今までは作ることのできなかった、家入レオ流・究極のラブ・ソング

今までは作ることのできなかった、家入レオ流・究極のラブ・ソング

家入レオ

Part.03 アルバム解説2“ラブソングの作り方”

今まで家入レオは、人間のうちに秘めた思い・葛藤を歌にしてきた楽曲が多い。それはラブ・ソングにも表れていたようにも思える。しかしいろんなことを経験し、成長していくなかでラブ・ソングの作り方も変わってきたのだという。

INTERVIEW & TEXT BY 恒川めぐみ
PHOTOGRAPHY BY 青木早霞


愚かであることは、人間らしい温もりを持っているという証

──最新シングルであり、アルバム1曲目の「miss you」を聴いたときに、今までなら“愛して”って歌っていたのが、この曲では主人公が相手を、ただただ“愛しています”って言っているような気がして。もしかして、ここ数年でラブ・ソングの書き方は変わってきました?

家入レオ 変わりました。好きなら好き! 嫌いなら嫌い! って白黒はっきりつけたがりだった私が、ようやくグレー・ゾーンが認められるようになったというか。というのも、「Silly」を作ったときに、私を含めて「どうして人間って失敗したり間違えてしまうんだろう?」って、人の愚かさについて考えさせられたんですね。もし完璧な人間だったらどん底に落ちることはないだろうけど、本当の愛の意味や優しさにも気づけないまま、最高の場所にもいけないだろうなって。やっぱり人って間違えて傷ついて、その傷に愛が染み込んで初めて「あ、これが……」って気づくものだと思うんですよ。だから愚かであることは、人間らしい温もりを持っている、という証なんだなと気づいたときに、グレー・ゾーンを認められるようになりました。

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──白黒では片付けられない微妙な心の隙間を。

家入 そうです。前までは「はい、この曲は怒り」「これは喜びね」って、はっきり割り振っていた気がするんですけど(笑)、その白と黒の中間にあるグレーは、筆の先だけちょっと黒を足しただけでもまったく違う濃さになったりして、無限のコントラストがあると思うんですよね。そういうところにもスポットを当てて曲を作れるようになった、という実感があります。だから「miss you」で“笑ってもない 泣いてもない〜”という空っぽな心が表現できたのも「Silly」があったからだと思います。

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──優しくもあり、空しくもあり。今までになかったようなラブ・ソングですよね。

家入 たしかにラブ・ソングなんですけど、裏テーマとしては、もうひとりの自分に書いた曲なんです。「Silly」をリリースしてしばらくしたときかな。うれしいことなんですけど、あまりにも忙しくて、自分の時間を見つめることなく流されているんじゃないか、って思うことがあって。「ねぇ。音楽、好き? 純粋に楽しめてる?」って、もうひとりの自分に問えば問うほど、どんどん無表情になっていく気がしていたんです。でも「miss you」で“僕はただ 君を ずっと 愛してたんだ”って言葉が出てきたときに、あぁ、これは音楽に対する気持ちなんだ! って、ふと感じたんですよね。なんだ、やっぱり私は音楽が好きなんじゃん、って。それまではすごく苦しかったんですけど、言葉と歌に落とし込むことで救われた気がします。

リリース情報

2015.02.25 ON SALE
ALBUM『20』
Colourful Records/ビクターエンタテインメント

J-150212-BA-1641

[初回限定盤/CD+DVD]¥3,400+税
[通常盤/CD]¥2,900+税


 詳細はこちら 


ライブ情報

“家入レオ 4th ワンマンTour ~20 twenty~”

05/04(月・祝)東京・日比谷野外大音楽堂
05/09(土)北海道・札幌ファクトリーホール
05/16(土)宮城・仙台Rensa
05/23(土)広島・BLUE LIVE 広島
05/24(日)香川・高松オリーブホール
05/30(土)福岡・福岡市民会館
05/31(日)鹿児島・鹿児島CAPARVO HALL
06/04(木)石川・金沢EIGHT HALL
06/12(金)栃木・エニスホール(野木町文化会館)
06/14(日)愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール(名古屋市民会館)
06/21(日)静岡・三島市民文化会館
06/24(水)茨城・鹿嶋勤労文化会館
06/27(土)兵庫・三田市総合文化センター 郷の音ホール
06/28(日)大阪・大阪国際会議場メインホール(グランキューブ大阪)
07/04(土)東京・渋谷公会堂

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 オフィシャルサイト

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