9mm vs コピーバンド!学生と作るライブだからこそ「いつもよりヤバイことをやりたいんだよ」【ライブレポート】

MUSIC ON! TV×日本工学院専門学校によるイベント『GG NEXT 2017 supported by 日本工学院』が11月25日に開催された。

『GG NEXT』は、DJ/VJとして活躍中のジョージ・ウィリアムズと日本工学院がタッグを組み、音楽業界を目指す学生と“これからの音楽業界を作る”をテーマに2015年よりスタート。

音楽業界の未来を担う若者たちに熱いロックスピリットを伝えたい! という ジョージの思いを受け、2015年はOKAMOTO’S、2016年はストレイテナーが出演。3年目となる今年は9mm Parabellum Bulletが熱いステージを繰り広げた。

イベントは例年通り、音響、照明、ステージ設営などを含め、すべてにおいて学生が運営。さらに今年は日本工学院の生徒によって結成された9mm Parabellum Bulletのコピーバンドも登場!

Grasp Trigger

MCはもちろんジョージ・ウィリアムズ。「今年もサポートとして、音楽業界を目指している日本工学院の皆さんが参加してくれています。みんな、よろしくね!」とこのイベントの趣旨を説明する。学生スタッフのひとりにイベントに向けての意気込みをインタビューした後、まずは9mm Parabellum Bulletのコピーバンド“Grasp Trigger”が登場し、「Discommunication」「新しい光」「Black Market Blues」を演奏した。

学内のオーディションで選ばれただけあって、演奏もなかなかの腕前。“このイベントを盛り上げたい”という熱意が伝わるステージングに対して、この日抽選で選ばれた約400人の観客も大きな歓声を送っていた。

Grasp Trigger、ジョージ・ウィリアムズ

そして、ついに9mm Parabellum Bullet のライブがスタート。「9mm Parabellum Bulletです、こんばんは!」(菅原卓郎/vo、g)という挨拶の後、最新9thシングル「サクリファイス」、最新7thアルバム『BABEL』の収録曲「ガラスの街のアリス」を放つ。

9mm Parabellum Bullet

さらに、2007年のデビュー盤「Discommunication e.p.」のタイトル曲「Discommunication」によって、ライブは早くも最初のピークへ。緻密に構成されたリズムアレンジ、エッジ―かつテクニカルなギターアンサンブル、エモーショナル全開のボーカルがぶつかり合う唯一無二のロックサウンドが響き渡り、観客の興奮も一気に最高潮に達した。

「さっき“グラトリ(コピーバンドのGrasp Trigger)”が演奏してくれて。『Discommunication』は10年前にリリースした曲。それを下の世代の人たちが演奏してくれると、自分たちも曲の良さを発見できて。それだけで良かったなと思います」という菅原のMC後も、新旧織り交ぜた楽曲を次々と披露していく。

スカのビートを取り入れたビートと抒情的なメロディがひとつになった「ハートに火をつけて」、“地下鉄の改札から218秒かけて 日本工科学院に辿り着いたなら”と歌詞を変えて歌われた「Black Market Blues」、シャープなギターフレーズとバウンシーなリズムが圧倒的な高揚感へと繋がる「バベルのこどもたち」。

菅原卓郎(vo、g)

ギタリストの滝 善充の左腕の不調に伴い、昨年10月からサポートギタリストとともにライブを行っている9mm Parabellum Bullet。この日のサポートは武田将幸(HERE)だったのだが、その繊細かつ豪快なアンサンブル、強烈なダイナミズム、そして、バンド全体から感じられるポジティブな雰囲気からは、現在の彼らの充実ぶりをはっきりと感じ取ることができた。

中村和彦(b)

菅原が「ここにいる学生のみんなで作っているイベントだってことを知らしめないといけないわけだけど、“そういうときだからこそ、いつも通りやります”とは思わないんですよ。いつもよりヤバイことをやりたいんだよ、わかる?」という煽りを挟み、「新しい光」からライブ後半戦へ。

「Cold Edge」「生命のワルツ」などのライブアンセムを連発し、会場は興奮の渦に巻き込まれる。今やロックシーンを代表する存在となった彼らのライブを400人規模の会場で体感できる機会を得たオーディエンスも、激しく身体を動かしながら、全身全霊でイベントを盛り上げてみせた。

かみじょうちひろ(ds)

メンバーが再びステージに登場し、「今日参加してくれた日本工学院のみんな、そして、こうやってライブを観てくれてる人たちも、『GG NEXT』を通して“音楽に関われたらいいな”と思ってくれたら良いなと心から思いました」「またどこかのライブハウスで“実はあの時『GG NEXT』のスタッフをやってたんです”“あのライブを観て、音楽の仕事がしたいなと思ったんです”という人と出会えたらいいなと思ってます」と菅原が語ると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

サポートギター・武田将幸(HERE)

音楽業界を目指す学生たちと9mm Parabellum Bulletが作り上げたスペシャルなイベントを演者だけでなく、観客、スタッフともに噛み締めていたように思う。

TEXT BY 森 朋之
PHOTOGRAPHY BY 橋本 塁(SOUND SHOOTER)


9mm Parabellum Bullet
『GG NEXT 2017 supported by 日本工学院』
2017年11月25日@日本工学院専門学校 蒲田キャンパス Alchemy stage(A-stage)

9mm Parabellum Bullet  SETLIST
01.サクリファイス
02.ガラスの街のアリス
03.Discommunication
04.Lost!!
05.ハートに火をつけて
06.Black Market Blues
07.バベルのこどもたち
08.新しい光
09.ロング・グッドバイ
10.火祭り
11.Cold Edge
12.生命のワルツ

※『GG NEXT 2017 supported by 日本工学院』が2018年、MUSIC ON! TV(エムオン!)にて放送決定! 続報をお待ちください。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人