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全部やれる。これって最強じゃないですか?
──1stアルバム『王様の牛乳』をきっかけに“M!LKとは何か?”って考えたり、まわりから聞かれることも増えたんじゃないですか。
佐野勇斗 まさに! で、僕たちなりに考えてみたんですよ。テンションの高い「宇宙ジャンボリー」みたいな曲もあれば、「約束」みたいな誰が聴いても良い曲だっていえるものもあって。最近だと、M!LKとは真逆のBLACK M!LKもあったり……普通に考えたら、「こいつら何やってるんだ?」ってびっくりしちゃうと思うんですよ。
これからM!LKに出会う人は、もしかしたら最初はついていけないかもしれない。それぐらい、なんでもやっちゃうのが僕らなんです。ふと思うんですよね、「“変幻自在”って言っちゃうあたり、ずるいよなぁ~」って(笑)。
でも、どんなことでも全力でやりきれば、それがM!LKになるなって。かわいくもあり、カッコ良くもあり、面白くもあり、どれもM!LKだって言い続けていたいですね。
塩﨑太智 他のグループ……例えば、EBiDANでも各グループのコンセプトがはっきりしてるじゃないですか。フォーク、ロック、ダンスとか。そうすると、アルバムを作る時も、そのグループの色に合った曲が並ぶと思うんですね。
それが僕たちの場合だと“変幻自在”がコンセプトだから、カッコ良い曲もちょっと変わった曲、かわいい曲や癒やされる曲も全部やれる。これって最強じゃないですか? だからこそ、完全に自分たちに合うように振り切ってやらなきゃいけないってプレッシャーもありますけど。
山﨑悠稀 この三年間で一緒に経験を積んでいきながら、M!LKの芯が生まれて。それがどういうものかを口で説明するのは難しいんですけど……5人が揃って、パフォーマンスするのは僕にとって自然なことなんです。
M!LKは白だから、いろんな色に染まることができて……変化する、ひとつ手前の状態で居続けられるのがM!LKなんだと思います。で、曲だったり、環境によって、大きく変化する。
吉田仁人 あー、そのニュアンスわかるかも。“変幻自在”っていうことは、表現するときは混ざっちゃいけないじゃないですか。やる方向それぞれの振り切った先を見せないと、“変幻自在”にはならない。
例えば、BLACK M!LKがM!LKとは別モノであるように、はっきりしなきゃいけない。だから、いつでも、何にでも変化できるように居続ける状態っていうのはわかりますね。
板垣瑞生 M!LKは雑種なんです。
佐野・吉田・塩﨑・山﨑 ……雑種?
吉田 雑食じゃなくて?
板垣 うん、雑種。いろんな要素を持ったメンバーで、なんでもやるから“M!LKはミックス”ってことが言いたいのと、なんていうんですかね、つねにハングリー精神でありたいなと。だから、雑種。
可能性がどこまでも広がっていく、それがM!LK
──なるほど。M!LKに対する熱い想いをちゃんと5人それぞれの言葉で聞けてうれしいです。
板垣 世界は広いですからね、もっと変化していきたいですよ。
塩﨑 今はBLACK M!LKとしてクールな感じのダンスをメインで見せたりもしてますけど、もしかするとこれから先、バンド編成でライブするかもしれないですよ? 僕の勝手な想像ですけど、BAND M!LKもありだと思うんですよね。
佐野 いいね、それ面白そう。
塩﨑 まだいろいろ挑戦してないことが多いので、これからが楽しみです。
板垣 M!LK主演のドラマもやってみたいですね、恋愛ドラマ。“変幻自在”だから、音楽以外の挑戦もできる!
山﨑 誰がどういう役するんだろう?
吉田 可能性がどこまでも広がっていく、それがM!LKですね。
1万字インタビューPart.4へ続く
INTERVIEW & TEXT BY ジャガー
PHOTOGRAPHY BY 関 信行
ライブ情報
M!LK 3rd anniversary『白黒牛乳ワールド in パシフィコ横浜』
12/01(金)神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール
詳細はこちら
プロフィール
ミルク/板垣瑞生、佐野勇斗、塩﨑太智、山﨑悠稀、吉田仁人。スターダストプロモーションが手がける恵比寿学園男子部「EBiDAN(エビダン)」から選ばれた、若手俳優による5人組ボーカルダンスユニット。
リリース情報
2017.11.22 ON SALE
ALBUM『王様の牛乳』
SDR