SEKAI NO OWARI SINGLE「炎と森のカーニバル」ディスクレビュー

炎と森のカーニバル

SINGLE

SEKAI NO OWARI

炎と森のカーニバル

トイズファクトリー

2014.04.09 release

初回限定盤A/写真 <CD+DVD>
初回限定盤B <CD+DVD>
通常盤 <CD>


ファンタジーはそこにある

 セカオワというバンドにとっての代表曲、今の彼らがやり遂げようとしていることのひとつのテーマ・ソングとなるような一曲だろう。

 昨年には総工費5億円をかけた野外ライブ“炎と森のカーニバル”を実現させたSEKAI NO OWARI。30mの巨大樹のセットに、キラキラした電飾に、ウォータースクリーン。仮装したスタッフ。彼らが見せたのは、ファンタジーの世界は決して頭の中に思い描くだけのものじゃなくて、本当に心の底からやろうと思って、プロジェクトとして計画して、お金も工面して、そうして実際に形にできる、ということ。“ここではないどこか”じゃなくて“今、ここ”に、夢想の世界を拡張して上書きできる、ということ。4月からは全国のアリーナを回る“炎と森のカーニバル -スターランド編-”もスタートする。彼らのことだから、おそらく単なるコンサート・ツアーじゃなくて、そこに来ればなんらの形で魔法の世界を体感できるようなアトラクションのようなステージを考えているんだろう。同名のこの曲も、そんな曲だ。

“YOKOHAMAにある遊園地の「コスモパニック」の非常口が このパーティーのエントランス”。一行目の歌詞がとても象徴的。サウンドも、アコーディオンや吹奏楽隊や鐘の音が大きくフィーチャーされて、まるでマーチング・バンドのような、音楽隊のような仕上がりになっている。童心のメロディとFukaseの歌声もとてもキャッチー。本気でウォルト・ディズニーになろうとしてるんじゃないか? と思うし、彼らならそれを実現しそうな気もして空恐ろしい。

(柴 那典 )

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