ファーストからコンセプトアルバムでチャレンジすることがザ・チャレンジの真骨頂

ザ・チャレンジ

現在発売中のザ・チャレンジ(通称ザチャレ)1stフルアルバム『ザ・チャレンジランド』。アミューズメントパークをテーマに、様々なアトラクションを彷彿させる楽曲がずらりと並べられた本作。華やいだ雰囲気につられてアトラクションを楽しんでいると、いろいろ気づかされることも多い、なんとも奥深い作品だ。

INTERVIEW & TEXT BY 宮本英夫


メンバーに“アトラクションを作ってくれ”

──完璧なコンセプトアルバムじゃないですか。

沢田チャレンジ そうなんですよ。アルバムを作る前のコンセプトとして“アミューズメントパーク”があって、メンバーに“アトラクションを作ってくれ”という曲のお願いをしてるんですね。ジェットコースターみたいな曲、観覧車みたいな曲、メリーゴーランドみたいな曲、とか。

──なるほど! ちなみにジェットコースターの曲って?

沢チャレ 「愛のロケット」ですね。観覧車は「大きな世界」。作ってみてわかったのは、アミューズメントパークってよく出来ていて、アトラクションを作って並べると、一枚のアルバムとしてすごく良いバランスになるんですよ。緩急がついてるから。

──たしかに。言われてみれば。

沢チャレ 「オレオマエフェスティバル」はパレード。「大きなミラーボールの下で」は〇〇〇〇マウンテンで、「パイレーツ・オブ・シモキタザワ」は“〇〇〇の海賊”。「パーティーちゃん」はシアターで、「メロメロ」はお化け屋敷ですね。〇〇〇〇〇〇マンションみたいな……このインタビュー、大丈夫かな(笑)。

うちのバンドは、チャレンジしてもらわないと

──あはは。どこかの夢の国が何か言ってきそうな。

沢チャレ インスパイアされただけだから、全然問題ないです! そういうふうに作ってるから、楽しかったんですよ。

タラコチャレンジ 僕は「週末ロック」が何のアトラクションなのか、未だにわからないんだけど。

沢チャレ これはドライブ感があるから、サーキット。ゴーカートですよ。

タラチャレ それはこじつけ過ぎ(笑)。

沢チャレ 「すっぽんぽん」はプールですね。裸になるんで。

──メインの作曲はタラチャレさんですけど、他のメンバーも曲を書けるのがこのバンドの強みですよね。1曲目はヤンチャレさんの曲から始まるし。

ヤンキーチャレンジ 本当はやりたくなかったんですよ。“1曲目は荷が重い”って。しかも1曲目から打ち込みでいいのか? と思ったし。

沢チャレ すごく良いと思うけどね。全然浮いてない。うちのバンドは、チャレンジしてもらわないと。

1曲だけ真顔でメッセージを込めるのが、バランスとしては良いなと

──それぞれ、手ごたえを感じた部分は?

チャレンジオノマック 歌入れがすごく楽しかった。1曲ごとに広い振り幅でできるようになって、そこが伝わればいいなぁと思います。

ドラゴンチャレンジ この一年で成長できた実感と、曲のバリエーションの豊かさを表現できたという満足感があります。ダンスミュージックの「大きなミラーボールの下で」だったり、「パイレーツ・オブ・シモキタザワ」みたいに大人の遊び、みたいな曲があったり。

タラチャレ 聴きどころは「大きな世界」。基本は4人だけの音で、壮大なバラードになっているところが、すごくよくできたなという気がします。

沢チャレ YouTubeで公開したら、“こういう曲もできるんだ”って、すごい反応があったんですよ。“真面目なことも歌えるんだ”って。

──いやいや。歌詞、すごく良いですよ。特に後半は、沢チャレさんのバンド愛とロック愛が思い切り前面に出ていて、楽しいけれどぐっとくる感じが強くて。

沢チャレ 今までは曲の中で、98%はエンターテインメントでも、2%は本音を入れるというやり方をしてたんですね。でもアルバムは、13曲でエンターテインメントを表現して、1曲だけ真顔でメッセージを込めるのが、バランスとしては良いなと思って。それが「大きな世界」なんです。

実は結構考えてるんですよ(笑)

──ああ~。たしかに。

沢チャレ 「イッツ・ア・スモール・ワールド」が僕は子供の頃からすごく好きで。“世界は小さい”と言ってるんだけど、大人になって感じるのは、世界は大き過ぎるなと。それよりも今の時代は、半径5メートルの中を充実させることが重要なんじゃないかと僕は思うので。だから“世界は大きい”という、僕なりのアミューズメントパークの解釈にしてみました。

──なるほど。

沢チャレ 後半に行くとエモくなるという話で言うと、昼から夜に時間が変わっていく曲順になってるんですよ。前半は明るく楽しいけど、帰るときは切なくなる感じを表したくて。実は結構考えてるんですよ(笑)。

もっとすごい感じにできると思ってます

──参りました。深い!

沢チャレ 「オレオマエフェスティバル」が、閉演前の最後のパレード。花火が打ち上がって、楽しいけど切ない。

ドラチャレ ミュージックビデオを見ると泣けますよ。さわやかな涙が出る。

沢チャレ センチメンタルな要素は、どうしても出ちゃうんですよね、うちのバンドは。不思議なもので、楽しいことを追及すればするほど、センチメンタルも大きくなっていく。今回はそれをそのまま出した感じですね。

──リリースツアーも楽しみにしてます。

沢チャレ アルバムでアミューズメントパークが完成して、営業開始するのがライブだと思ってるんですね。そこで“このアトラクションは混んでる”“ここはもっとサービスできる”とか、考えることでどんどん良くなっていく。

オノマック 「オレオマエフェスティバル」とか、やるたびにどんどん楽しくなるんで。ツアーファイナルには、もっとすごい感じにできると思ってます。

沢チャレ 既存の曲も、『ザ・チャレンジランド』の中に入れたら別の見え方をすると思うし、14曲のアトラクションがもっと増えていけば、さらにすごい『ザ・チャレンジランド』になるんじゃないかと思ってます……って、最後に良いこと言えましたね(笑)。

★ザチャレの“チャレンジ”まとめた、ザ・チャレンジ特集ページはこちら!


ライブ情報

ザ・チャレンジ 全国ワンマンツアー「ザ・チャレンジランド ジャパンツアー」
02/21(日)宮城・仙台 CLUB JUNK BOX
02/28(日)北海道・札幌 COLONY
03/20(日)愛知・名古屋CLUB UPSET
03/21(月・祝)大阪・心斎橋 FANJ twice
03/26(土)福岡・Queblick
04/01(金)東京・TSUTAYA O-EAST
詳細はこちら


プロフィール

沢田チャレンジ(vo、center)、チャレンジオノマック(vo、g)、タラコチャレンジ(vo、g)、ヤンキーチャレンジ(b)、ドラゴンチャレンジ(ds、Ei Ei Oooh)。2010年結成。ミニアルバム『スター誕生』にてメジャーデビューを果たした。

オフィシャルサイト


リリース情報

2016.01.20 ON SALE
ALBUM『ザ・チャレンジランド』
EMI Records

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