20歳、22歳……。イエモンファン第二世代の愛がガチ過ぎて、我らはもはやオールドファン?

今年1月に再結成を発表したTHE YELLOW MONKEY。復活後初となるツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR」の5月11日の代々木第一体育館を皮切りにスタートし、ファンはアルバム総復習で忙しい日々を送っていることだろう。
しかし、15年間再結成を待ち望んできたファンにとって、少し気掛かりなことがある。「’92グループ指定席」の存在だ。

1992年5月21日以降生まれの若者はチケット代が3人で1万9920円になるという割引チケットなのだが、1992年といえば23年前。我らがイエモンがメジャーデビューを果たした年だ。

あの年以降に生まれた子たちも今やイエモンのライブに来るのか……。それにしても、彼らはいったいイエモンのどこが好きなのだろう。というか、本当にちゃんとイエモンの良さをわかってる? 老婆心から1992年生まれ以降のイエモンファンにその愛について聞いてみた。

 

現在22歳、きっかけはカバーアルバムから

「2009年に発売したトリビュートアルバム『THIS IS FOR YOU』に、元々好きだったTHE BACK HORNが参加していて、「球根」のカバーに衝撃を受けイエモンの音楽に興味をもつようになりました。

同時期に高校の倫理の授業で「JAM」の歌詞の一節“外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは嬉しそうに「乗客に日本人はいませんでした」”の部分に対する意見をまとめる授業があって、それもイエモンにハマるきっかけになりました。

いちばん好きなアルバムは『8』で、中でも「峠」が好きです。規則的なギターフレーズから淡々と始まり徐々に盛り上がっていく曲の構成や、決して明るい雰囲気の曲ではないのに前向きなエネルギーを感じるところがツボです。

『8』は曲調がバラエティに富んでいてイエモンの作る楽曲の幅の広さが見て取れるところが好きですね。海外のロックスターのような華とセンセーショナルな歌詞が10代の自分の人格形成に多大な影響を与えてくれました。イエモンはこれから自分が歳を重ねていっても、切っても切れない音楽のひとつです」(Kさん/22歳)

高校の授業でイエモンの歌詞を取り扱うなんて……。デビュー当時は誰も想像できなかったはず。『8』がリリースされた時、Kさんはまだ6歳だったというから驚きである……。

「小学校高学年の頃にイエモン世代のいとこが1stアルバム『夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー』を貸してくれてイエモンを知ったのですが、実は一度挫折しています。

当時はレッド・ツェッペリンやディープ・パープルなどのハードロックを好んで聴いていたので……。その後、入口のチョイスを反省したいとこがイエモンのベストアルバムを貸してくれて、「Rock Star」や「嘆くなり我が夜のファンタジー」などの曲で興味をもつようになりました。いちばん好きなアルバムのひとつが『FOUR SEASONS』です。

「I Love You Baby」や「Sweet&Sweet」のようなハードロック的な楽曲だけでなく、「空の青と本当の気持ち」や「Father」といった壮大なスケールの曲もあり、聴いていていちばん高揚するアルバムです。

 

エマに憧れて必死に貯金してギブソンを買った20歳

「Four Seasons」から始まって「空の青と本当の気持ち」で終わるという流れも神がかっているので、なるべくシャッフルせずに聴きたいです。

高校3年の頃、エマの青いレスポールに憧れて必死に貯金して20万円ほどするギブソンを現金一括(高校生はカードを持てないので)で購入したときは楽器屋の店員に引かれました(笑)。

お恥ずかしい話ですが19歳の最後の日には20歳になる瞬間まで「カナリヤ」を聴いて浸っていました。

今度のライブはいとこと一緒に広島公演へ行く予定です。個人的には、1曲目は「WELCOME TO MY DOGHOUSE」で始まってほしいです。すごく楽しみにしています!」(Sさん/20歳)

こ、この子、15年前にロビンが「私たち、普通の野良犬に戻ります」と宣言して、活動休止前最後の東京ドームをインディーズ期の名曲「WELCOME TO MY DOGHOUSE」で締めくくったことを知っているのか……。そしてそれを踏まえたうえで野良犬からスタートしてほしいだなんて……。

ちなみに「WELCOME TO MY DOGHOUSE」が収録されている『Bunched Birth』がリリースされたときSさんはマイナス4歳だそう……。

 

すごい。イエモンへの愛がずしずしと伝わってくる。音楽を愛する気持ちに生まれた時代は関係ないということがよくわかった。

そして、デビューからこんなにも時間が経っているにも関わらず、ファンを増やし続けているTHE YELLOW MONKEYの偉大さにも改めて気づかされる。

15年の時を経て、あらたに加わった若きファンたちと一緒に記念すべき復活ツアーを盛り上げよう。

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