溢れ出す想い。同世代の恋する女性の気持ちを代弁するDreamのシングル「こんなにも」

溢れ出す想い。同世代の恋する女性の気持ちを代弁するDreamのシングル「こんなにも」

Dream

14年の軌跡を辿ったドキュメンタリーが放映され、大きな反響を生んだDream。たくさんの人の夢を背負って戦い続ける彼女たちは、20代中盤へと突入した今、大きく躍進し続けている。恋愛の歌詞にも説得力が増し、切ない感情が溢れ出す歌声に心を揺さぶられるはずだ。

INTERVIEW & TEXT BY永堀アツオ PHOTOGRAPHY BY藤城貴則 HAIR & MAKE BY永井友規/武田隼人 STYLING BYトリイクニコ


言いたいけど言えない恋愛ほど苦しいものはないなって思います

──結婚をテーマにした前作「ダーリン」から3ヵ月ぶりのニュー・シングル「こんなにも」がリリースされます。

Erie まず、こんなに早いスパンでシングルを出させていただけるということがうれしいです。

Ami 「ダーリン」をリリースする前からデモをもらっていた曲。今から1年くらい前かな。そのときからみんなで「すごくいい曲だね」と言っていて。すぐに仮歌を録ってみたんですけど、まだ早いかなという判断で止めておいて。「ダーリン」からの流れで、メンバーみんなが20代中盤になった今なら歌えるんじゃないかということで、歌詞を少し変えて、シングルとしてリリースすることになったんです。

──どんなところを変えたんですか?

Ami 元々はもう少し遠回しに表現していたんです。でも、サビが“こんなにも こんなにも 好きで仕方ない”と歌っているので、もっとストレートでいいんじゃないかという話し合いを重ねたうえで完成しました。

──どういう恋愛観が描かれてる?

Shizuka 女の子は不安なんです。好きな気持ちは止められないけど、伝えてしまったら、今の関係が崩れてしまうんじゃないかと感じていたり、大切な人だからこそ言えなかったり……。

Aya 大人の女性ならではの感情だと思います。子供の頃は思ったことをなんでも言っちゃうじゃないですか。でも、人と接していく経験が増えれば増えるほど、相手の気持ちを考えて、言えなくなることも増えてくる。今の私たちの年齢の女性らしいなって。

Erie この曲でいちばん共感するのは、いちばん始めの“もう何度も言い聞かせたんだ 気のせいだって”という歌詞です。言い聞かせているということは、もう考えが止められなくなっているということ。そういう恋愛は私も経験があるし、もどかしい気持ちがわかる。言いたいけど言えない恋愛ほど苦しいものはないなって思います。

──ミュージック・ビデオでは、言えない切なさを表現した歌とはまた違ったアプローチをしてますね。

Erie バレンタインデーを舞台にした4つのストーリーを描いています。私は好きな人と初めてのデートの約束をするんですけど、すごいオシャレをして、赤いコートを着ていったのに、結局、来てもらえない。撮影中も自分が惨めに感じてしまって。こんな恋愛はしたくないって思ったし、あんなにも屈辱的で切ない気持ちになるんだって思うと、恋愛のパワーってすごいなということを実感しました。

Shizuka 私は別れたばかりで、その思いを必死に断ち切ろうと強がっている女性です。最初は歩くシーンだけの予定だったんですけど、大切な人を忘れるために強がっている気持ちを表現するために、もらった指輪を外して捨てるシーンを追加していただきました。大切なものを捨てていくっていうのは結構辛いものだなと思ったし、そのシーンがあったからこそ、そのあと、歩いているだけでも強がっている空気感を表現できたんじゃないかなって思います。

Ami 私は遠距離恋愛。彼がとってくれたホテルで待っているんですけど、なかなか来ないという。自分の経験上、待っていることが多いというか、待ちがちというか、すぐに待たされていると感じてしまうので(笑)、そのときの気持ちになればいいんだという感じで、すぐに入り込めました。

Aya (笑)私は働く女性です。仕事をいちばんにしていて、彼氏をおろそかにしていたせいで、逆に冷められてしまう。自分もお仕事が大好きなので、“好きだけど今は仕事がいちばんなんだよ、わかってよ”っていう気持ちは、めちゃくちゃわかります。

Dreamのヒストリーが全部詰まっているので、3年越しに完成できたことがうれしかった

──そして、カップリングにはDreamの14年間の軌跡を特集した『中居正広の金曜日のスマたちへ』のオンエア直後から“EXILE ATSUSHIがDreamに贈った曲”として話題を集めていた「希望の光〜奇跡を信じて」が収録されてます。

Ami この曲をいただいたときは、自分たちが発信するにはまだ早いかなと思って、3年くらい眠っていました。当時は想像もできなかった環境の中、やっとDreamとして表現させてもらえることが叶いました。タイトル通り、本当に、この曲そのものが、私たちにとっての“希望の光“だったので、最高の形で完成できてうれしく思います。

──改めて、Dreamのどんな思いが詰まってるといえばいいですか?

Aya 当時、メンバー内では「やばいね」とか「苦しいね」という話はしていたんですけど、まさかATSUSHIさんが私たちの気持ちをこんなにも深いところまでわかってくださっていることに驚きました。ATSUSHIさん、超能力者なんじゃないかな? って思うくらい(笑)、私たちの気持ち、当時の苦しい状況がそのまま歌になってました。

──1stアルバムをリリースして、全国ツアーも終えたあとですよね。

Ami そこまでやらせていただいたのに、結果があまりよくなくて。「じゃあ、あとはなにをしたらいいんだろう?」って行く先を見失った時期でもありました。

Erie メンバーの卒業や、事務所からの解雇通告もあった時期だったのですが、そういうことも全部、ATSUSHIさんが感じて書いてくださっていて。“なによりも切ない別れを選んだ十年目の春 ”っていう歌詞もリアルですし、“優しく差しのべられた手”はLDHに移籍させてくださったHIROさんのことを思って書いてくださっていて。本当にDreamのヒストリーが全部詰まっているので、3年越しに完成できたことがうれしかったですし、ATSUSHIさんも「やっと完成できたね」と喜んでくださいました。

Shizuka 本当に一言ひと言に鮮明に思い出す場面があって。すごくリアルな歌詞なんですけど、ATSUSHIさんが「希望の光」というタイトルをつけてくださったことで、それでも諦めずに頑張って欲しいという想いが伝わってきたんです。それと、同時に、周りには自分たちのことをいつも見守ってくれている人がいるんだなっていうことを感じることができて。そういう意味では、辛いことを歌っている歌詞ではあるんですけど、歌っている自分たちも希望を感じるし、あと一歩踏み出してみようって思える曲だと思います。本当に不思議な力を持った、たくさんの方々に共感していただける楽曲なんじゃないかなって思います。

Aya さっき、Amiも言ったんですけど、私たちにとってはまさに「希望の光」になった歌だったので、今度は、この曲を聴いてくださった皆さんにとっての「希望の光」になればいいなと思いますし、少しでも背中を押せたらうれしいです。

Shizuka シングルをリリースするたびに表現の幅が広がっているなと感じるので、もっともっといろんな楽曲を通して皆さんに楽しんでもらいたいなと思っています。また、シングルを出す中で、自然とアルバムが目標になっています。アルバムの先にはライブで皆さんとお会いしたいなという気持ちもあるので、一つひとつの目標をしっかりと叶えていきたいと思います。


リリース情報

2015.02.11 ON SALE
SINGLE「こんなにも」
rhythm zone
201502191709[CD+DVD]¥1,800+税
[CD only]¥1,200+税
[1COIN CD]¥463+税

詳細はこちら

オフィシャルサイト

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