みんなを胸アツにした“あの作品”が現在に蘇る!「名盤ライブ」の魅力とは?

ダウンロードやサブスクリプションサービスが広まってきたことで、音楽を楽曲単位で楽しむ傾向になりつつある今でもミュージシャンにとってアルバムというのはやはり格別な存在だ。

楽曲を組み合わせて作る世界観。曲順が変わるだけでおそらくガラッと印象が変わってしまう、その精細な表現の場は“作品”と語るにふさわしいものだと思う。

それはユーザーにとっても同じで、大切な作品を受け取る1曲目のイントロを聴いたときの興奮や、その時代の空気をたっぷり含んだ“アルバム”との思い出は、リスナーにとっても大切な記憶だろう。

そんな作品を、アーティスト自身がライブで完全再現するという企画がここ数年で活発になっている。でもそれは懐かしい思い出を共有する場ではない。しいて言えば、そのアルバムが持つ、作品としての“強度”を再確認する場と言っていいかもしれない。なぜその作品が多くの人の記憶に残ったのか、その意味を知るという体験もひとつの“快感”なのだ。

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2016年9月に結成20周年を迎えるくるりは、コンセプトアルバムとしてこれまでに2度にわたって再現ライブを行っている。なお、5thアルバム『アンテナ』の再現ライブが5月に控えている(くるり20th Anniversary「NOW AND THEN Vol. 3」)。

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また、2PMのように韓国で行ったパフォーマンスを日本で再現するという新しい形の再現ライブも存在する。

数十年の時を経て、その作品に改めて向き合うことの良さはまだある。改めてその時代と作品の関係を見つめることができること、そして様々なミュージシャンやスタッフが関わってこそ、その名盤が生まれたという事実を改めて知ったうえで、その作品に向き合うことで、もっともっとそのアルバムを理解できることだ。

31年前に渡辺美里のデビューアルバムである『eyes』という名盤が生まれた。小室哲哉や岡村靖幸という稀代のクリエイターのバックアップのもと、渡辺美里という才能が開花した瞬間が詰め込まれたアルバム。そして日本のロック/ポップスシーンが確立した80年代の空気に溢れたアルバムである。そのアルバムが「名盤ライブ」として2日間限定で、渡辺美里本人の手によって再現される。

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渡辺美里の音楽の原点が詰め込まれた、アルバム『eyes』

渡辺美里以外にもアルバム『eyes』に参加したギタリスト・佐橋佳幸やキーボーディスト・清水信之らもライブに参加。さらに美里本人が、アルバム『eyes』を担当したエンジニアとディレクターと共に、アルバムのマルチテープを全曲聴き返しながら、制作の裏話や楽曲についての思い出を語り合うという貴重なトークセッションなどを収録したDVD、関係者インタビューや当時のインタビューの再録をまとめた、ここでしか手に入れることのできない豪華なドキュメンタリー本もセットなので、『eyes』とより深く向き合うにはこれ以上の企画はないだろう。

今まで数え切れないほど聴いた作品。そんな名盤に向き合い、その本質を知る“快感”をこの「名盤ライブ」で体感してほしい。


ライブ情報

名盤ライブ『eyes』
03/12(土)東京・Zepp DiverCity
[第一回]OPEN 15:00 / START 16:00
[第二回]OPEN 18:30 / START 19:30

03/20(日)大阪・Zepp Namba
[第一回]OPEN 15:00 / START 16:00
[第二回]OPEN 18:30 / START 19:30
名盤ライブ 特設サイト

 

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