ストレイテナー SINGLE「Super Magical Illusion」ディスクレビュー

Super Magical Illusion

SINGLE

ストレイテナー

Super Magical Illusion

Virgin Music

2014.06.25 release

初回限定盤 <CD+DVD>
通常盤 <CD>


マジカルな旅へ誘うミラクルな新曲

 ジャケットは、サルバドール・ダリ風にカイゼル髭をピンと跳ね上げ、鳩や万国旗が出てきそうなシルクハットに燕尾服、白手袋のマジシャンが初回盤ではステッキを掲げ、通常盤ではそのステッキから取り出したのだろうか花束のようなものを掌に乗せている。「Super Magical Illusion」は、そのジャケットが示すとおり楽しくポップでマジカルなシングルだ。

 シングルとしては「From Noon Till Dawn」から1年8ヵ月ぶりだが、リリースは昨年9月のミニ・アルバム『Resplendent』以来だから間があいた感じはしない。むしろフットワークの軽さを伝えるような軽やかな新曲が2曲。タイトル・チューンの「Super Magical Illusion」はパンキッシュな疾走感を2本のギターがカラフルなリフで彩り、その間を縫うようにベースが暴れ回る、ストレイテナーお得意のエッジの効いたサウンド・スケープが痛快だ。ザ・ビートルズの『マジカル・ミステリー・ツアー』ばりに陽気で謎めいた旅に誘う歌詞とポップなメロディを楽しそうに歌うホリエアツシに導かれ、目の前に浮かんだボンネットバスに迷わず乗り込んでしまうだろう。

 カップリングの「Wonderfornia」は思わずステップを踏みそうなダンサブルなナンバーで、やはり楽しい旅をしているような歌詞が耳に残る。何度も繰り返される“wonderfornia”は造語と思われるが、なんとなく意味するところは伝わる。WonderでWonderfulなどこか、あるいは誰か。

 発表されているライブ予定には、6月後半から様々な対バンとフェスが記されている。まさに彼等は素敵な旅に出るのだ。この2曲はそんな彼らの今の気持ちを歌っているようにも思える。そして3トラック目に入っている、昨年のツアー“21st CENTURY ROCK BAND TOUR 2013”の4曲からは、彼らの中で冷めることのないライブの熱が伝わってくるようだ。すでに“Super Magical Illusion Show”と題したライブが発表されており、初回プレス盤に“購入者優先受付案内(購入者優先受付券(抽選/シリアルNo.入り)”が封入される。そこでは、どんなイリュージョンを見せてくれるのだろう。メジャー・デビュー11年目に突入したストレイテナーの旅はまだまだ続く。

(今井智子)

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