新ジャンル「トロピカルハウス」は、暑い夏を心地よく過ごすために知っておくべき

「2016年は、史上最も暑い年になる」。

NASAの気象学者ギャビン・シュミット博士が、4月の世界の気温と海水の観測結果を基に、この衝撃的な予報を5月14日に発表した。この予報が正しければ、これから到来する夏は気温の高い日々が続きそうだ。

しかし、そんな暑い夏でも、聴くだけで南国のリゾートでリラックスした気分になれる新しい音楽ジャンル「トロピカルハウス」が、2016年の世界的流行となる兆しだ。

このジャンルは、BPM100から120の間のゆったりと心地のよいテンポが特徴。エレクトロサウンドのみならず、ピアノやウクレレなどあらゆる楽器を駆使して、ビーチや南国の雰囲気を演出している次世代の”癒し系EDM”である。

 

あなたはすでにトロピカルハウスを知っている……


新ジャンルとはいえ、実はトロピカルハウスを取り入れた世界的なヒット曲がすでに存在する。2015年8月に公開されたジャスティン・ビーバーのどこか切ない大人のポップチューン「What Do You Mean?」だ。

近年は“お騒がせスター”となっていた彼の3年ぶりの復帰作だったこともあり、「What Do You Mean?」は米ビルボードを始め、世界各国のチャートで1位を獲得。同曲の大ヒットは、トロピカルハウスのサウンド感を世間に浸透させるのに一役買ったと言えるだろう。

 

マストチェックな、トロピカルハウスのトップスター


トロピカルハウスというジャンルにおける、現在のトップスターはノルウェー出身のDJ/プロデューサーKygoだ。

ゆったりとしたテンポのなかに、心地よさを重視したサウンドを詰め込んでいくスタイルは、彼のデビューした2014年当時に流行していた「盛り上がり至上主義のEDM」とは一線を画する。 Kygoのサウンドがトロピカルハウスというジャンルそのものと言っても過言ではない。

Kygoが2015年に発表した2ndシングル「Firestone ft. Conrad Sewell」は、本国ノルウェーで1位を獲得し、世界各国でチャートインを果たした初期の代表曲。後半にかけて楽曲を盛り上がるマリンバのようなエレクトロサウンドが、トロピカルハウス感を演出している。

 

ノーベル賞授賞式でもパフォーマンスを披露した国民的スター


Kygoは昨年の母国ノルウェーで行われたノーベル平和賞2015 授賞式コンサートで、DJとしてパフォーマンスを披露。さらに、EDMの殿堂と評される「ウルトラ・ミュージック・フェスティバル」では、2015年の公式アンセムを担当した。

ノルウェーの国民的スターにして、世界的にも評価されているKygo。しかも、これらすべての活躍が「1stアルバムのリリース前である」というから驚きだ。

トロピカルハウス入門者は、まずは手始めに5月13日にリリースされた、彼の1stアルバム『Cloud Nine』を手に取ってみてはいかがだろうか。きっと暑い夏を心地よく過ごす、力強い味方になってくれるはずだ。

PHOTO:(C) beeboys – Fotolia.com


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