。

国民的アイドルの拉致・監禁から始まる本作を最初に観覧した際、「何かねじ込まれた感がある映画」と語ったピエール瀧と、「ネットの中にいる“アイドル”という偶像であったものを妄想して、それを実現させるとこのくらい間抜けになる。そこがリアル」と作品の感想を述べたリリー・フランキーの“凶悪”コンビ。

さらに昨年2月の新潟・長岡で行われた過酷な環境下での撮影を振り返り、極寒の地でピンクのアイドル衣装で雪道を駆け抜けた北原をねぎらうと、「僕らは何枚も着込んでも乳首がたっていたのに」とリリー・フランキーが言えば、「逆に、あんな衣装を持ってくるあのふたり(=柏原&小田)のセンス、ヤバいよね(笑)」とピエール瀧。ふたりの軽快なトークに登壇上の北原らと観客からは終始笑いが起こっていた。

そんな過酷な環境下での撮影を振り返った北原は、拉致・監禁から逆転する“キタコレ”シーンについて触れると「まる1日をかけたので体力も精神力も使いました。普段は人に罵声を張ることはないが、途中から楽しく気持ちよくなっていました」と女優としての“覚醒”を笑顔で語った。

話は先週の新潟・長岡での先行公開に及ぶと、すでに鑑賞した地元の方から「知っている景色が多いことがうれしい」と反応をもらったことや、新潟県庁を訪問した際にも県知事から喜んでもらえたと語った北原。白石監督も「観ていただいた方々から最高と言っていただいた」と作品への手ごたえを感じたことを語った。

そんなうれしそうに語る白石監督に対して、「監督はカーリングの審判やった直後に平昌から駆け付けたんですよ」と開催中の平昌オリンピックに絡めたリリーの愛のあるイジリにタジタジになる場面も。

イベントの最後に白石監督は「ずっとやりたい企画が形になって(脚本家の)高橋泉さんと一緒に作品に込めた想いを、藤井赤理という人物、それを演じた北原さんに託せてよかった」と語れば、門脇も「完成を観て(北原)里英ちゃんが美しくて、すごく気持ちが持ってかれた。」と称賛。ピエール瀧やリリー・フランキーも現場での北原の振る舞いに引っ張ってもらったと、座長・北原里英を絶賛する場面も。
※「高橋泉」の「高」は、はしごだかが正式表記。

そんな言葉を受けて、北原は謙遜しながらも「現代の様々な問題が詰め込まれている作品。深いメッセージや白石監督が作るアイドル映画をぜひ楽しんでほしい」と観客に呼びかけイベントは幕を閉じた。


映画情報

『サニー/32』
全国公開中
出演:北原里英
ピエール瀧・門脇 麦・リリー・フランキー
駿河太郎 音尾琢真(特別出演)
山崎銀之丞 カトウ シンスケ 奥村佳恵 大津尋葵 加部亜門 松永拓野 蔵下穂波 蒼波 純
スーパーバイザー:秋元 康
脚本:高橋 泉
音楽:牛尾憲輔
監督:白石和彌
主題歌:「pray」牛尾憲輔+田渕ひさ子
(C)2018『サニー/32』製作委員会


映画『サニー/32』作品サイト
http://movie-32.jp/


この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人