夢に向かい、頑張れてる、頑張れてない人たちに聴いてほしい、植田真梨恵の1stアルバム!!

夢に向かい、頑張れてる、頑張れてない人たちに聴いてほしい、植田真梨恵の1stアルバム!!

植田真梨恵

2014年8月にメジャーデビューした植田真梨恵が、ついに1stアルバム『はなしはそれからだ』をリリース。シングル「彼に守ってほしい10のころ」「ザクロの実」を含め、応援歌やラブソングなど独創的な植田ワールド全開の13曲を収録! 心打たれる曲がきっとあります。

INTERVIEW & TEXT BY 大前多恵


“やる気ナシ”のところから0.1でもいいから希望が生まれたらいい

──1stアルバムがついにリリースされますね。いつ頃から制作は始まっていたのですか?

植田真梨恵 メジャー・デビューシングル「彼に守ってほしい10のこと」の前後に、歌のパワーが強いものを書いていこう、という気持ちで何曲か書いていて。バンドの音が鳴っていて、老若男女問わずいろんな人が楽しめるようなポップ・ミュージックであり、ロックしている、カッコいい、前向きな……何か、要素多いんですけど(笑)、そういう曲たちにしたくて、作り始めましたね。

──「Intro」を入れたのは、アルバムならではの試みですよね。

植田 そうですね。実は3人の人がゴニャゴニャとしゃべっている声が入っていて、部屋の窓から空を眺めて思うようなロマンティックなこと……例えば、想像する、信じること、人に優しくする、とか、そういうことに繋がるような言葉をたくさんしゃべっているんです。まずはそれを信じてみることだ、想像してみることだ、はなしはそれからだ! という流れにできれば、と。

──それにしても、『はなしはそれからだ』というのは、挑発的で面白いタイトルですね。

植田 そうですか!? 今日だけで人に“挑発的”って3回も言われたんですけど、個人的には挑発的な想いはあまりなかったので、面白かったです(笑)。

──なるほど(笑)。「支配者」は、この世界で自分を支配するのは自分だけ、という決意が刻まれていますね。

植田 これは、今夢に向かって頑張ろうとしている学生さんや、これから何かを目指して行く人たちに対して、私が歌えることがあるならばこういうことかな? と考えて書きました。私自身も今夢を見ていて、そこに向かっているところなので。

──自分の人生の主導権は自分が握る、という考え方は、植田さんは一貫して持っていますよね?

植田 いや、少しずつですよ。メジャー・デビューのタイミングでようやく決意が固まったんです。でも、環境のせいでとか、だれだれさんがこう言うからできないとか……それは、もし夢があるならば言ってはいけないことだ、とは思っていて。人とちゃんと向き合って、ちゃんと熱意が伝わればきっと道が開けて行くし、逆に、間違わないように教えてくれる人たちも周りにたくさんいるし。そういう気持ちで今私は音楽を作りたいと思うし、そういう社会に生きたいな、と思っているので、そんな気持ちを込めて歌詞を書きましたね。

──「FRIDAY」で歌われている、勇気を出して世界に飛び込んでいくんだ、という意気込みも、「支配者」と通じていますよね?

植田 そうですね。「彼に守ってほしい10のこと」以降、書きたいイメージは決まっていて、今頑張ろうとしている人、でも全然頑張れない人、頑張りたくない人に向かって歌いたいんです。“やる気ナシ”のところから0.1でもいいから希望が生まれたらいいな、と。「FRIDAY」は、超最新高性能のロケットではないし、もしかしたらクラフト紙で作ったおもちゃの飛行船かもしれないけど、“負けるな!”と信じながら誰かと飛ばせたら絶対楽しい、というイメージ。「彼に守ってほしい10のこと」「支配者」「FRIDAY」の3曲は、まさしく応援歌と言っていいですね。

──「a girl」はドラマティックなアレンジで、歌詞の世界観には童話っぽい暗さがあり、植田さん節が炸裂していると感じました。

植田 これは、中学生時代に観たアニメ『ベルサイユのばら』の、女の子が自殺する話がずっと印象に残っていて、その時代感も描けたらいいな、と思いながら書きました。作ったのは19~20歳のころだったんですけど、私自身、世間から置いていかれたような、寂しい気持になっているときで……“そういうときこそ曲を書こう!”と思って街に出掛けて、そのときにふと、“たった1人の女の子”という言葉が頭に浮かんだんです。例えば、鳥の群れが飛んで行く時に、一羽はぐれても全然わからないじゃないですか? でも、その一羽は、本当は自由に飛び立っていったのかもしれないし。“1人”というのはいい面もあれば寂しい面もあるし、という、物事に両面があることを描きたかったんです。

──命の重みについても考えを巡らせている曲ですよね? 

植田 はい。人が1人亡くなったことと鳥が1羽死んだことじゃ、私の中じゃやっぱり違って感じるわけじゃないですか? でも、命一つの重さは一緒なんだよな、と思ったり……考えはまとまらないし答えが出るわけでもないんですけど、そういう想いを歌に残したいなって。アニメの中で死んでしまった女の子に対して、“今の私だったら共感できるのにな”と思うぐらい曲を書いた当時の私は寂しかったので、同じような想いを抱えた女の子たちに対して私が歌えることでもあるんじゃないかな? という気持ちで書いている部分もあります。悩んでいる女の子のもとに音楽が届いて、少しでも“いいな”“楽しいな”と思える瞬間があれば救われるかな? と。だから、いい音楽を作りたいな、と私は今すごく思っているんです。

10代の頃、“夜行バスで東京に行く!”という企画が自分の中で持ち上がっていた

──そして、言葉の使い方が面白かったのが「ぺースト」。人のかたまりが無個性なペースト状に感じられる、ということですね?

植田 満員電車だと、各々あまり心がないような感じで、無じゃないですか? その状態が、パスタとかのペーストみたいだな、と思って。でも、本当はそれぞれの人生がちゃんとある。その対比を書きたかったんですよね。この曲は10代のときに作ったんですけど、あの頃、(大阪から)夜行バスに乗ってコソッと人知れず東京に来ていて。“もっと曲を書けるようになりたい!”と思っていて、そのために、“夜行バスで東京に行く!”という企画が自分の中で持ち上がっていたんです(笑)。下北沢とかに来て、その経験を元に曲を書いていて。そんな中で生まれた曲です。

──「さよならのかわりに記憶を消した」は鬼気迫る歌唱が圧倒的ですよね。

植田 これは17歳ぐらいのときに、大好きなある映画の主人公のことを思って書いた曲です。歌詞に出てくる“オレンジの髪”“君を飼ったコップ”で、どの映画かわかる人もいるかもしれないですね。それ以来ずっとアコギ弾き語りでもピアノでも歌っていて、私にとって一番、演じるというか、入り込んで歌う歌ですね。恋愛においてのファンタジックな部分と、超現実的な部分がすごく上手に描かれているところが好きで、オチも素晴らしくて、私にとって不動の1位の映画です。

──今作を作り終えて、どんな手応えがありますか?

植田 今回はレコーディングで学ぶことが本当に多くて。今までは、“歌さえよければいいでしょ?”ぐらいに思っていましたから(笑)。そうではなくて、ギターの鳴らし方、マイクの立て方、一つひとつを見ながら勉強したし、音楽的に面白い部分とも出会うことができました。専門学校に通ったり、エンジニアのバイトとかをして勉強したいぐらいです(笑)。あと、シンガーソングライターという意味では、今年は超いいラブソングを作る! 一生の課題ではありますけど。生涯私が大切にしていくべきラブソングができたらいいな、と思いながら頑張ろうと思います。

──では最後に、3月15日、恵比寿LIQUIDROOM公演から始まるツアーに向けて、意気込みをお聞かせください。

植田 いや~、ドキドキしますね! 今回はがっつりフルバンド編成でのライブになる予定なんですけど、老若男女、皆さんに遊びに来てほしいです。みんなで歌うと楽しい曲がたくさんあるので、皆さんいっぱい聴いて、いっぱい歌える状態で来てくれたらと思います!

リリース情報 

2015.02.25 ON SALE
ALBUM『はなしはそれからだ』
GIZA studio

J-150212-FY-1255

[初回盤/CD+DVD] ¥3,700+税
[通常盤/CD] ¥3,000+税

詳細はこちら


ライブ情報

“植田真梨恵LIVE TOUR 2015「はなしはそれからだ」”
詳細はこちら


オフィシャルサイト

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人