イチローも尊敬するあの選手は今やプロ・ギタリスト!

2014.06.26

ヤンキース入団の際、イチローが背番号51番を辞退したのは、この名選手への敬意から

プロ入りからヤンキース入団前までイチローの背番号といえば51番。昨年、惜しまれつつも引退した広島の天才打者・前田智徳に憧れ、彼が入団当時付けていた番号をオリックス入団時に選んだとも言われている。そしてその51番について、イチロー本人はかなりのこだわりがあったようで、ヤンキース入りする前まで他の番号への変更が打診されても、固辞し続けていたのだ。

しかし現在のイチローの背番号は31。球団側から51番を打診されたものの、なんとイチローは「51は特別な番号だが、ヤンキースではとてもつけることはできない」と辞退した。ヤンキースの51番といえば、一時代を築いた稀代の名選手バーニー・ウィリアムスの番号。名門ヤンキースの4番として活躍し、アメリカン・リーグ首位打者、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞 4回、アメリカン・リーグ優勝決定戦MVP など数多くのタイトルを獲得。走攻守全てを兼ね備えたイチローも憧れるスーパー・スターだ。

松井秀喜も目撃したその演奏

そんなバーニー・ウィリアムスは現役時代から野球選手とギタリスト、二足のわらじをガッツリ履いていた。元々、子供の頃からギター演奏に没頭していた彼だが、選んだ道は野球選手。しかし音楽に対する情熱はまったく失われておらず、1991年、メジャー初昇格した際、本拠地ニューヨークに到着すると、タイムズ・スクエアの楽器店に向かい、フェンダーの名器「ストラトキャスター」を購入したというエピソードもあるほどだ。

その後、時間を見つけてはギターを手に取っていたという彼。ヤンキース時代の松井秀喜は、クラブハウスでよく彼の演奏を耳にしていたという。

選手引退後、デビュー・アルバムをリリース

そして2003年、ジャズの名門レーベル・GRPレコードから、アルバム『Journey Within』を発表しついにCDデビュー果たす。現役バリバリのメジャー・リーガーが、一流ジャズ・レーベルからアルバムを出すという快挙。しかも、歌モノではなく全編インストという「ちょっと出してみたんですけど」感ゼロのガチ作品だ。2006年オフにどの球団とも契約を結ばず、事実上の引退。その後、プロ・ミュージシャン活動を本格化させ、2009年には2枚目のアルバムを発表、デビュー・アルバムに続いてビルボード誌のコンテンポラリージャズ部門でトップ3にランクインを果たした。

第2回WBCプエルトリコ代表として2年半のブランクを空けて現役復帰するも、体力の衰えには勝てずに、正式に引退を表明。今は、名実共にプロのギタリストとして活躍している。

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