MUCC -誰も想像していなかった衝撃のアルバム。これこそが彼らのあり方!

MUCC - 誰も想像していなかった衝撃のアルバム。これこそが彼らのあり方!

MUCC

3月から7ヵ月連続、毎月異なる全6種類のツアーを回るという異例のライブ・ツアーを行っているMUCCが待望のアルバム『THE END OF THE WORLD』をリリース。彼らがこのアルバムを通していちばん伝えたかった熱い想いとは……?

INTERVIEW & TEXT BY フジジュン


11曲のなかに広がりすぎないアルバムの世界観が凝縮された一枚

──MUCC、約1年半ぶりのアルバム『THE END OF THE WORLD』が完成です。

YUKKE はい。今までとはちょっと違った感触の作品になったと思うし、自分でも聴くたびに受ける印象が変わってきていて。11曲のなかに広がりすぎないアルバムの世界観が凝縮された一枚になったなと思います。

逹瑯 そうだね。ボリューム感がちょうど良くて、2周聴いてちょうど良いくらいのアルバムになったかな? と思うし。

SATOち 一曲一曲はすごく濃いのに、通して聴いたときに重く感じない、すごい聴きやすいアルバムになって。この感触は初めてだったので、僕も聴き返してビックリしました。

ミヤ 俺は完成したら、なかなか客観的には聴けないので。ツアーで演ってみないと、なんとも言えないところはありますね。

──アルバムを聴いた第一印象として、単純に曲やメロディの良さが伝わってきて。そこは今回、楽曲制作でもすごくこだわった部分だったんじゃないかと思うのですが?

逹瑯 MUCCは昔からメロディが際立ってるバンドだったと思うんで。今回、「フォークなもの、フォークの匂いがするところに立ち返ろう」ってところにテーマを置いたとき、そこが際立ってきたんだろうなと思います。無駄なものを極力排除したシンプルな曲もあるし、攻撃力重視の曲はより攻撃性が増してるし。そこがすごく明確に出てるアルバムなのかな。

──はい。そこでダイレクトに攻撃的な曲以外でも、秘めた攻撃性や狂気を感じました。

ミヤ ウチは往年の日本っぽいメロディが多いんで、言葉も普遍的なものを乗せるのはちょっと違うし。例えば、「死んでほしい人」とか、あまり使わない言葉ですけど、どんな言葉が歌詞にあっても不思議じゃない時代ですから。言葉の強さは意識しましたね。

──アルバムには「HALO」、「World’s End」、「ENDER ENDER」と3枚のシングルが収録されてますが、アルバムの方向性が見えてきたのはどれくらいのタイミングでした?

ミヤ 今年に入ってアルバム曲を作り始めて、「ENDER ENDER」が出来たくらいでしたね。その頃、「あ、こういうコンセプトで、こういうところに向かってるものなんだ」というのがなんとなく分かってきたというか。

俺がリスナーだったら、「こう来たか!」って驚くと思いますね。

──曲順にも必然性があって、初めて聴いたときにラスト「死んでほしい人」を聴いて、アルバム世界の全てが繋がった気がして。2周目、「THE END OF THE WORLD」が始まったとき、この曲で始まる意味を感じました。

ミヤ 1曲目はあえて外したいイメージで、ある意味パーティ・ソング的な「ENDER ENDER」では始めたくなかったんです。俺らはそういうバンドじゃないし、その裏側から始まることでうまく対比させたかったし。

逹瑯 全然想像もしてなかった角度からパンチが飛んでくる感じも面白いし、曲の展開も面白いですよね。俺がリスナーだったら、「こう来たか!」って驚くと思いますね。

──「JAPANESE」もひとつアルバムの鍵を握っている曲ですよね。

ミヤ いちばん最初に出来た曲で、そこから広がっていったし、「JAPANESE」みたいな作品になるだろうなというのは想像できて。

逹瑯 最初、この曲で始まっても良いと思ったし、アルバム・タイトルも「JAPANESE」でいいんじゃないか? と思っていたくらい、軸になった曲で。いろんな曲が揃ったけど、作品の軸になってるというところは変わらないです。

──あと、今作のキーワードである“THE END”というワード。終わりを歌うことで未来や永遠を歌ったり、絶望を歌うことで希望を歌ったりと、逆説的な表現を一枚通して伝えているような気がしました。

ミヤ 逆説的なことは15年前からやってて、変わらない部分なんですが。その気持ちを共有しようとしているのがいちばんの違いだし、当時はなかった部分なのかな?

──だから、『THE END OF THE WORLD』なんですよね。世界を歌うことで、君を歌うという逆説というか。結局、いちばん伝えたいのは“君に会いに行くよ”ということで。

ミヤ よく分かりますね。そこは真逆だったりするんで、それは初めて言われました。

──逹瑯さんは作詞に関していかがですか?

逹瑯 「死んでほしい人」だけは、アルバム制作前からサビ以外の歌詞が出来てて。ずっと大事に温めてた曲で、この曲があるという絶対的な安心もあったし。“THE END OF THE WORLD”という向かうべき方向が見える求心力のあるワードもあったので、今回はわりと自由に歌詞が書けて。結構、楽しみながら歌詞を書けた感じはありましたね。

──そして7月からは、アルバムを掲げてのリリース・ツアー”SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Episode 6. 「THE END OF THE WORLD」New Album TOUR”もスタートします。

逹瑯 現在、7ヵ月連続ツアーをやっていて。ここまでは既存曲で構築されたライブだったんですが、7月は新しい物を分かりやすく提示出来るライブになるので。9月に控えた、ファイナルの代々木第一体育館に向けても良いフックになりそうで、すごく楽しみです。

リリース情報

2014.06.25 ON SALE
ALBUM『THE END OF THE WORLD』
Sony Music Associateed Records

T-140623-BA-1526

[初回限定盤/CD+DVD]¥3,611+税
[通常版盤/CD]¥2,870+税

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