夏休みにしかツアーを組めない“超絶無名バンド”が注目を集める理由

2016.05.10

「高知県産、超絶無名バンド」のキャッチコピーで知られるガールズバンド、sympathy。

その、あんまりな言われ方(笑)とは裏腹に、メキメキと注目度を上げつつあるsympathyが、今夏、『わたしたちの夏休みツアー〜先生、宿題おわりません〜』を開催することが発表された。

大阪・愛知・高知・東京というコンパクトなツアーではあるが、初の全国ツアーの実現にファンは歓喜。そして、加えて言うなら、今回の決定にはメンバー自身が最も喜んでいるフシがある。

ボーカル=東京、ギター=高知、ベース=京都、ドラム=高知

sympathyは、柴田ゆう(vo&g)、田口かやな(g)、今井なつき(b)、門舛ともか(ds)からなる、高知県出身の4人組。高校卒業後はメンバーの進路がバラバラとなり、地元高知に2人、東京と京都に各1人と別々の大学に進学し、絶賛遠距離中だ。

バンドミーティングや曲作り(!)はSkypeやLINEで、という、メジャー契約のある現行のバンドとしてはかなり特異な状況。制作やプロモーションなどにもある種の制限がつくことになるわけだが、何よりもsympathyは、おいそれとはライブができないというデメリットを背負いながらの活動を余儀なくされているのだ。これではなかなか知名度が上がらないのも無理はない?(笑)

しかし、彼女たちも手をこまねいている訳ではない。大学生の最大の利点は、2ヵ月近い夏期休暇である。このロングバケーションを利用して、今回、いよいよ初の自主企画ツアーが実現する。ファンにとってもバンドにとっても、“待望の”という言葉がふさわしい全国ツアー。各会場のゲストは後日発表される。

“たまたま”が“必然”に。sympathyのこれまで

sympathyは、メンバーが高校1年のときに、高校の軽音楽部で結成。バンド結成から数ヵ月後に、“たまたま”先輩から誘われて、大阪で行われたあるコンテストに出場。そして、コピーバンドであるにも関わらず優勝をさらってしまう。ちなみにこのステージがなんとsympathyの初ライブだった。

そして優勝特典としてオムニバスCDに参加することになり、必要に迫られてオリジナル曲作りに初挑戦。それが、のちにバンドの代表曲となる名曲「あの娘のプラネタリウム」であるという事実がまた、このバンドの潜在能力の高さを象徴している。

そして、その後“たまたま”出演することになった、たった1回の東京でのライブで、他のバンドを観に来ていた現在の所属事務所のスタッフの目に留まる。同じく現在の所属レーベルであるビクターエンタテインメント/CONNECTONEにいたっては、ライブを観ずに音源を聴いただけで契約を決断!

観たくてもライブをやっていない(笑)という状況があったのかもしれないが、メジャーレーベルが、生の演奏を観ずに、ほぼ実績のないバンドと契約するというのは異例中の異例と言える。それだけ、楽曲の魅力と、バンドに備わった吸引力がズバ抜けていたということだ。そして2015年7月、sympathyは、2ndミニアルバム『トランス状態』でメジャーデビュー。“たまたま”は、いつしか必然となった。

“超絶無名バンド”のシンデレラストーリーの最新章

高校の部活の小さな部室から生まれた、初心者揃いの4人組が、いつの間にやらレーベル&事務所とプロ契約。しかも絶賛遠距離中。この奇跡的なストーリーは、この先どこに向かって行くのか……!?

“バンドを取り巻くワクワク”を、メンバーはもちろん、ファンやスタッフも完全共有。今のsympathyが、シーンの注目を集める理由は、まさしくそこにある。

そんなバンドのストーリーが、確実に一歩前に進むことになる、今回の初全国ツアー。“超絶無名”のキャッチコピーがついているsympathyに、生で触れられる最後のチャンスになる可能性もないとは言えない!?

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リリース情報

2015.07.15 ON SALE
MINI ALBUM『トランス状態』


ライブ情報

「わたしたちの夏休みツアー〜先生、宿題おわりません〜」
07/03(日)大阪・阿倍野ROCKTOWN
07/10(日)愛知・名古屋CLUB ROCK’N’ROLL.
07/24(日)高知・高知X-pt.
07/31(日)東京・渋谷CHELSEA HOTEL


sympathy OFFICIAL WEBSITE
http://sympathy-yureru.com/

 

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