LOW IQ 01 ALBUM「YES,LOW IQ 01」ディスクレビュー

YES,LOW IQ 01

ALBUM

LOW IQ 01

YES,LOW IQ 01

avex trax

2014.04.23 release

<CD+DVD>
<CD>


ソロ15周年を迎えたLOW IQ 01の、今の想いが詰まった作品

 今年、ソロ活動15周年を迎えるLOW IQ 01が、3年ぶりのニュー・アルバム『Yes,LOW IQ 01』を完成。これまでのアルバムは、『MASTER LOW FOR…』『MASTER LOW GO』といったように、タイトルに“MASTER LOW”と発表順の数字が文字られて入っていたのだが、6作目の本作はそれを止めている。“これぞ、LOW IQ 01の音楽だ”と言い切るようなタイトルからも、イッチャンの自分の音楽への自信、鳴らしたい音への意気込みが伝わってくる。

 アルバムは、アイリッシュなオープニング「Hangover Weekend」で幕を開け、ギターとビートが疾走していく「Day to Day」へとなだれ込む。切なさと熱さを併せ持つ、高揚感溢れるボーカルとメロディは、まさにイッチャン節全開。「さきがけ」は、答えはひとつじゃない、常識にとらわれるなというメッセージを、日本語でしっかりと伝えるミッド・チューン。沖縄民謡を彷彿させるメロディが新鮮。そして、突き抜けるように広がるサビが気持ちいい。迷いながらも答えを見つけ、一歩踏み出すタイミングを見つけたときにスイッチを入れようという歌詞を、ソリッドかつタイトなサウンドでぶつける「Switch」。シングルとして発表した、メロディアスかつ切れ味鋭いナンバー「a room with a view」。自分の間違いに気づかない愚かさを、2トーン・テイストを彷彿させるサウンドで届けるスカ・チューン「Mirror,Mirror」と、一曲ごとにカラーを変えながらアルバムは進む。軽快なリズムと爽やかなメロディが響く「All I Ever Need」。失敗を恐れずチャレンジし続けていきたいという想いを、シリアスさと明るさのコントラストが光るメロディで歌う、パワフルな「Shed Your Skin」。いつまでも大人になれない自分だが、そんな自分も肯定していこうという歌詞を、サイケデリック・ポップ・フレイバーを織り交ぜたサウンドで聴かせる「King of Fools」など、バラエティに富んだ楽曲が並ぶ本作。

 いつもと同じように、レコーディングは、ドラム以外、すべてイッチャンの手によるもの。イッチャンらしさを思いっきり感じさせながら、随所随所で新しいトライを見せる今回のアルバムは、これまでの経験、新しい発見を、自分の音楽として鳴らしていこうという、ミュージシャン、LOW IQ 01の生き方まで感じさせる作品と言っていいだろう。

(土屋恵介)

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