一緒に歌いたい、寄り添いたい。miwaとリスナーの距離感をさらに縮める新作

一緒に歌いたい、寄り添いたい。miwaとリスナーの距離感をさらに縮める新作

miwa

シングル楽曲を多数収録したニュー・アルバム『ONENESS』。念願の海外レコーディングにもトライし、これまで以上に充実した制作過程を経て誕生した渾身の一作について語る。

INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ


輪や結束がひとつのテーマになってるなって

──2年ぶり通算4枚目のアルバム『ONENESS』がリリースされました。

miwa 自分でも最高のアルバムになったなって思います(笑)。「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」の主題歌「360°」も収録されてるんですけど、本当に360°、円を描くように曲が並んでるアルバムだなって思って。どの曲がいちばんとかではなく、どの曲も正面を向いてるし、1曲1曲の個性が際立っているアルバムが出来たなって思ってて。ずっと念願だった海外レコーディングもできたし、今までとは違う作品になったなって思いますね。

──その違いというのはなんですか?

miwa タイトルにいちばん表れていると思うんですけど、前作『Delight』のときは“みんなが私の音楽を聴いてくれる限り、私は音楽をずっと続けていきたい”っていう私の決意を聞いてほしいっていう思いが強かったんですね。でも、今回は6枚のシングルをリリースする過程で、もっとみんなに一緒に参加してほしいっていう気持ちが強くなって。例えば、「希望の環(WA)」はシングルにするとか、何も決まってない状況で、ただ東北復興のために頑張っているOECD東北スクールの子達のために書いた曲だったんです。そのときに、曲って、もっと聴く人に親密なものであってもいいのかな、もっと近しいものであるべきじゃないかなって思ったんですよね。そうやって、「希望の環(WA)」や「360°」を作っていくなかで、輪や結束がひとつのテーマになってるなって。

──職場で戦う女子を応援する「fighting-φ-girls」のΦ(ファイ)にも女の子たちの“結束”と意味が込められてました。

miwa そうなんですよ。それをまとめる言葉がないかなって探していたときに、出会った言葉が“ONENESS”だったんです。一致や調和っていう意味があるんですけど、私はただシンプルに、音楽でひとつになりたいっていう願いを込めていて。アルバムの1曲目の「ONENESS」は、自分の足で歩く強さを歌ってるんですけど、本当にみんなで歌いたいなって思いながら作った曲になってますね。

等身大の女性として届けたいメッセージ

──その「ONENESS」は初の海外レコーディングが実現した曲でもありますよね。

miwa 元々は、マイケル・ジャクソンの最後のツアー・ギタリストに抜擢された女性ギタリストのオリアンティに弾いてもらえることになったのがきっかけで。せっかくなら立ち会いたいということで、ロスに行って来たんですね。オリアンティには「super heroine」でギターを弾いてもらったんですけど、私は「ONENESS」のレコーディングもしてきて。すごく勉強になったし、スペシャルな経験でしたね。

──その「super heroine」を含め、女性を応援する曲も多いです。

miwa 大学を卒業してからの2年間が詰まったアルバムなので、それが24歳の等身大の女性として届けたいメッセージだったのかなって思いますね。「super heroine」では自立した女性が描きたくて。日々、頑張っている女の子は多いと思うんですけど、自分をスーパー・ヒロインだと思って、自分自身を救えるのは自分である! っていう強い気持ちを持って、前を向いてもらえたらうれしいですね。「フィロソフィー」では、どんな自分も認めてあげることを歌ってるし、「fighting-φ-girls」は、通勤や通学中に聴くとやる気がでるんじゃないかな。

──学生でなくなかったことで、歌詞の書き方も変わりました?

miwa う〜ん……成長はしてるけど、劇的な変化はないかな。あとは、最初に言った“もっと親密であっていいのでは?”っていう感覚が大きくはなってると思います。「希望の環(WA)」を書くときは、OECD東北スクールの子たちの日記を読ませてもらったし、「fighting-φ-girls」のときは、友達に“働くってどう?”って聞いてみたり。「恋の予感」や「ストレスフリー」も身近なところから生まれた曲なので、そういう意味では曲に対する向き合い方が変わったのかなって思います。

もう衝撃でした。びっくりしました(笑)

──「恋の予感」は、サウンド的にはシティ・ポップ感のある今日的なソウル・ナンバーになっていますが、歌詞はどんなところから生まれたのですか?

miwa ずいぶん前にデモを作っていて、サビだけあったんですよ。当時、すでに“恋の予感”っていうテーマで作ってたんですけど、時が流れ過ぎちゃって、私はそのモードになれなくて(笑)。でも、テーマは変えたくないから、友達やバンド・メンバーに“どんなときに恋の予感を感じるか?”って聞いてみて。みんな、なかなかいいアイデアを持ってたので、そのなかからいいなって思うものを入れて作ったんですね。あと、「ストレスフリー」は、友達から別れた彼氏とのLINEのやりとりをスクショで見せられたときに、その彼に会ったことないけど、「むかつくね」って思って(笑)。相手に対する不満や不安というストレスから解消させてあげたいなと思って作たんですけど……。

──けど? 

miwa この間、その友達に会ったら、ヨリが戻ったって言ってて! もう衝撃でした。びっくりしました(笑)。

──あははははは。

miwa ま、でも、友達の失恋を励ますつもりで書いた曲なので、カラオケで歌ってもらったらすっきりすると思うし、アルバム全体的にメッセージ性の強い曲が多いので、この曲はただ笑ってもらえたらいいなって思います。

──本当に歌える曲が多いですよね。

miwa 最初から意識していたわけではないんですけど、結果的に、みんなで歌えるうたで始まって、みんなで歌えるうたで終わるアルバムになったと思うし、日々の生活に寄り添える近しいアルバムとして、長く愛してもらえるといいなと思っています。

──すでに全国ツアー〈miwa concert tour 2015“ONENESS”〉もスタートしていますが。

miwa こんなにいい形で入れたツアーはないっていうくらい、いい感じになってて。シングル曲が多いというのもあるし、アルバムが14曲入りなので、本当に『ONENESS』というアルバムのツアーだなっていう感じが出てるんですね。すでに、今までで最高のツアーになるだろうなっていう予感がしてるし、皆さんにもぜひライブ会場に足を運んでいただいて、一緒に大声で歌いたいですね。


リリース情報

2015.04.08 ON SALE
ALBUM『ONENESS』
Sony Music Records

J-150406-YS01

[初回限定盤/CD+DVD]¥3,611+税
[通常盤/CD]¥2,913+税

詳細はこちら


ライブ情報

miwa concert tour 2015“ONENESS”
詳細はこちら

オフィシャルサイト

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