坂本美雨、母・矢野顕子の記録映画の初日舞台挨拶登壇「“何か”を作り出す人間として、とても感動しました」

昨年ソロデビュー40周年のアニバーサリーイヤーを迎えた矢野顕子。それを記念して‘92年に公開されたドキュメンタリーフィルム「SUPER FOLK SONG ~ピアノが愛した女。~」をデジタルリマスタリング。四半世紀の時を経て全国の劇場にて上映がスタートした。

同作の公開初日の1月6日、初日舞台挨拶が東京・バルト9 スクリーン3にて実施され、シンガーであり、本作の主役である矢野顕子の娘である坂本美雨が登壇。映画の撮影が行われた24年前の矢野顕子の仕事、映画についての見どころなど、作品を応援すべく、矢野顕子についてを、娘ならではの視点でたっぷりと語った。

笑顔で登場した坂本美雨。質問に入るとまず「申し遅れましたが……矢野顕子の娘です!」と挨拶をし、観客の笑いをさらった。

撮影当時、12歳だったという坂本は、公開当時は作品を観ておらず、今回のリマスター版で初めてきちんと観たという。

「(自分自身も)物を作る側の人間なので、“何か”を作り出す人間として、とても感動しました」と、感想を述べつつ、「でも、いつもの母だな」と娘だからこその感想を続けた。

「よく矢野は、どんなお母さんかと聞かれるのですが、あんなにほわほわしていない。映画の中のような母なんです」と皆が思っている矢野のイメージは普段の矢野とは違って厳しい人間だと説明した。

そして「(母は)一度スタジオに入ると自分にも人にも厳しい」、「自己顕示欲とかではなく、自分の中で鳴っている音楽へたどりつきたいという思いで、自分自身にも厳しい人なんです」と、いちばん近くで見ていた母・矢野顕子の音楽への熱意を語った。

撮影時37歳だった矢野と年齢も近く、子育てと仕事を両立しながら活動をしている坂本、「ひとりの女性として大人だな。と思う。みんなを連れて引っ越し、海外で子育てと仕事をし、期待に応えようと色々背負っているスクリーンの中の女性はしっかりした人に見える」と同世代の女性目線からの感想も述べた。

また、音楽を作っていく中でのスタッフワークがこの映画で観てもらいところだと話し、そのなかでもスタッフの“矢野顕子の取り扱い”がグッとくるところだという。当時のマネージャーである永田純さんは物心ついた頃からそばにいる育ての親のような存在だった。

「彼は本当に矢野顕子がどんな人間かよく知っていて、お腹がすくとイライラする矢野にベストなタイミングで食べ物を差し出す。それは本当にその人の気持ちや顔を読んで、また、音楽の出来も理解しながらじゃないとできないことです」

それを見た坂本は「本当に母は愛されているんだな」と感じたという。映画の中でいちばん好きな曲はという質問にはちょっと迷いながら、「作品の中で何度も弾き間違え、矢野が悔しそうにしていた、作品のタイトルにもなっている<SUPER FOLK SONG>」だと答えた。

トークの終わりには、「じゃぁ、矢野顕子風に……“どうもありがとう~!”」と矢野のライブでの物まねでファンを喜ばせ、観客からは温かな笑いと拍手が沸き起こった。


映画情報

「SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜」[2017デジタル・リマスター版]
2017年1月6日(土)より新宿バルト9他にて15日間限定ロードショー


「SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜」[2017デジタル・リマスター版]映画サイトhttp://www.110107.com/yanoeiga

矢野顕子 OFFICIAL WEBSITE
http://www.akikoyano.com/

坂本美雨 OFFICIAL WEBSITE
http://www.miuskmt.com/


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