爆弾ジョニー SINGLE「終わりなき午後の冒険者」ディスクレビュー

終わりなき午後の冒険者

SINGLE

爆弾ジョニー

終わりなき午後の冒険者

キューンミュージック

2014.10.22 release

初回生産限定盤 <CD+DVD>
通常盤/写真 <CD>


午後の冒険者たちのチャレンジ精神は無限大

 歳を取ると時間が過ぎるのが早く感じるのは、例えば1年が10歳の人には1/10だけど、60歳の人にとっては1/60だから、だとか。としたら、20歳の爆弾ジョニーにとって、1日の午後は十分すぎるほどの長さだ。半日の間にできることは限りない。好きなことしてたら時間なんか忘れるし、しかも“また明日!”なんて続いたら無限といっても過言ではない。同名コミックが原作の映画『日々ロック』主題歌になった「終わり泣き午後の冒険者」は、そんな時間感覚で生きてる爆弾ジョニーそのままの歌。人生の終わりを想像するよりも、今この瞬間を生きることが大事なのだ。勢い余って間違ってるんだか勘違いなんだかわかんないこともいっぱいしてしまうけど、それが当たり前。午後の冒険者たる者はチャレンジ精神は旺盛だ。“誰もやってないことがしたい!”というのが“面白いことがしたいっ!”に変換され、さらに“バカなことがしたいっっ!!”と誤変換されてくのもアリ。そういう経験値を積んでいくことが大事なのだ。そんな熱気を詰め込んだロックンロールは永遠のパワーを宿している。悶々と引きこもってないで本気で好きなことしてみよう、という『日々ロック』と爆弾ジョニーは見事に共鳴していると言っていいだろう。

 そんな爆弾ジョニーらしさを凝縮したこのシングル、M2「Super KOBORI」はベースの小堀くんの30秒ほどの独白で、続く爆弾ジョニー流ディスコ・チューンM3「アッチ向いて☆恋っ」のイントロと言ってもいい。好きな子の前でギクシャク挙動不審になってしまう自分のやるせなさを歌う、ちょいと哀愁漂う曲に初恋の頃を重ねてみたくなる。絶対に面と向かっては言えない「大好き!」って、叫べたらいいのにね。

 このシングル、もう1曲ボーナストラックが入っているが、それは聴いてのお楽しみ。また初回盤にはドラムのタイチがステージでやってるように「ギャルがゲル暮らし」の振り付け指導やクアトロでのライブ映像などのDVD付き。次のライブがまた楽しくなりそうだ。

(今井智子)

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