猫の鳴き声、小銭の音、彼氏の「好き」……。どんな音でもその場で音楽に変えてくれるデバイスって?

ここ数年、若者の間で「AutoRap(オートラップ)」という音楽アプリが流行している。

フリースタイルのラップを校正してくれたり、離れたところにいる友人とラップバトルが楽しめたりと、ラッパーにうれしい機能が充実したアプリだ。

なかでも、しゃべっている声に既存の曲を挿入し自動でラップに変換してくれる「トークモード」がラッパー以外の人々にも広く受け入れられており、2012年7月のリリースながらも、現在でもミュージックアプリの人気ランキングの上位に入る人気をキープしている。

「AutoRap」は自分の声がラップに変換されるという意外性と手軽さで多くのユーザーの心を掴んだが、これをラップに限らず、それも既存の曲を使わずに体現するデバイスがある。それが「Re: Sound Bottle」だ。

「Re: Sound Bottle」は多摩美術大学の学生であったJun Fujiwaraさんによって制作された音楽デバイス。声や足音、猫の鳴き声など、身の回りの音を録音するだけで音楽を生み出してくれるというのだ。でもそれって一体どんな音楽なのだろうか?

ボトルのコルクを抜いて音を録音し、コルクを閉める。再び開けると、先ほど録音した音がリズムを刻んで鳴るではないか。

自転車のベルと自販機からおつりが出てくる音の相性が良いだなんて、このデバイスがなければ誰も気づかなかっただろう。さらにコルクを閉めた状態でボトルをシェイクすれば今度はその音がミックスされ、別パターンの音楽が生まれるという。

日常にある音が特別な存在になったようで、いつもの音を聴くことにワクワクしてくる。下の動画は「Re: sound Bottle」で代々木公園の音を集めた様子だ。

ギターや笛などの楽器の音、ボールを蹴る音、外国人観光客の「ハロー」や、カップルの「好き」という言葉をミックスして音楽を作っている。録音時のドキドキした表情と音楽を聴いたときのうれしそうな表情が印象的だ。

録音した音を消したいときにはコルクを開け、本体を振れば音がボトルの外へと逃げていくのだとか。操作方法がいちいちアナログなのもかわいらしい。

録音した楽曲はすべてSDカードに保存されるため、思い出の音を音楽にして残すことができる。写真や動画もいいが、こんな日常の切り取り方もたまにはいいかも。

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