超特急とは何か?自問自答を経て、自信と実力を身に着けたたくましい彼らの「今」

超特急

グループとしての絆を深める一方、最近では個々としての活躍もめざましい超特急。現に、今回取材に参加できなかったユースケとタカシはメールインタビューを行ったのだが、メールからでも伝わる熱意がそこにはあった。

そして、コーイチ、カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキからは直接会って話をしたからこそわかる、チームの良好具合、それぞれが仲間でありライバルでもあるという向上心が伝わってくる。彼らのたくましく成長した姿を、その言葉一つひとつから感じてほしい。

INTERVIEW & TEXT BY フジジュン


キャピキャピしてるタカシを見て「ええなぁー」

──8月に超特急史上最長の全国ツアーが終わって。あっという間に夏が終わってしまった感もあると思いますが、まずは超特急の夏、個人としての夏の思い出から聞かせてください。

タクヤ 今年はライブで夏を満喫しました。スイカも食べたし、かき氷も食べました。ライブで体温が上がり切ったところでかき氷を一気に食べて、次の日に知覚過敏で大変だったのが夏の思い出ですね。全歯痛かったもん。

リョウガ “全歯”って聞いたことないよ(笑)。

コーイチ 僕は8月の終わりにひとりで滝を観に行って。フェスだなんだでバタバタした夏だったけど、滝を眺めて無になって気持ちをすっきりできたのが夏の思い出です。滝の音がすごく好きだから、疲れた時に聞いて安らげるように音を録っておこうと思って(笑)。

カイ じゃ、臨場感出すためにイヤホンしたら、霧吹きで顔に水もかけてあげるよ(笑)。僕は花火をしたかったけどできなくて、友だちと餃子を食べに行ったのが夏の思い出かな?(笑) 暑さは苦手だけど、せっかくならバーベキューとかしたかったですね。

リョウガ いや、カイは夏らしい思い出あるよ。『超特急の撮れ高足りてますか?』で心霊スポットに行った時、幽霊を目撃したんでしょ?

カイ そうだ! ユーキと幽霊坂に行った時、お寺に女性が入っていったのが見えた気がしたんですけど、そこには誰もいなかったみたいで……帰ってから超清めました! しばらく玄関に盛り塩もしてましたし。そういうリョウガは夏らしいことないの?

リョウガ 俺は……ホラーゲームをやったくらいかな?

ユーキ 俺はタカシとコーイチと3人で水族館行ったのが楽しかったです。タカシが超特急と個人の活動との両立で大変そうだったので、リフレッシュも兼ねて行ったんです。僕とタカシはすごいはしゃいでたけど、コーイチは後ろからその姿を眺めてて。

リョウガ それ、引率のお父さんじゃん!

コーイチ そうやな(笑)。なんかすっごい優しい気持ちで、キャピキャピしてるタカシを見て「ええなぁー」と思ってたもん。

ステージでの立ち振る舞いも意識が変わって、すごく成長できた

──わはは。全国ツアー『Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017「Trans NIPPON Express」』を終えての感想は?

リョウガ その後、すぐに『a-nation 2017』『HMV presents BULLET TRAIN 5th Anniversary Special「超フェス」』とあったから、あまり余韻に浸ってる余裕もなかったですね。

コーイチ (ツアーが)長かったから生活に馴染んでるところもあったし、「終わった」って感じよりは、この勢いでまた次に行けるって感じでしたね。

カイ 今回は演出面でも新しいことができたし、会場が大きくても小さくても同じスケールでライブを見せられるのが楽しかったです。ステージでの立ち振る舞いも意識が変わって、すごく成長できたツアーでした。

──個々として、グループとして、ツアーですごく自信を付けたなって。

リョウガ 今までも自信がなかったわけじゃないですけど、長いツアーで一本一本、その場でしかできないライブを作ることができたなって。たしかにそこから自信も生まれたし、それはこれからのライブにも活かせると思います。

タクヤ 初開通の場所も多くて、初乗車の人も多かったけど、どこも予想以上の盛り上がりで。それが自信にも繋がったし、全国にもっと輪を広げたいと思いましたね。

「アンコールでまたスタートだ!」

──そして、2016年12月に行われた代々木第一体育館ライブ『BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。In Wonder Land』がBlu-rayで発売。映像で改めて見て思い出した、あの時の想いや気持ちってありました?

ユーキ メイキングで夜遅くまでミーティングしているのを見ると、みんな必死に闘って形にしようとしてたことを思い出しました。東京だけなく、神戸公演もあったので、本番への不安や緊張もすごくあって……今思うとちっちゃいことだと思うけど。それを乗り越えたから成長できたんだなと思いましたね。

コーイチ あの頃はアルバム『Dramatic Seven』が出て、周りの環境も変わって、超特急も変わり始めた時期で。「超特急って何?」って自分たちでも思うところもありながら、「みんなを楽しませよう!」という気持ちだけは日に日に強まっていて。『愛す。In Wonder Land』後、ツアーもやって、やっと“超特急”というものが自分たちで見えてきた気はしますね。

コーイチ(1号車、back vocal、お父さん担当)

カイ 僕は単純に楽しかったです。『Dramatic Seven』のテーマが“愛”で、それが内容にも反映されて。新曲がセットリストに組み込まれることで、一曲一曲でも全体通しても物語が生まれるようになりました。

今までにないライブになったので、すごく楽しかったです。アルバム自体がライブを意識して作ったものでもあるので、あのライブを経て、表現の幅もすごい広がったんじゃないかな。

カイ(2号車、main dancer、神秘担当)

リョウガ うん、「Always you」で本編が終わって、何も言わずにステージを去って行く。遠くに行っちゃうのかと思わせて、アンコールではトロッコに乗って8号車の近くまで行く演出とか、すごく良かったよね。

タクヤ あの終わり方のアイデアは僕です!

リョウガ(3号車、main dancer、ガリガリ担当)

Blu-rayで、まず最初に見たのが「バッタマン」でしたから(笑)

──そうだったんだ。あのライブはみんなのアイデアがかなり反映されたのですよね?

タクヤ はい。セットリストはみんなで試行錯誤して考えて、出来上がった内容はかなり挑戦的でしたけど(笑)。心にジ~ンとくる終わり方で本編を終えて、アンコールではっちゃけるという演出とか、僕たちもすごく気持ちが入ったし、大正解だったと思います。あの時、「アンコールでまたスタートだ!」みたいなことを言ってた気がするなー。

コーイチ 本編内でラストスパートがなかったから、「アンコールで弾けよう!」みたいなね。

タクヤ(4号車、main dancer、筋肉担当)

──それが「バッタマン」の大爆発に繋がるわけですね。あの盛り上がりは伝説です!

タクヤ あれは本当にすごかった! Blu-rayで、まず最初に見たのが「バッタマン」でしたから(笑)。

コーイチ 普段はクールなカイも、「ヤバかった、ヤバかった!」って興奮してたもんね?

カイ うん、あれはヤバかった(笑)。

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それぞれに得意分野があって、それを求められて、輝ける場所がある

──改めてだけど、超特急はライブがいちばんだなと。

コーイチ 僕もそう思います。映像だとライブでは気づかない表情も見れたり、いろんな方向から見れるし。これを見て、ライブに行きたいと思ってもらえたらいちばんうれしいです。

──あとそうだ、今日はユースケくんとタカシくんが別の仕事で欠席ですが。こうして個々に自分の得意分野があって、超特急以外で活躍していることはどう思ってます?

ユーキ タカシは今までやりたかった俳優業がやれているし、ユースケは僕と一緒でバラエティで頑張っているし。みんながやりたいことで頑張れてるのが良い刺激になるし、お互いに高めあっていけたら良いなって。

ユーキ(5号車、main dancer、ドジっ子担当)

カイ それぞれに得意分野があって、それを求められて、輝ける場所があるというのは本当に素晴らしいことなだなって感じています。一人ひとりが大きくなって、グループとしても成長できるのがいちばんの理想だと思うんで。それぞれがテッペン取るくらいの気持ちでやれたら良いですね。

──頼もしい! 年末にはアリーナツアーもありますが。

ユーキ このツアーから、僕が制作や演出にグイッと関わっていて。メンバーのやりたいことを汲んで、実現させることが僕の役割だと思ってます。今回、年末年始で5公演あって、決して同じライブにはならないと思うんで。それぞれの箇所で、その日しか感じられないライブを楽しみにしてほしいです。

★今回残念ながら欠席だったユースケ&タカシからのアンケート回答

──2017年の夏の思い出は?

ユースケ ツアーの合間で行った地方での温泉巡りです! 遠征に行った時はその土地の“何か”を感じたかったので、温泉なら疲れもとれてよく寝れそう! ということから、温泉巡りしました。始まりは鹿児島の温泉で、種類豊富なお湯に癒されました。

タカシ ツアー中に息抜きで、少し遠出して海にひとり旅に行ったことです。ま、海には入ってませんが(笑)。潮風を感じて心を落ち着かせたかったていうのもあるし、単純に海に行きたかったというのもあって。景色もすごくきれいやったし、そこで飲んだジンジャーエールはいつもよりおいしく感じました。

──『BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。In Wonder Land』を改めて観た感想、印象に残ったことは?

ユースケ アンコールの「Clap Our Hands!」で、タクヤの「ありがとう」のセリフにグッときました。2016年を締めくくるのにふさわしい曲だったし、これからもみんなで一緒に進んでいこうという熱気も感じられて、感動したポイントでした。

タカシ やっぱり、いちばん最初のセンターステージから登場するシーンは今でも忘れられないですね。

ユースケ(6号車、main dancer、元気担当)

──今だから言える、昨年末のライブで思っていたことは?

ユースケ 神戸ワールド記念ホール公演で、ステージ上で生着替えをするという構成があって。その構成はすごく面白かったし、8号車さんも新感覚だったと思います。

タカシ 今回は衣装が特徴的だったので、「なんで衣装にうどんみたいなのが付いてんねんやろ?」って思ってました(笑)。

タカシ(7号車、back vocal、末っ子担当)

──昨年末のライブとツアーを経ての現在を比べた時の変化や成長をどう感じてますか?

ユースケ 覚悟が決まったのか、泣くことは少なくなりました。今の自分には軸があると言うか、ブレないものがあるのはたしかです。

タカシ 有言実行するメンバーが増えてきたと思います。自分たちのやりたいこととか、みんなで話し合う機会が多くなったし、みんなの結束力や向いてる方向もハッキリして。自分自身も苦手意識をなくしていろんなことやっていきたいと思えたし、日々メンバーに背中を押してもらってる気がします。

──各個人の活躍もめざましいですが、個人とグループで気持ちの切り替えはある?

ユースケ 個人で出るのは少し不安があります。いつもメンバーに助けてもらってるので、そことの戦いと言うか。個人の時はいつも以上にアンテナを張ってる意識はあります。超特急は自分の立ち位置を再認識できる場所だし、個人活動より全然、安心できるので。超特急にホーム感があるから、安心出来るところはありますね。

タカシ 本当にありがたいことに個人の仕事も増えてきてますが、反省ばかりで(笑)。後悔だけはしないように、自分の中のベストを毎回達成していってます。超特急と個人で、意識を分けてはいるんですが。そうすることによっていろんな発見ができるし、自分の中で課題も自然とわかるので、まだまだ成長していきたい! って気持ちは変わらないです。

──個々の活動が活発になってきたことで、得られたものはありますか?

ユースケ 僕は子供たちから、よく「逃走中」出た人だと言われます(笑)。超特急はどのジャンルにも縛られない、子供から大人まで愛されるグループを目指してるので、すごくうれしいことです。もっとたくさんの人に愛されるように、個人の活動も大事にしたいです。

タカシ 超特急に親しみを持ってライブに来てくれる方が増えてきました。個人で活動させていただいてることが超特急に繋がってることが多いのでもっともっと還元させていきたいです。

──2017年を締めくくる、アリーナツアーへの意気込みを!

ユースケ まだどんなことをするのか、見えてない部分はいっぱいありますが、僕たちが創り出す超特急というものをたくさんの人に観てもらいたいです。「行けば良かった!」と後悔させるくらい楽しいものにしてみせます。

タカシ 今までにないキャパなので、超特急らしいカッコ良さとコミカルさを持ち合わせたライブをレベルMAXの状態で届けたいと思ってます。乗車してくれた皆さんが笑顔になってもらえように、突っ走っていきたいです。


ライブ情報

BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 THE END FOR BEGINNING
12/24(日)千葉・幕張メッセ
12/25(月)千葉・幕張メッセ
12/27(水)神奈川・横浜アリーナ
12/30(土)愛知・日本ガイシホール
[2018年]
01/06(土)大阪・大阪城ホール
詳細はこちら


プロフィール

チョウトッキュウ/コーイチ(1号車、back vocal、お父さん担当)、カイ(2号車、main dancer、神秘担当)、リョウガ(3号車、main dancer、ガリガリ担当)、タクヤ(4号車、main dancer、筋肉担当)、ユーキ(5号車、main dancer、ドジっ子担当)、ユースケ(6号車、main dancer、元気担当)、タカシ(7号車、back vocal、末っ子担当)。2011年12月25日に結成された7人組メインダンサー&バックボーカルグループ。

オフィシャルサイト


リリース情報

2017.09.20 ON SALE
Blu-ray『BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。In Wonder Land』
SDR

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