Superfly SINGLE「Live」ディスクレビュー

Live

SINGLE

Superfly

Live

ワーナーミュージック・ジャパン

2014.05.14 release

初回限定盤 <CD+DVD>
通常盤 <CD>


人々の生きる力になる、壮大なバラード

 2014年の第1弾シングルは、映画「闇金ウシジマくんPart2」の主題歌、イメージソング。前作の「闇金ウシジマくん」のPart1に続き、再び担当している。主題歌の「Live」(リヴ)は壮大なバラードで、生きるということをテーマに書かれた作品であり、“少しでも人々の生きる力になるような一曲になれば……”という本人の想いが込められている。ゆったりしたメロディ、どっしりとしたギターを中心にした厚みのあるサウンド、そしてなにより優しさとパワフルさを感じさせるボーカルが、聴き手を深く包み込む。くじけそうな気持ちを鼓舞してくれる歌声が温かくも逞しい。孤独を抱えて生きる日々でも、“いつも新しい今日を生きている”と、前を見据える視線の先にまぶしい朝焼けが待っている。タイトルそのままに、生きることを正面から見つめた、スケール感溢れる傑作バラードの誕生だ。

 イメージソング「万華鏡と蝶」は、Superfly史上初となる、ほぼ英語歌詞で構成された、攻撃的なサウンドの作品。サイケというキーワードで作られたこともあり、ギターとシンセのリフがちょっとねじれた色彩感を生む。ベースのイントロが印象的で、生々しい8ビートのドラムとともに心地いい疾走感で突き抜けていく。

 もう1曲の「The Long Way Home」もバラードだが、こちらは打ち込みのようなスクエアなビートと、アコギとエレキのドライなサウンドが織り成す、やや隙間のある空間が特徴。繊細なボーカルが歌うのは過去と故郷への想いで、まるで独白を聞いているような内面の葛藤が描かれる。そして、今を見失いかけていた自分に言い聞かせるように、進むべき道は目の前にある、と歌う。「Live」が聴き手に向けた曲だとすると、こちらは自分自身に向けた励ましの手紙のような内容。その両方があってバランスが取れている、という暗黙のメッセージに思えてくる。

(岡本明)

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