B・スプリングスティーンが、ライブで、突然プリンスの「パープル・レイン」を演奏した理由

首には“パープル”のスカーフ

4月23日、『The River Tour 2016』で全米ツアー中のブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドが、ニューヨーク、ブルックリンのバークレイズ・センターで行われたコンサートの1曲目で、先日急逝したプリンスの「パープル・レイン」を突然演奏。エモーショナルで感動的なパフォーマンスで追悼の意を表した。

ステージ全体が“パープル“の照明で照らし出され、ブルース・スプリングスティーンの首には“パープル”のスカーフが。Eストリート・バンドのギタリスト、ニルス・ロフグレンは、何かが乗り移ったかのような感動的なギターソロを聴かせた。

※メイン写真はツアー初日2016.1.16ピッツバーク公演より(PHOTO BY Danny Clinch)

ブルース・スプリングスティーンvsプリンス

ブルース・スプリングスティーンとプリンスは、1984年の『ボーン・イン・ザ・USA』と『パープル・レイン』がほぼ同時期のリリース。『ボーン・イン・ザ・USA』は全米チャート1984年7月7日付でNo. 1を獲得、その後4週間連続No. 1となったが、8月4日付で『パープル・レイン』がNo.1を獲得し追い抜くと、『パープル・レイン』は翌年まで24週連続1位を続けることになる。同じくずっと24週間2位を守り続けた『ボーン・イン・ザ・USA』は、1985年1月19日付でNo.1に返り咲く。奇跡の復活劇とチャート争いは全米チャートヒストリーの中でも、いまだに語り草となっている。

同じ時代を生きてきた中、お互いをリスペクトしていたようで、プリンスはブルースのファンだったこと、バックステージで会ったことなどを語っている。

「プリンスは、俺の人生の中でこれまでに見た最高のライブパフォーマーのひとりだ」

また、ブルース・スプリングスティーンは1984年のインタビューで、プリンスについてこう語っている。

「プリンスのライブは素晴らしい。俺の人生の中でこれまでに見た最高のライブパフォーマーのひとりだ。彼のショーは多くのユーモアもあり、面白い。俺の大好きなパフォーマーのひとりなんだ。映画(映画「パープル・レイン」)も初期のエルヴィスの映画のようでグレイトだったよ」

1980年当時のブルース・スプリングスティーン(PHOTO BY Joel Bernstein)

1980年当時のブルース・スプリングスティーン(PHOTO BY Joel Bernstein)

デヴィッド・ボウイ、グレン・フライ、そしてプリンス

『ザ・リバー・ボックス』発表に伴う『The River Tour2016』は、2014年のHigh Hopes Tour以来、2年ぶりのブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドのツアー。『ザ・リバー・ボックス』は、1980年に発表された、ブルース・スプリングスティーン5作目のアルバム『ザ・リバー』のレコーディングセッションでの膨大な未発表曲や、当時の未発表ライブ映像などを網羅したコレクション。今回のツアーは、その1980年の名盤『The River』全曲演奏を披露することで大きな話題を呼んでいる。

全米ツアーは今年の1月16日ピッツバーグからスタート。その初日公演では1月10日に惜しくも亡くなったデヴィッド・ボウイを追悼し「Rebel Rebel」を演奏。また、1月18日に急逝したイーグルスのグレン・フライを追悼し、1月19日のワシントン公演で「Take It Easy」演奏した。

ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドは全米ツアーのあと、5月14日のスペイン・バルセロナを皮切りにヨーロッパ・ツアーがスタート。現段階では7月31日のスイスのチューリッヒまでが発表されており、6月5日には世界最大級のロンドンのウェンブリースタジアムでの公演も控えている。

※以下は、「パープル・レイン」別バージョン映像


リリース情報

2015.12.23 ON SALE
ALBUM『ザ・リバー・ボックス』


ブルース・スプリングスティーン OFFICIAL WEBSITE
http://www.sonymusic.co.jp/BOSS

ブルース・スプリングスティーン 日本OFFICIAL Facebook
https://www.facebook.com/BruceSpringsteenJapan


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