恋をしないと決めていた、なのに出会ってしまった──。JUJUが歌う映画『娚の一生』

2015.02.12

恋をしないと決めていた、なのに出会ってしまった──。JUJUが歌う映画『娚の一生』

JUJU

昨年から10周年イヤーとして様々な活動で行ってきたJUJUが、両A面シングル「Hold me, Hold you/始まりはいつも突然に」をリリース! 「Hold me, Hold you」は、2月14日公開の映画『娚の一生』の主題歌。そして「始まりはいつも突然に」はフジテレビ系『めざましテレビ』のデイリーテーマソングとして起用されており、華々しい2015年のスタートを飾る。

INTERVIEW & TEXT BY 藤井美保


いつの間にか鎧が全部溶けた心境になるんです

──「Hold me, Hold you」は2015年第1弾にふさわしいナンバーですね。

JUJU 映画『娚の一生』の主題歌として玉井(健二)さんに3曲ほど書き下ろしていただいたところ、映画サイドが「この曲を」と。おーっ、若いイメージの曲が残ったと思いました(笑)。

──“あなたに出会って 心 溶けたよ”という主人公の心情が爽快です。

JUJU 映画ともリンクしますが、たぶん彼女にはいろんな辛いことがあったんでしょう。でも、結局それって自分が自分にリミッターをかけて、視野を狭くしてただけなんですよね。人って大人になる前は冒険にも打って出るけど、大人になればなるほど傷つくことが怖くて鎧を着こむようになる。ところが、その凝り固まっていたものが何もかもひっくり返っちゃうほど、彼女は強引な男性と出会って、あれよあれよという間に恋に落ちてしまう。いつの間にか鎧が全部溶けた心境になるんです。完成した映画を見て、「なるほどー!」と歌詞の世界に改めて合点がいきました。

──歌に関して、玉井さんから求められたことはありましたか?

JUJU 軽快さということはたびたび言われましたね。もっとしっくりくる声があるはずだと歌いながら調整していきました。

「なんかニャカニャカ感が足りないなぁ」

──サビでの声の裏と表の使い分けが、とても心地いいです。

JUJU 実は仮歌の当初は、サビメロがこうじゃなかったんですよ。途中でうちのプロデューサーが、「なんかニャカニャカ感が足りないなぁ」と謎なことを言い出して、「答え」が出るまで玉井さんと詰め出したんです。で、出来たのが今のメロディ。プロデューサーに「仮歌もラララじゃわからないからニャカニャカ歌って」と言われました(笑)。

──「ニャカニャカ」ですか!

JUJU でもその後、玉井さんから“曖昧なままで答えを出さずに生きてた”っていう歌詞が上がってきたとき、「なるほど。ニャカニャカ感」と思いました(笑)。妥協しないプロデューサーがいて、またそこに当てはまる言葉を見つける人がいる。すごいなぁと。

──ホントですね。

JUJU あのメロディラインを地声で歌うこともできるんですけど、それだと頑張り過ぎてる感じになっちゃう。やっぱり主人公の抜け感がほしいということで、基本裏でいきました。凝り固まってた頃の自分を自嘲気味に見られるほど、今は余裕がある。そんな感じになってると思います。

──「始まりはいつも突然に」は「めざましテレビ」金曜日のデイリーテーマソング。

JUJU 昨年10月からのオンエアだったので、アレンジのPOCHIくんに「冬感をお願いします」と。寒い朝の清々しい感じが出てるんじゃないかな。

──これもサビが印象的です。同じコード感でどんどん上にいくあの高揚感が魅力的。

JUJU 昨日たまたま料理番組で見た、一皿で二度美味しい“クリーム煮をかけたWソースのマッシュルームカレー”みたいです(笑)。前半は迷いやせつなさがあるけど、後半で決意が生まれるんですよ。歌うほどに頑張れる感じになるので、女性の方にはぜひ、車の中、お風呂の中、カラオケなどでじゃんじゃん歌ってほしいと思います。

あの曲のすごさにノック・アウトされましたね

──3曲目に収録されている「小さな恋のうた」はMONGOL800のトリビュート『800TRIBUTE-chanploo is the BEST!-』にも収録されたナンバー。

JUJU (上江冽)清作くんとは飲み仲間なんですよ。そのトリビュートのお話をいただいたときに、彼から「小さな恋のうた」はどうか? というリクエストがきて。そのとき、そのトリビュート盤の中でまだ誰もカヴァーしてなかったみたいなんですよね。

──ハードルが高かったのかも。

JUJU 改めて向き合ってみて、あの曲のすごさにノック・アウトされましたね。特に2番は、泣けて本当に歌えなくなってしまうぐらい。清作くんが私に書いてくれた「ANTIQUE」のときも泣かされました。彼のメロディと言葉の魔力は本当にすごいと思います。

──昨年は10周年イヤーでいろんなライブに挑戦しましたよね。印象深いのは?

JUJU まず、アルバム『DOOR』を引っ提げた全国ツアーですね。10周年の節目で新しいドアを開けていかなきゃという思いもあって、ダンサーを入れて回ったんです。前半はしっとり、後半はどんどん盛り上がって最後は総立ちみたいな構成に。これまでJUJUのライブは立つタイミングがわからないと言われてたけど、そこを突破できた感覚がありました。

──まさに『DOOR』を開いたんですね。

JUJU 日本人で初めてブルーノートと契約したトランぺッター・黒田(卓也)くんのバンドとのツアーでは、ジャズの自由さを久しぶりに味わい、「何まるぅなってんねん」と往復ビンタをされた気分でした(笑)。楽屋も楽しかった。人前でこれやったら恥ずかしいとかっていう自意識は、あるだけ損だなと思いましたね。最高の夏の思い出です。

──今年の6~7月は、『JUJU ARENA TOUR 2015-ジュジュ苑 10th Anniversary Special-』が開催されます。

JUJU カラオケスナックのママと化した一夜限りのさいたまスーパーアリーナが、めっちゃ楽しかったんですよ。あらたなカヴァー・アルバム『Request ll』も出たので、また全然違った演目でお見せしたいと思ってます。


リリース情報

2015.02.11 ON SALE
SINGLE「Hold me, Hold you/始まりはいつも突然に」
Sony Music Associated Records
T-150129-BA-1252

[初回生産限定盤/CD+DVD]¥1,852+税
[通常盤/CD]¥1,165+税

 詳細はこちら 


ライブ情報

JUJU ARENA TOUR 2015 -ジュジュ苑 10th Anniversary Special-

06/06(土)愛知・日本ガイシホール
06/07(日)愛知・日本ガイシホール
06/13(土)北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
06/20(土)大阪・大阪城ホール
06/21(日)大阪・大阪城ホール
07/04(土)東京・国立代々木競技場第一体育館
07/05(日)東京・国立代々木競技場第一体育館
07/11(土)宮城・是儀おアリーナ仙台
07/18(土)福岡・マリンメッセ福岡

詳細はこちら
オフィシャルサイト

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