ウカスカジー ALBUM「AMIGO」ディスクレビュー

AMIGO

ALBUM

ウカスカジー

AMIGO

トイズファクトリー

2014.06.11 release

<CD>


桜井和寿&GAKU-MCによるウカスカジーの1stアルバム

 桜井和寿(Mr.Children)とGAKU-MCによる“ウカスカジー”。2013年にふたりは“音楽とフットボール”を通じて様々なコミュニケーションをクリエイトするプロジェクト“MIFA”(Music Interact Football for All)を設立。立ち上げと同時に結成されたのが、このユニットだ。MIFAの活動と並行しながら“VIVA LA ROCK”“SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT”といったイベントに出演、大阪と東京で“MIFA CUP 2014”を開催するなど、精力的なアクションを行ってきたウカスカジー。その音楽的な魅力は1stアルバム『AMIGO』によって、さらに広いフィールドで浸透することになりそうだ。

「勝利の笑みを 君と」<(公財)日本サッカー協会公認 サッカー日本代表応援ソング>、「手を出すな!再び(2014 Ver.)」(’06年“GAKU-MC/桜井和寿(Mr.Children)”名義でリリースした「手を出すな!」のリアレンジバージョン)を含む本作。その特徴を端的に言うと“オーガニックで温かいグルーヴをたたえたサウンド”そして“人と人の繋がり、そこに生まれる豊かな感情を描いた歌”ということになるだろうか。軽やかに飛び跳ねるようなビートとともに“生きてる実感を確かめがら進んでいこう”というメッセージが飛び込んでくる「mi-chi」、フォーキーなサウンドと笑顔が伝わるような桜井のボーカルがひとつになった「サンシャインエブリデイ」、南米フィーリングたっぷりのトラックのなかで“陽気に歌っていこう Hey!Amigo!!”というフレーズが響き渡る「縁 JOY AMIGO」、アコギ、ピアノ、オルガンによるアコースティックなアレンジのなかで“愛おしい我が家”をテーマにした歌がじんわりと伝わる「My Home」。様々な経験を重ね、現実の厳しさを見つけてきたはずのふたりが、温かくて力強いポジティブ・ソングを奏でる——そう、このアルバムには彼らの人間性に裏打ちされた豊かな深みがしっかりと宿っているのだ。

 鈴木英哉(Mr.Children)、亀田誠治、寺岡呼人、DJ FUMIYA(RIP SLYME)、常田真太郎(スキマスイッチ)、蔦谷好位置、そして、布袋寅泰(オープニング・ナンバー「ウカスカアンセム」でドラマチック&ダイナミックなギター・ソロを弾いてます!)などの参加ミュージシャンも本作の魅力。サッカーと音楽、人と人の結びつきから生まれたエネルギーをぜひ、たっぷりと浴びてほしい。

(森 朋之)

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