2015年の“始まり”にふさわしい、藍井エイルの「GENESIS」

2015年の“始まり”にふさわしい、藍井エイルの「GENESIS」

藍井エイル

藍井エイル2015年一発目のシングル「GENESIS」が届いた。この楽曲はTVアニメ『アルドノア・ゼロ』第2クール・エンディング・テーマにもなっており、今までにはなかった壮大な楽曲が彼女自身を新しい道へと導いている。そんなあらたなチャレンジとなった今作について話しを聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 榑林史章


キャラ萌えしてます、私!

──「GENESIS」は、すごく壮大な雰囲気の楽曲になりましたね。

藍井エイル メロディ・ラインがとてもきれいで、そのなかに懐かしさも感じるし。そこにスケールの大きなアレンジが加わり、すごく壮大なイメージを想起させる曲になりました。そういう意味では、私的に初チャレンジに近い感じの楽曲じゃないかって思います。実は、日を分けてデモも含めて、5~6回レコーディングしたのですが、何度も歌うことでわかっていった部分がたくさんあって。ここの感じは、違う感じがしたから、今度はこうしてみよう、ああしてみようって。そうやって、だんだんその曲を馴染ませていったレコーディングでした。

──メロディが、大きくてゆったりした感じ。でも、アレンジはすごく細かくていろいろな音が鳴っていて、そのギャップがいい味を出していますね。

藍井 最初は音数が少ない状態で入っていくんですけど、サビですごく開けていく感覚で、世界観を強くイメージさせる音作りになっています。特にサビは、メロディの譜割りが大きいので、歌っていてすごく気持ち良いです。だから、意識せずとも自然と真っ直ぐ飛ばしていくようなイメージの歌い方になりました。なので、歌ううえで意識したのは、壮大さよりもちょっと儚さを感じてもらうことでした。そこからのギャップで、力強さみたいなものも感じてもらえるだろうと思って。私は、そういう儚くとか弱さを表現して歌うのが苦手だったので、実はAメロとBメロを歌うのがすごく難しくて。そういう部分でもチャレンジだったと思います。

──その儚さというのは、歌詞の世界観から?

藍井 はい。言い方を変えると、人間らしい感じがしたんですね。いい意味で弱く、だからこそ強くあろうとするっていう。しかも歌詞に使われている言葉が、すごくきれいなんです。ドロドロとした汗臭い感覚ではなく、ちょっと触れただけで壊れてしまいそうな、無垢さを感じました。その言葉を、いかに音に乗せて声で伝えられるかをすごく考えましたね。

──アニメ『アルドノア・ゼロ』のエンディング・テーマという部分では、何か思うところは?

藍井 今回は、なんのタイアップになるか知らされずにレコーディングをしていて、最後のほうに聞いたんですよ。なので、アニメ作品というよりは、この歌詞とメロディとサウンドと純粋に向き合ったレコーディングでした。もちろんアニメは毎週観ているんですけど、私、敵役のスレイン・トロイヤードに一目惚れしてしまって! なんて言うか、見た目からして色素が薄いのが、すごくかわいくて。キャラ萌えしてます、私!

歌という部分で、どれだけもっと深く世界観を伝えられるか

──タイトルの「GENESIS」は、創世記とか始まりを意味する言葉ですが、藍井さん自身、今年始めたいと思っていることは?

藍井 ひとり旅をやってみたいです。年末年始のお休みに、冬の海に行ったんですけど、雪景色の海は本当にきれいでした。すごく寒かったけど、壮大で力強く、風がビュービュー吹く音しか聴こえない感じや広すぎる感じ、彩度が低くてちょっと灰色がかった景色にすごく刺激を受けました。ひとり旅で自然ツアーみたいなものを組んだら、すごく楽しそうだなって。海でも曲を作ったんですけど、思わず曲が作りたくなるような刺激的なひとり旅をして、曲のストックをどんどん増やしたいです。

──旅からどんな曲が生まれるか楽しみですが、今回のカップリングには、「Fairly Tale」と「electric irony」を収録していて。

藍井 パンチが強い2曲です。「Fairly Tale」は、ダークな感じでちょっとしたシンフォニック感があって。ダークなのにタイトルが「おとぎ話」という、ギャップも良い。みんなが想像する「Fairly Tale」感をぶち壊す曲になっています。もう1曲の「electric irony」は、すごく変則的なリズムで、拍子がどんどん変わるので、リズムを取るのがすごく難しい曲です。身体にちゃんと入っていないと、歌の入り方とか終わり方がわからなくなって。実際のレコーディングでも、ラスサビに入るときにずれて、やり直しになったくらいです。ライブでやったらすごくかっこいいと思うので、5月に始まる全国ツアーで披露するのが、今から楽しみです。失敗したら、相当かっこ悪いので気合いを入れて練習します!(笑)

──すごく濃いシングルですね。

藍井 3曲ともテンポが違って、世界観もまったく違うので、ちょっとしたミニアルバムのように、3曲でもっとたくさんの曲数を聴いたような、満足感を感じてもらえるものになったと思います。ジャケットにしても、「GENESIS」だけではなく、3曲全部に合うデザインになっていて。実は、ジャケットで着ている黒い衣装は、背中全面にスタッズが付いて10キロくらいの重量があるんですよ。「GENESIS」のミュージック・ビデオでは、これを着て動きながら歌っているんですけど、気を抜くと後ろに倒れてしまいそうになるので、バランスを取るのが大変でした。

──2015年の1発目から、いろいろなチャレンジの詰まった1枚になりましたね。

藍井 今までいろいろな経験をさせていただいたので、今年はそれを強化していく1年にしたいです。歌という部分で、どれだけもっと深く世界観を伝えられるか、ライブではどうやったらもっと距離を感じさせずに、みんなで作り上げるものに出来るかって。それこそ『アルドノア』に出てくるロボットみたいに、強化パーツをどんどん増やして、バッキバキになりたいと思います!


リリース情報

2015.02.18 ON SALE
SINGLE「GENESIS」
SMEレコーズ

J-150205-BA-1743

[初回生産限定盤(初回盤)/CD+DVD]¥1,481+税
[通常盤/CD]¥1,203+税
[期間生産限定盤(アニメ盤)/CD+DVD]¥1,481+税

詳細はこちら
オフィシャルサイト

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