winnie SINGLE「Crash and Burn」ディスクレビュー

Crash and Burn

SINGLE

winnie

Crash and Burn

EVOL RECORDS/MOONSHINE Inc.

2014.07.16 release

<CD>
※数量限定


強烈なコントラストをみせたwinnieの新作

 winnieは’02年に結成された4ピース・バンド。“男女のツイン・ボーカル”というスタイルを活かしたメロディ・ラインと質の高いハーモニー、そして、ヘビーメタル、エモ、グランジ、ギター・ポップ、メロコアなどを自在に取り入れたサウンドによって、ライブハウス・シーンを中心に確かな支持を獲得してきた。シングル「Forget me not」(’12年2月)以降はライブ中心の活動を繰り広げてきた彼らだが、7月16日に約2年半ぶりとなる音源「Crash and Burn」をリリースする。

「Crash and Burn」にはwinnieの特性がわかりやすく反映されている。それはつまり“洗練された美しいメロディとラウドなバンド・サウンドの融合”ということになるのだが、そのコントラストが信じられないほど強烈なのだ。例えて言えば、ティーンエイジ・ファンクラブ(メロディの良さで知られるグラスゴー出身のギター・バンド)とメガデス(’80年代後半〜90年代に活躍したアメリカのスラッシュメタル・バンド)がコラボレーションしてるような。ちなみに筆者はティーンネイジ・ファンククラブが大好きで、メガデスにはほとんど興味がないが、「Crash and Burn」を聴いても“ギターがうるさい!”とはまったく感じない。それどころか“自分たちが好きだった音楽を自由にブチ込んでやる”という姿勢がめちゃくちゃ気持ちいいなと思ってしまうのだ。こんなバランス感覚を持ったバンドはニルヴァーナ以外には見当たらず、それはそのままwinnieのアイデンティティに繋がっていると思う。ヘンに前向きにならず、「Crash and Burn」というタイトルどおり、どこか否定的なニュアンスが貫かれているところも非常に共感できる。

 8月20日(水)には『Synchronized』(’11年2月)以来、約3年半ぶりとなるフル・アルバム『Nostalgic Evolution』のリリースも決定。“懐かしさ”と“進化”を組み合わせたタイトルはこのバンドのスタンスを見事に言い当てていて、どうしたって期待してしまう。

(森 朋之)

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