BLUE ENCOUNT ALBUM「BAND OF DESTINATION」ディスクレビュー

BAND OF DESTINATION

ALBUM

BLUE ENCOUNT

BAND OF DESTINATION

VION

2014.02.05 release

<CD>


要注目! 新世代エモ/ラウド・ロックの急先鋒

 盟友=MY FIRST STORY、AIR SWELL、SWANKY DANKとともに昨年11月にドロップした4WAYスプリット・アルバム『BONEDS』がその界隈ではかなりバズっていたので、きっとバンド名くらいは小耳に挟んだことがあるのでは? “SUMMER SONIC”など各地の夏フェスで熱戦を繰り広げていたし、さかのぼって1月にはすでに渋谷O-Crest(現:TSUTAYA O-Crest)ワンマンを完売&大盛況に収めていたりする、文字どおり新世代エモ/ラウドロック・シーンの急先鋒と言える連中なのだ、このBLUE ENCOUNTは。

 そんな過熱する状況を決定づけんとする1stフル・アルバム『BAND OF DESTINATION』は、イントロダクションや既発曲含め全15曲というフル・ボリュームで、急浮上するバンドの勢いがみっちり密封された現時点でのベスト的渾身作となった。その音楽性/サウンド・スタイルは──わかりやすくあえて具体例を挙げるとELLEGARDENの影響色濃いもので、すでにライブでのハイライトとなっている「HANDS」などは、エルレ的エッセンスを素直に解き放ちつつ、青春の絶頂へとアクセルべた踏みで駆け上がるようなバンド・アンサンブルの起爆力が実に痛快。加えて「D.N.K」では軽快なラップとともにファンキーなミクスチャー・ロックを響かせてもいて、バンドの基礎スペックと音楽的ポテンシャルの幅広さを見せつける。個人的には<俺らの音楽が君の“居場所”だよ!>(「D.N.K」)、<たった一つの存在になりたいんだ 君の居場所になるんだ>(「PLACE」)と切実に目の前の“君”へコミットする、そのメンタリティの根っこに何が潜んでいるのか非常に興味津々。いずれにせよ、つねに卵の側に立って激励するようなメッセージ性も大きな共感を呼び起こすに違いない。ブルエン、要注目です!

(奥村明裕)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人