HEY-SMITH、47都道府県ツアー完走。「また必ずライブハウスで会おう!」

今年で結成10周年を迎える大阪発のメロディックパンクバンド、HEY-SMITHが、12月3日、大阪府民共済SUPERアリーナにて『STOP THE WAR TOUR FINAL』を開催した。

同公演はYUJI(b&vo)、イイカワケン(tp)、かなす(tb)が正式加入し、新生HEY-SMITHとして今年5月に発売した4thアルバム『STOP THE WAR』のツアーファイナルで、自身10年目で初のワンマンライブとなった。

開演時間が過ぎ会場が暗転、ステージ上の巨大スクリーンに、彼らが歩んだ47都道府県61公演を振り返る壮大なアタック映像が流れると、会場からは大歓声が上がった。

映像が終わり、バンドのドロップ幕が現れSEが流れると、猪狩秀平(g&vo)を先頭にメンバー6人が登場。ファイナル公演で放たれた1曲目は「2nd Youth」。満(sax)、イイカワケン、かなすによる息の合ったホーン隊が存在感を示す。続けざまに演奏した2曲目はNEWアルバムからの「Dandadan」、会場は一気に熱気に包まれる。

猪狩は「ツアーファイナルへようこそ。47都道府県まわって大阪に帰ってきたで! 今日は来てくれてありがとう!」と軽い挨拶。続けて「音楽では世界が変わらない。なんて思ったコトはない!」と叫び「STOP THE WAR」を演奏。曲に込めたメッセージを、アリーナでのファイナルを彩る火の演出と激しく重い音で鳴り響かせると、会場のオーディエンスはそれに拳を上げて応戦していた。

中盤のMCでは猪狩がサービスエリアに置いていかれ、3時間ほど三角座りをした珍エピソードを披露し笑わせつつ、会場のスクリーンには、今回のファイナルを除く61公演の対バンアーティストのロゴが映し出される。猪狩は「いろんなバンドに力を貸してもらいました。みんながいなかったらホンマにツアーやれていないだろうから、本当にありがとう!」と感謝の気持ちを述べ「ここにいる君たちと、一緒にまわってくれたバンドに1曲送っていいかな?」と「Don’t Worry My Friend」を披露。猪狩の熱い言葉に涙を流すオーディエンスもいるなど、会場は暖かい雰囲気に包まれた。

さらにTask-n(ds)が軽快で華麗なドラムソロで会場を盛り上げ、ライブは進む。18曲目が終わる頃、ステージのスクリーンにはHEY-SMITHの“ワンマンでやりたいことの緊急会議”の模様が映し出される。そこで出たメンバーの意見をまとめた「スーツ姿でファンファーレを吹きカバー曲を披露する」など、メンバー、オーディエンス、スタッフ全員が10周年記念のライブを楽しんでいた。

ライブ終盤の「We Sing Our Song」のイントロでは、オーディエンスのヘッドバンキングにより会場がかなり揺れるなど熱量は増すばかり。「Drug Free Japan」「Living My Skin」と続け、「最高の時間だったわ! また必ずライブハウスで会おう!」と再会を約束し本編が終了。

アンコールの声を受け出てきた猪狩は「感動的なところでギター鳴らんくなるかね(笑)」と笑う。実は本編最後の曲「Goodbye To Say Hello」で、機材トラブルにより猪狩のギターが鳴らなくなる場面があったのだ。猪狩は続けて「インディーズやし、テレビも出ないバンドやけど、アンテナを立てて俺らの音楽を聴いてくれてありがとう。誰かのために音楽をやったことはないけど、自分が好きでやっている曲と、君らの好きな曲が一緒だったらこんなに幸せなことはないです。これからも金や権力のために音楽をやる気はないから、これからも俺らの音楽を愛してください。ありがとう!」と集まったオーディエンスに感謝を述べると拍手と大歓声が会場を包んだ。

オーディエンスは「I’m In Dream」で拳を上げ、「Come Back My Dog」ではフロアを駆け回り、HEY-SMITHの音楽に応えた。全36曲、フロアを熱狂の渦に巻き込んだ記念のワンマンライブはトリプルアンコールにも及び幕を閉じた。

メンバーがステージを降りたあと、会場は再び暗転。ライブ連動ミュージックビデオとして、YouTubeで展開していた「Truth Inside」の完成版がスクリーンに映し出されると会場から歓声が起こる。オーディエンスは体を揺らしながら、唄いながら、ファイナル公演も含めた全62公演のライブ映像で構成されたこの映像を楽しんでいた。

ライブ冒頭に猪狩が「人生楽しんでる? 君たちのただでさえハッピーな人生、もっともっとハッピーにしにきたからよろしく!」と発していた言葉どおり、HEY-SMITHは47都道府県すべてで自分たちの音楽を届けてきた。新体制によるアルバム発売もレコ発ツアーも終え、さらなる成長を遂げたHEY-SMITH。次のステップが非常に楽しみである。

PHOTO BY 半田安政(Shoecase)


HEY-SMITH OFFICIAL WEBSITE
http://www.hey-smith.com/


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