KNOCK OUT MONKEY – この夏、シングルを2連発打ち上げる彼らにロング・インタビューを敢行し、2回に分けてお届け! まずは7月リリースの「Wonderful Life」のお話。

KNOCK OUT MONKEY

神戸の暴れ猿、KNOCK OUT MONKEYが日本の夏を席巻!
昨年10月、シングル「Paint it Out!!!!」でメジャー・デビュー。今年2月には1stアルバム『INPUT ∝ OUTPUT』をリリースし、初の全国ワンマン・ツアーを敢行。ラウド、レゲエ、ヒップホップとあらゆるジャンルを飲み込んだ独創的なミクスチャー・サウンドと圧倒的ライブ・パフォーマンスで人気急上昇中の彼らが、“真夏”をテーマに7月、8月と2ヵ月連続でシングルをリリースする。7月リリースの「Wonderful Life」は、夏の太陽のように熱く勢いあるボーカルと、夏の青空のように突き抜けた躍動感あるサウンドに、怖いものナシの“無敵感”を感じさせる快作。初の全国ワンマン・ツアーについて、「Wonderful Life」についてガッツリ話を聞く。

【インタビュー後編「Greed」について】はこちら

INTERVIEW & TEXT BY  フジジュン

“じゃ、次は何する?”ってすぐにシフトできたのがすごく良くて

──7月、8月とシングル2ヵ月連続リリースが決定しているKNOCK OUT MONKEY。今回は、7月リリースの「Wonderful Life」を中心にお話をおうかがいしたいのですが。まずは先日、東京・恵比寿LIQUID ROOMでファイナルを終え、追加公演(7/25なんばHatch)を残すのみの<TOUR 2014 “INPUT ∝ OUPUT”>の感想から聞かせてください。
dEnkA 初の全国ワンマン・ツアーということで、始まる前は集客とか構成とか、不安もたくさんあったんですが。終えてみると、ワンマンならではのあらたな楽しさも感じたし、すごく充実したツアーになりましたね。
──追加公演を含めて全13本。最終日を迎える頃にはバンドの成長も感じた?
dEnkA 具体的に何が変わったと言うのは難しいですけど、後半に向けてバンドの一体感が増していくのは実感してました。ツアーを重ねるごとに音楽を飛ばす先やボルテージの向き方とか、波長が合ってきたのを感じて。
w-shun 僕はツアーを終えて、今までのバンド生活にはなかった感情を得ることができて。良くも悪くも、まだツアーを続けたいという想いがすごくあったんです。というのも、ツアーを終えたときの感情が、想像を遥かに越えるもので。“俺らの実力ってまだまだこの程度なんや”と思わされた部分もあったし、全国各地に僕らを観に来てくれる人がいることに責任感も感じたし、すごいパワーももらったし。最初、個人的には、ワンマンで回ることにポジティブな気持ちがあまりなくて。
──あ、そうだったんですか?
w-shun 対バンで回るほうが楽しみ方も知ってるし、刺激もあるので、良いなと思ってたんですけど。でも、いざワンマンをやってみたら、マネージメントや各地のプロモーターの人たちと「次はこんなことができるね」とか、結構、前向きな話もたくさんできたので。この先を見るって部分でも、意味のあるツアーだったと思いますね。
──それは僕も思ったことで、“これがもっと広いステージだったら、どうだろう?”とか、この先を見たいと思わせるライブでした。
w-shun だったら、うれしいですね。僕らもただ単純に“楽しかった”で終わらなかったのが良かったなと思って。やる前はアルバムをリリースして、ワンマン・ツアーを終えて、ここでひと区切りつくのかな? と思ってたんですけど、全然そんなことなくて。“じゃ、次は何する?”ってすぐにシフトできたのがすごく良くて。
──亜太くんはいかがですか?
亜太 ふたりが言ったとおりなんですけど、ワンマンならではってところでは、ライブをするにあたってのリハだったり、機材周りでもいろいろ試すことができたのが良かったのと、全箇所が(チケット)即完できたとかいう万々歳の状態ではなかったので、そういったところは今後、課題としてちゃんと考えるべきところでもあって。今回得たことや課題を次に繋げられたっていうのが、終えてみて感じたことでしたね。
ナオミチ 僕は今まで30分のステージが当たり前だったのが、当たり前じゃなくなったというのがいちばん大きくて。ワンマン・ツアーだと体調管理も重要になってくるので、前はライブの前日でも朝まで飲んでたりしたんですけど、今回は一杯だけで抑えたり……。
──それでも飲むは飲むんだ(笑)。
ナオミチ あはは。でも、やっぱりお客さんへの感謝の気持ちがすごく大きかったので、良いライブを観せたいという気持ちはより強くなって。始まる前、フロアがザワついてるのを見て、僕らのことを好きで来てくれているのを肌で感じて、“もっといいライブを観せなアカンな”というのはすごく思いましたね。
──アルバムがしっかり届いてるというのも各地で実感できたんじゃないですか?
w-shun それはすごくありますね。初日の手探り感から、徐々にライブを積み重ねていって、曲が自分たちの身体に馴染んでいくにつれて、お客さんの盛り上がり方もどんどん変わっていきましたしね。あと、土地土地で沸点も違ったりもして、同じ曲でも感じ方が違うことがわかったのも面白かったですね。それがどこも同じ反応やったら、“この曲はこういう曲だ”って判断してしまうけど、そうじゃないことがわかっていると、音の鳴るままに表現のままにやるしかなくて、そこからその日限りのノリが生まれてきたりして。それも今までなかった経験でしたね。イントロが始まった瞬間、涙してくれる人や大声張り上げる人とかいて、自分の理想を越える形や想像もしなかった大きな反応が返ってきたりして。ミュージシャンって、聴く人の心を揺さぶらなきゃいけない側だと思うんですけど、僕らが心を揺さぶられることもすごく多くて。

“俺はこの日に賭けてるんだ!”って感じを曲にしたいなと思って

──そんな経験をしたうえで生まれてくる新曲たちもすごく楽しみです! で、新作についてですが、7月のシングル「Wonderful Life」は、ダンスホール・レゲエ meets ラウドといった、ギラギラの太陽を連想させる熱い曲になりました。
w-shun 今回、振り切ったことをしたいというのが頭にあって。“夏にどんな曲が聴きたいかな?”と思ったとき、僕自身が「暑い、暑い」と言いながら部屋の中にいるより、“どうせ暑いんやったら、外に出て面白いことしよう”というタイプなんで。頭を空っぽにして聴ける、心躍る曲にしたいなと思って作ったのがこの曲で。
dEnkA 今まで、“夏をテーマにして”って、曲を作ったことはなかったよね?
w-shun そうだね。季節を題材にした曲っていう作り方をしたことがなかったから、実際にやってみたらかなり面白かったですね。
ナオミチ 「夏っぽいバンドだよね」って言われることも多かったし、ここ何年間は夏フェスや野外ライブを経験させてもらったのも大きかったなと思って。「Wonderful Life」なんて絶対、夏フェスにピッタリの曲ですからね。
──そうですね、曲から野外ライブの様子も想像できますよね。
w-shun この曲は夏フェスで演奏している姿をイメージして作ったというよりは、その空気感を音にしたいと思って作った曲で。夏フェスって、来てる人たちにしてみたら、本当に夏休みの一大イベントで、いっぱい汗かきながらライブ観て、アルコールもどんどん進んじゃうみたいな、あの楽しくて無茶苦茶な感じを表現したかったというか。“俺はこの日に賭けてるんだ!”って感じを曲にしたいなと思って作ったんですよ。楽しいときって余計なことを考えてないじゃないですか? だから、そこに余計なことを考えさせる哲学感やメッセージ性を入れるのはエゴの押しつけなんじゃないか? と思って、とにかく突き抜けた歌詞を意識して書きました。
──とにかく勢い重視で、シリアスさや余計なメッセージ性はいらなかった?
w-shun はい。今まで、そこまで突き抜けることができていなかったような気がして。周りからどう言われようと、俺がそう思ったんなら「遊ぶときはとことん遊ぼうぜ!」って言ったほうが説得力あると思ったし。
──僕がこの曲を聴いたときにいいなと思ったのも、夏の高揚した気分が生む“無敵感”みたいなところで。「無我夢中で まだ未完成」って、未完成なこともわかってんだけど、夏くらいは、はしゃがせてくれ! と。そこに余計な悩みとかはいらないんだよね。
w-shun そう。どうせ悩むときはとことん悩んでるんで、ちょっとハメをはずして、ネジを緩めるときも絶対に必要で。自分もそうなんですけど、日本人ってちょっとネジを緩められないところがあって。ここは俺らが先陣切ってハメをはずしていって。なかなかハメをはずせない人も、音楽でそこまで連れてってあげなきゃいけないと思ったんですよね。CD聴いて、夏気分を味わってもらって、“今、夏が来てるんだ!”って実感してもらえたらいいなって。
亜太 僕らはロック・バンドですけど、今までもラウドやレゲエ、ヒップホップなどの要素をサウンドに散りばめてきていて。ロック・バンドが夏に曲を出すと言ったとき、夏といえばってところですぐに連想するレゲエやラテン、サンバを躊躇なく取り入れられるのはKOMの強みだなというのも改めて思いましたね。
──この曲を実際に夏フェスや野外ライブで演奏するのも楽しみですね。
w-shun そうですね。欲を言えば、この曲ってタオルを回してみたいな画が浮かぶと思うんですが、汗かいて肌ぶつけ合ってとか、独自の遊び方ができれば良いなと思っていて。今年は夏フェスやイベントの予定もたくさんあって、この曲を演奏する機会も多いので、この曲がどんなノリを生むのか、すごく楽しみです。夏フェスを楽しみすぎて、夏が終わったら、尋常じゃないくらい黒くなってたりしてね(笑)。
亜太 で、すげぇ真っ黒になって、汗かきながら冬に向けた曲作ってるんでしょ? 雰囲気出ないなぁ(笑)。

【インタビュー後編〜「Greed」について】へ続く(8月20日公開!)

DISC INFORMATION

SINGLE 2014.7.23 release
「Wonderful Life」
Being

140623_kom

Wonderful Life (Official Music Video)

SINGLE 2014.8.20 release
「Greed」
Being

140820_kom

LIVE INFORMATION

“TOUR 2014 INPUT ∝ OUTPUT” 追加公演
7月25日(金)大阪 なんばHatch

“テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION”
7月26日(土)六本木ヒルズアリーナ

“ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014”
8月9日(土)茨城 国営ひたち海浜公園

“RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO”
8月15日(金)石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ

“TREASURE05X”
8月22日(金)名古屋ダイアモンドホール & アポロベイス

<Fear, and Loathing in Las Vegas “PHASE 2”Release Tour>
9月6日(土)千葉 柏PALOOZA
9月7日(日)神奈川 横浜Club Lizard

<NOISEMAKER “MAZE TOUR 2014”>
9月23日(火)北海道 釧路club GREEN
9月24日(水)北海道 旭川CASINO DRIVE

PROFILE

w-shun(vo、g)、dEnkA(g)、亜太(b)、ナオミチ(ds)。神戸で結成。2012年にシングル「HOPE」、ミニ・アルバム『0 → Future』をTOWER RECORDS限定リリース。2013年3月には全国流通となるミニ・アルバム『reality & liberty』を発表。マナフェスト、アンドリューW.K.など海外アーティストとの共演も重ねつつ、2013年10月にシングル「Paint it Out!!!!」でメジャー・デビュー。2014年2月にアルバム『INPUT ∝ OUTPUT』をリリースし、4月より全国ワンマン・ツアーを敢行した。

関連リンク

・ OFFICIAL WEB SITE
・ YouTube Channel
・ facebook
・ Twitter

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人