音痴!マニアック!外国人による、超暴走系・日本語曲カバー大集合

2015.03.26

TEXT BY 齋藤奈緒子

そこにあるのは「日本の音楽への愛」のみ

 外国人が日本の曲のカバーで競う、日本テレビ系の『のどじまん!ザ・ワールド 』シリーズが人気を博したり、紅白にも歌うま外国人のクリス・ハートが出場したり、YouTubeなどでも外国人によるJ-POPカバーがすっかり普及した現在。でもその裏では、「日本人ですか?」とツッコミたくなるほどコアな曲のカバーや、一生懸命なんだけど腹筋崩壊必至の珍カバーまで、すがすがしいほど我が道を行く外国人たちも続々登場。というわけで今回は、ひたすら「日本の音楽への愛」と「味」で厳選した、ツウ~な日本語曲カバーをご紹介します!

◎電車の中・職場では絶対に観ないでください

 まずは、今じわじわ話題のこの動画。ゆずの「夏色」を、アメリカ人男子2人組が、映像・音楽ともに完全コピー! ……のはずが、歌い出しからものの見事に音程が迷子に。本家のミュージック・ビデオ通りに、Tシャツの色を赤とオレンジにしたり、自転車に乗ったり海で肩車したり、映像も全力で再現しているのですが、海で後頭部からひっくり返ってるシーンでは「そこ浅すぎ!」とヒヤヒヤしたり、音程以外にもなにかとツメが甘いのがたまりません。間違いなく開始1秒で爆笑するので、電車や職場では観ないことをオススメいたします。

◎黒人ボーカルが、スーパーカーを本気でカバー!

 1997年にデビュー、青森県出身の4人組による甘酸っぱいシューゲイザー・ロックで大人気を博し、解散後もソロで活動中のスーパーカー。その名1stシングル「cream soda」を、フロリダのバンド、Pseudomynがカバーしたのがこちら。黒人ボーカルの日本語の歌の再現度の高さが素晴らしい! 90’sテイストをちゃんとわかってるかわいい映像もお見事です。Facebookによると、お気に入りの日本のバンドにthe pillowsやZAZEN BOYS、MONO、Mass of the Fermenting Dregsを挙げており、かなりコアな日本語ロック・ファンであるもよう。ちなみにPseudomyn、ブラッドサースティー・ブッチャーズの名曲「プールサイド」のカバーもかっこいいです。

◎凛として時雨のメタル・カバー

 こちらもSNSで話題の人、ノルウェーのPelleK。4オクターブの声域を持ち、YouTubeを通じて、日本のアニソンをメタルでカバーしまくっています。オーディション番組『X Factor』ノルウェー版でも最終ラウンドまで残ったものの、ポップ・ソングを歌う出演者たちの中で思いっきりイタリアン/ジャーマン・メタルをぶちかまし、みごと敗退。しかし現在は、オリジナル以外に、アニメ『東京喰種 トーキョーグールー』オープニング・ソングだったTK from 凛として時雨「unravel」のカバーや、『進撃の巨人』『黒執事』『七つの大罪』などのアニソンカバーを精力的にYouTubeにアップし、そのコアな選曲と超絶ボーカルで日本でも大人気に。他にもBABYMETALやゲーム音楽などもカバーしています。

◎スペインのビジュアル系バンドがビジュアル系をカバー

 近年のビジュアル系の海外進出にともない、最近は、外国人で日本のビジュアル系に影響を受けたバンドが登場し、ひそかな盛り上がりを見せています。ついに今年、それらを集めたオムニバスDVD『DNA -Do you have VK-DNA?-』も発売。そんな海外V系バンドのパイオニアのひとつ、スペインのGothic Dollsが、日本のthe GazettE「Cassis」をカバーしたのがこちら。彼らはX JAPAN「CRUCIFY MY LOVE」のカバーもやってます。

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