東京スカパラダイスオーケストラ SINGLE「閃光 feat. 10-FEET」ディスクレビュー

閃光 feat. 10-FEET

SINGLE

東京スカパラダイスオーケストラ

閃光 feat. 10-FEET

cutting edge / JUSTA RECORD

2013.12.04 release


デビュー25周年目に向けたバンド・コラボ・シリーズが開幕!

作品作りとライブを絶え間なく繰り返し、休むことなく活動し続ける。バンドマンとしては理想的な姿である。しかし、それを長年実践していくのはとても大変なこと。そうした姿勢を貫き、自らの音楽にトライし続ける東京スカパラダイスオーケストラ。

2014年は、デビュー25周年YEARというから、彼らがいかにすごいグループかを改めて痛感してしまう。まだまだ彼らはスピードをゆるめることなく、このたび、プロデューサーに亀田誠治を迎えてのあらたなバンド・コラボ3部作をスタートした。その第1弾シングルが、10-FEETをフィーチャーしての「閃光 feat.10-FEET」だ。これまでスカパラは、田島貴男、奥田民生、ハナレグミ、細美武士など、ボーカリストをゲストに迎えたコラボは多かったが、バンド丸ごとというのは新鮮。総勢12人(スカパラ9人、10-FEET3人)という大編成でスタジオに入り、一発録りの1テイクで曲を完成させてしまったというのだ。10-FEETのTAKUMAが歌い上げるイントロから、両者が一体となった軽快なスカのビートになだれ込む。キャッチーなメロディで歌われる歌詞には、落ちても勝てなくても、いつか未来を掴み取るために日々を生きていこうという熱いメッセージが込められている。楽曲の中では、2組ががっちり組み合ってこそ出せるサウンドが随所随所で見られる。曲の中盤、GAMOの煽りからヘビーなグルーヴでTAKUMAのラップに入り、ツインのドラムの共演からメインのフレーズに戻るあたりなど、ゾクゾクするカッコよさに溢れているのだ。

そしてカップリングでは、スパイ映画のサントラのクラシックとして知られる「Mission Impossible Theme」をカバー。オリジナルよりもゆったりとしたテンポでスタートしたかと思えば、シャウトから一気に高速なビートへなだれ込む。ギター、ホーン、オルガンの絡みがかなりドラマチックなアレンジが痛快。もう1曲の「月に吠える」は、黒いグルーヴがうねるファンキーなナンバー。まさしく、これからのバンド・コラボ・シリーズに期待高まる、最高の幕開けの1枚と言って良いだろう。

(土屋恵介)

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