清 竜人25 – 清 竜人が結婚、それも6人と……!? 彼の才能は底知らず! このユニットとして2度目のライブを終えた直後の7人にインタビューを敢行した。

清 竜人25

男ひとりに女子6人、それも一夫多妻制! まさに前代未聞のアイドル・グループの誕生である。しかもその首謀者は、あの清 竜人なのだ。実は彼自身はかねてから女性ボーカルものやアイドル・ポップスへの関心を示していて、その一端は堀江由衣やでんぱ組.incへの楽曲提供だったり、女声がたくさんフィーチャーされたアルバム『MUSIC』(2012年)でもうかがえた。しかし竜人本人がセンターに立ち、若い女の子たちを従えた形態でアイドル・グループを立ち上げるとは予想だにしていなかった。しかもこの“清 竜人25”の楽曲たるや、すさまじくキラキラした、ポップ&ダンサブルなナンバーばかりで、完全に突き抜けたものになっているのである! これはもうシンガー・ソングライターとしての彼を愛したファンにとっては驚愕の展開には違いないが、しかし今、この才人の能力が完全に振り切れた状態にあるのも確かなのである。
今回の取材は11月1日、このグループの通算3回目のライブとなった東京・日本工芸大学でのステージが終了した直後に、楽屋で行われた。夫人たちに囲まれた清 竜人は、リーダー……もとい、旦那としての顔も見せながらも本当に楽しそうで、過去のインタビューの席ではなかったぐらいの笑顔だったのが、とても印象的だった。それぞれの女の子たちの個性とキャラクターも楽しみながら読んでいただければ、と。

INTERVIEW & TEXT BY 青木 優


結構前の段階から、いろいろ練ってはいました

──このグループが始まって、そろそろ4ヵ月目ぐらいですよね。今のところ、どうですか?

清 美咲(第4夫人) 楽しいです!
清 亜美(第3夫人) まだ4ヵ月なんだ? っていう感じはあります。濃密な感じが(笑)。
清 可恩(第6夫人) もう、ずっと前からやってた感があるよね? 最初のほうは結構詰め詰めでやってたので、ほぼ毎日のように会ってたりして。で、ちょっと落ち着いてからライブがなかった期間はそれはそれで、みんなのことを考えるいい機会になって、良かったです。
清 竜人 今、4ヵ月……実際にはまだ3ヵ月弱かな? けど、3ヵ月にしては、みんな頑張ってるなと思いますね。

──濃密というのは、その、スケジュール的に?

竜人 そうですね、スケジュール的に濃かったって感じですね。
清 咲乃(第1夫人) すごかったです!
美咲 もう、鬼のね(笑)。練習、練習、レコーディング、練習、練習、レコーディング……!(笑)

──(笑)それにも、だんだんと、なじめていった感じですか?

清 桃花(第2夫人) うん……なじめていった、ね?
美咲 自然とね。
亜美 なんだろう? とくに考えたことないな(笑)。
竜人 俺に「踊って」と言われて踊ってる、みたいな?(笑)
美咲 ん~、楽しいから!
桃花 詳しくはわかんないです!(笑)でも“このまま、やっていこう!”と。
亜美 でもライブとかをやってみて、“どういうふうに自分がアプローチをかけたら面白くなって、見てる人が楽しんでくれるのかな”とかは、ほんと徐々に見えてきたりしてて。そういうところは自分で研究して、練習していかないとな、と……これから見えてくるのかなと思います。
咲乃 もう決まったし、やらなきゃいけないじゃないですか? で、“やんなきゃやんなきゃ”と思ってやってきて、それがもう当たり前みたいな感じです。あまり意識したことないですね……それがヘンとかは、思わないです(笑)。

──突っ走ってる感じですか。菜月さんはどうです?

清 菜月(第5夫人) やってるイメージですか? ……えっと……歌と踊りができて……良かったです(笑)。
美咲 (笑)小学生みたいな答え!
亜美 どういうこと?
竜人 でも菜月はもともとやってたんで、生活のリズムの中にもう入ってるんですよね、たぶん。(注/菜月さんはTAKENOKO▲というアイドル・ユニットの元メンバーだった)
菜月 歌と踊りが一緒にできて、良かったです。
亜美  やりたいことがやれてる?
菜月 そう! いつも一緒にいれて……?
美咲 (笑)友だちやん!
菜月 そう、歌と踊りと、いつも一緒にいれて。
全員 (大爆笑)。
亜美 (笑)詩みたいだね。
菜月 ……そう思いました!(笑)

“竜人くんのお嫁さんみたいになって指輪を付けたりするけど大丈夫?”って

──そうですか(笑)。で、話を去年に戻しますけど……前回の『WORK』リリース時の竜人くんソロのインタビューで、僕が「お客さんとの一体感とかが出てくれば、竜人くんはもっと開けた感じになっていくんじゃないかと思います」と聞いたところ、あなたは「来年ぐらいにはそれを目指したいと思います」と言ってたんです。

美咲 おおっ! まさに。
竜人 ……憎たらしいこと言ってますね(笑)。

──それが去年の10月のことなんです。その頃、こういうグループをやろうというイメージはあったんですか?

竜人 うん、ありましたよ。
夫人たち (口々に)おお~っ!
竜人 ディテールとか、まだ細かいところまででは全然ないですけど、なんとなくの構想みたいなのはありました。『KIYOSHI RYUJIN』(2012年)というセルフ・タイトルのアルバムを作ったぐらいから、6枚目(『WORK』)のあとのことは考えはじめてて。なので、結構前の段階から、いろいろ練ってはいましたね。で、ソロでの活動は1回ストップしようって発想がまず根底にあったんで、そこも含めて、このグループのことを考えてました。

──そうですか。それで今年の春ぐらいまで準備を進めていたわけですか?

竜人 そうですね。いろいろ、会社的に踏まないといけない段取りとかがあったりしたんで、会社に話してからオーディションが始まるまでは、結構期間は必要でしたね。その間に曲を貯めたり、グループのコンセプトだったり、いろんなディテールを詰めていって。だから今年の上半期は、しっかりと詰めた段階で(オーディション発表の)6月を迎えれるように準備してた感じですね。

──なるほど。その段階で“結婚している”というテーマも……?

竜人 ありましたね。もう最初にスタッフに“オーディションして、メンバー増やして、グループ活動したいと思ってる”という話をしたときに、そういうコンセプトを説明した覚えはあります。

──そうだったんですね。しかし、なんで結婚が出てきたんですか?

竜人 なんで……あんまり理由はないですけど(笑)。でも普通にメンバー入れてやるだけじゃ、作りものとしてよろしくないなと思ったのはあるかな。そこにひとひねりあったほうが、今後作っていくもの……そのグループからできていく音楽とか映像とかに何か繋がっていくというか、いい方向に転びそうだなと思ったんで。ただ女子メンバーと一緒に何かやるというだけでは、ちょっと弱いなと思ったんですね。

──じゃあオーディションのとき、この娘たちに“君たちは清 竜人の夫人という役回りを担うんだよ”という話はしたんですか?

竜人 たぶん二次選考ぐらいで聞いてたんじゃないかな。
亜美 言われてました。
可恩 マジですか? 私は顔合わせのときに初めて知りました(笑)。
竜人 (笑)あ、言われてなかった?

──みんなは、それ、どう思ったんですか?

亜美 “大丈夫かな?”って思いました、正直(笑)。はじめ“竜人くんのお嫁さんみたいになって指輪を付けたりするけど大丈夫?”っていうふうにマネージャーさんから聞かれて、“いやぁそんな感じなんだ?”と思って……一瞬、“ほんとに大丈夫なのかな?”って不安になったんですけど。でも、これ以上に面白い話はないんじゃないかな、これは乗るしかないなと思って、ここに来ました。
美咲 私、お母さんにこのコンセプトのこと言ったら、ちょっと“え?”みたいな。“第何夫人まであるんだけど”って。あ、お母さんも、もともと竜人くんの音楽を聴いてたんですけど、“どうしちゃったの?”って、ビックリしてました(笑)。“あ、そうなんだ?”みたいな。

──そう思いますよね(笑)。

可恩 私は父に言ったら、「娘をこんなに早く嫁に出すつもりはなかった」って言われて……。
亜美 (笑)18だもんね。
可恩 で、私、オーディションの用紙の、親のサインみたいなところを忘れて出しちゃったんですよ。それで父親が、まあオーディション受けてることは知ってて、そのことはOKだったんですけど、具体的にどんなのかは知らなくて。竜人くんのこと、“えっ、その人、誰だよ?”みたいになって。“いくつ?”みたいな。で、ビックリされました。
美咲 それ、うちのお母さんも言ってた(笑)。
亜美 私ははじめ、親に言えなかったです。コンセプトだけ話しても、絶対に受け入れがたいじゃないですか(笑)。だからちゃんとものができるまでは、なんとなく……隠してました。でも曲を聴いてもらったら、カッコいいから、今ではほんとに好きになってくれたんですけどね。
咲乃 私、このコンセプトは面白いなと思ったんですけど……それよりもオーディションのときに“水着着れる?”みたいな感じで聞かれたんですよ。それで“ほんっとにヤバい”と思って!(笑) 水着、イヤだったんですよ。でも「着れます」って言うしかないじゃないですか? それでヤバいなと思いました……これ。
美咲 ああ、この企画が?(笑)
咲乃 そう(笑)。そういう感じかぁ! とか思って。でも大丈夫でした(笑)。
美咲 今後あるかもしんないから怖い(笑)。
竜人 まだ夏が来てないからね。
夫人たち (またも口々に)うわぁ~っ!!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人