【後編】ent(ホリエアツシ)×田中真琴 最新アルバム『ELEMENT』を形作る“要素”とは?

ホリエアツシのソロプロジェクト・entが1月11日にアルバム『ELEMENT』をリリースした。リードトラック「Autumn Nightmare」のミュージックビデオ(以下、MV)に出演しているモデル・田中真琴がインタビュー。Twitterで募集した質問をバンバンぶつけていきます!

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音楽WEBメディア「M-ON! MUSIC」と東京のストリートファッションを紹介する「Droptokyo[ドロップトーキョー]」によるコラボ連載。

TEXT BY 森 朋之
PHOTOGRAPHY BY 岩野一真(Droptokyo)


ent(ホリエアツシ) × 田中真琴

インタビュー後編は、entが1月11日にリリースしたアルバム『ELEMENT』から田中真琴が考察した意見をぶつけるなど、作品についてより深く掘り下げます。また、最近entが好きな音楽の話も飛び出します。

※Twitterで募集した質問をご紹介する際、受け付けた当時のお名前を本記事では使用しております。

共演したMVの思い出を語る前編はこちら

まず“ent”を含んだ言葉を探した

田中真琴 続いてはentのニューアルバム『ELEMENT』についてです。“ELEMENT”という単語は“成分”“元素”という意味ですが、私は「一つひとつの曲が“要素”で、それが集まって出来たアルバム」と解釈したんですが。ホリエさんはどんな意図でこのタイトルを付けたんですか?

ホリエアツシ まず“ent”を含んだ言葉を探したんです。前作(『Entish』)は“ent語”みたいな意味の造語だったんですが、今回もタイトルに“ent”を入れたいと思って。“ELEMENT”は“最小単位の要素”という意味合いもあるんですよ。今回は制作期間も長かったし、いろんな曲が入っていて。真琴ちゃんの言うとおり「1曲1曲の要素が1枚のアルバムになった」という感じですね。

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ent(ホリエアツシ)

「今はこっちのほうが気持ち良い」

田中 アルバムに関する質問も来てます。“向日葵”さんからはアルバムの曲目に関する質問です!

ホリエ ハッキリしていないところもあるんですけど(笑)、「Silver Moment」の次は「Sunset Moonrise」ですね。2013年にファッションブランド(Enharmonic TAVERN)のコレクションテーマ曲で、楽曲の裏テーマをもとにしてアニメも作って。9曲目の「素子-Soshi-」もSISEというブランドのショーのために作った曲ですね。あと「Healer」「Perfect Light」あたりは歌ナシのインスト状態でサイトにアップして。1曲目(「How To Fly」)、2曲目(「悲しみが生まれた場所」)、3曲目は制作の最後のほうで一気に歌を録った曲です。

田中 アルバムの最初のほうに新しく出来た曲が入っているんですね。

ホリエ そうですね。序盤の曲はキャッチーだし、自信作でもあるし、entらしさもあると思っていて。いろんなタイプの楽曲が入ってますけど、最初に「これがentの世界です」というものをバシッと見せたかったんですよね。

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田中 まずはentの世界観をしっかり表現して。

ホリエ はい。ただ、制作期間が長かったので、レコーディングを進める間に自分の音楽的なモードが変わってきたんですよ。「Healer」「Sunset Moonrise」を作った頃は、ボン・イヴェール、ジェイムス・ブレイクなどをよく聴いていて、ちょっと変わったボイシングだったり、攻めたリズムアレンジの曲を作りたくて。
しっかり作り込んでいて、ダンスミュージックの要素もある曲というか。そこから少しずつフォーキーなものに変化してきて、アコースティックな曲が増えてきたんです。7曲目の「Forever and Ever」はまさにそうで、打ち込みは最小限にして、アコギでコードを弾いたり、鍵盤ハーモニカも使ってるんです。

田中 その変化には、何かきっかけがあったんですか?

ホリエ きっかけというよりも「今はこっちのほうが気持ち良い」ということかな。

田中 本当に様々な要素が入ったアルバムだし、ライブも楽しみです。そういえばホリエさん、2012年のクリスマスに金沢21世紀美術館でライブをやってますよね。金沢はアートに力を入れている街だし、私も行ってみたくて。2012年から金沢に注目してるなんて、さすがですよね!

ホリエ ありがとうございます(笑)。2012年は『Entish』をリリースした年で、ライブも結構やってたんですよ。打ち込みの音を使いながら、ギター、ドラムと一緒にやってたんですけど、金沢21世紀美術館でライブをやれるのは僕自身もすごく嬉しかったし、めっちゃ楽しみにしてたんです。でもライブの当日、美術館が休館日だったんですよ。

田中 えー!? 美術館にも行きかったんですよね?

ホリエ もちろん。ファンの人たちも美術館に行って、ライブを観るのを楽しみにしてたと思うんだけどね。そういえば、それ以来entとしてはライブをやってないですね。

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entと田中真琴

気持ちがアガったり、ジワッと涙が出たり

田中 ライブの予定はないんですか?

ホリエ やろうと思ってます。今回はひとりで弾き語りから始めようと思っていて。アルバムのトレーラー映像も、弾き語りとDJで回ったツアーの道中を撮ってるんですよ。ロードムービーっぽい雰囲気で。

田中 高速道路の映像なんて、すごくオシャレですよね。“るー”さんからは車に関する質問をいただいてます。

ホリエ 運転しますよ。今日もそうだし、仕事の移動はほとんど車なので。

田中 電車のほうがラクじゃないですか?

ホリエ 車に慣れてるし、あの“個室感”が良いんですよ。車の中で音楽を聴いたり、曲のアイデアが浮かんでくることもあるので、大事な時間なんですよね。

田中 なるほど。最近はどんな音楽を聴いてるんですか?

ホリエ よく聴いているのはドイツのThe Notwistというバンドのライブ盤(『Superheroes, Ghost-Villains & Stuff』)ですね。打ち込みを取り入れているバンドで、音源は結構無機質な感じなんですけど、ライブはかなり熱量があって。演奏が盛り上がるとお客さんも指笛吹いたり歓声を上げたりして、聴いてると「おー!」って気持ちがアガったり、ジワッと涙が出たりするんですよ。

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田中 良さそう! 車の運転、楽しそうですね。でも、私はまだ免許を持ってないんですよ。「危なっかしいから30歳くらいになるまでダメ」って両親に反対されていて。

ホリエ 30歳くらいで免許取るのって、大変じゃない? 乗らなくてもいいけど、今のうちに取っておいたほうがいいよ。

田中 そうかー。考えてみます!


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ライブ情報

ツタロックpresents『順不同vol.1』フルカワユタカ × ent supported by 新代田FEVER
03/08(水)東京・新代田FEVER
WITH フルカワユタカ

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プロフィール

★ent

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エント/ストレイテナーのホリエアツシ(Vocal, Guitar, Piano)によるソロプロジェクト。1st Album『Welcome Stranger』をインディーレーベル・Precoよりリリース。ファッションブランド・Enharmonic TAVERNのシーズンごとのコレクションテーマ曲、SISEのショーへの楽曲提供も手がける。

オフィシャルサイト

★田中真琴

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タナカマコト/1995年1月30日生まれ。「HOLIDAY」所属のモデル。数々のロックバンドのMVに出演する。

オフィシャルサイト

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リリース情報

2017.01.11 ON SALE
ALBUM『ELEMENT
Virgin Music

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