みんなが言いたくてもなかなか言えないことを歌詞にした!?OKAMOTO’Sの新作とは?

2015.02.05

みんなが言いたくてもなかなか言えないことを歌詞にした!?OKAMOTO’Sの新作とは?

OKAMOTO’S

テレビアニメ『デュラララ!!×2 承』のオープニングテーマとしてオンエア中の「HEADHUNT」をシングルリリースしたOKAMOTO’S。2014年はCDデビュー5周年と実りある1年を送った彼らの新たな一歩となる今作へ込めた想いを聞いた!

INTERVIEW & TEXT BY 小林“こばーん”朋寛


『デュラララ!!』の世界観はコアな熱量のあるものなので、自分たちに通じるものを感じた

──CDデビュー5周年という節目の年を経て2015年一発目のリリースということで、特に意識したことは?

オカモトショウ 去年は5年間積み上げてきたものを出し切った感がありました。またゼロからというわけではないですけど、新しいところに向けての一歩を刻みたいというのは考えていましたね。次のアルバムにつながる一歩として。

オカモトコウキ 楽曲に関して言えば、ハッピーなものというより、一発目なのでビシッとカッコよく攻めている感じのものにしたいという思いがあって、ロックな曲を意識しました。

ハマ・オカモト こういうご時世なのでただシングルをリリースするだけだと何のリアクションもほぼないので、わかりやすくタイアップのような付加価値がついたらいいなあとは思っていたんです。だから、すごくいいタイミングだったんですよね。『デュラララ!!』の世界観はものすごくコアな熱量のあるものなので、自分たちに通じるものを感じました。そういうところでもリンクできる作品でよかったですね。

オカモトレイジ 最近のバンドのイメージってなめられがちだと思っていて、ナヨナヨしているというか。いわゆる“ロック・バンド”っぽいトゲのあるバンドがすごく少なくなっている気がしていたんで、アー写も今まで以上にハード目な感じにして、楽曲もカッコよく仕上げました。

──『デュラララ!!』の世界観とのリンクもあり。

ショウ 歌詞は特に意識しましたね。いしわたり淳治さんと一緒に作品を観て、”首なしライダー”という登場人物がいて、“アタマがない”っていうのをテーマにしてもいいかもという話になったんです。最近は頭がないやつばっかりじゃない? ということにつながって、それこそスマホに頼ってばかりでということかもしれないし、自分がないってことかもしれないし。いつから俺たち頭をなくしてしまったんだろうねっていう感じで話が進んでいって、歌詞の世界観を詰めていきました。

コウキ すごくいい歌詞ですよね。SNSを見ていると、音楽に関してもみんながいいって言っているからいいって言っている印象を受ける人たちがいて、もっと人が聴いていないものを探求していけばいいのになって思うことも多くて。“自分の考え=頭”をなくしているんだろうなと。自分たちが言いたいこととすごくリンクしていますね。

レイジ みんなが言いたくてもなかなか言えないことを、わかりやすく伝えることっていちばん難しい。歌詞においては、みんなそこを目指していると思うんです。今回はそれがすごくうまくまとめられていて、さらにアニメともリンクしている。レベル高いことやっているなと思いましたね。

──過去に「OKAMOTO’Sには売上と知名度が足りなくて、それがあれば無敵」という発言があって、そういう意味でこの「HEADHUNT」というシングルはかなり強力なOKAMOTO’Sの武器になる可能性を感じるんですよ。

ハマ もちろん、そういうふうになるといいなと思っています。ちょうど一昨日ライブ(2015年1月京都磔磔でのワンマンライブ)でこの曲を演奏したときに手応えを感じたんですよ。レコーディングの熱量をライブでそのままできるとは限らなくて、ライブでその域まで持っていくのに時間がかかったりするんですけど、テンションがすごいよかったんです。そういう意味ではストレートにわかりやすい楽曲になったなと。あとはアニメっていうマーケットから火がつく人がいるのも事実だと思うので、それをどこまで押し上げていけるかはチャンスだと思いますね。

ショウ 俺たちはそれぞれ4人ともたくさんやりたいことがあって、お互い理解し合っているけど音楽遍歴もそれぞれ違っていたり。昔からもっとひとつに絞れって言われるんです(笑)。けど、好きだから絞れない。ただ、そこをひとつ抜けられたら、もっとOKAMOTO’Sらしいことを音楽的に出していけると思うんですよね。そういう意味でも、この曲で突き抜けることができたら本当にうれしいですね。

──カップリングの「チャンス」は軽快なピアノが印象的で、「HEADHUNT」とは違うベクトルのすごく楽しくなる曲。この曲はOKAMOTO’Sのルーツ・ミュージック志向をいい意味で深めていて、アルバム『Let It V』で結実したオリジナリティがしっかり血肉化していますね。

ショウ ここ2年くらいかけて作り上げてきた自分たちのカラーを如実に表していると思います。これからもずっと書き続けるであろうタイプの楽曲。5周年ツアーでもずっとやってきた曲で、鮮度の落ちないうちに作品にしておきたかったので、今回収録しました。

──そして「Beek」のアコースティック・スタジオ・セッション。こういうセッションはよくやっているんですか?

ハマ いや、意図的にやってみました。「Beek」はライブでやるごとに変化している、遊びの要素が強い楽曲なので。アコースティック編成でライブをできるようになっておきたいという思いもあって。それから、アニメをきっかけに僕らを知ってくれた方に聴いてもらいたいというのもありましたね。「HEADHUNT」のような曲をやっているバンドがこういうこともやっちゃうんだというふうに面白がってほしいです。

去年と引き続いて、言いたいことを言っていけるようなバンドでいたいなと思います

──最後に2015年のOKAMOTO’Sの野望は。

ハマ 去年と引き続いて、言いたいことを言っていけるようなバンドでいたいなと思います。例えば、一昨年から去年にかけて“ロック・バンドの4つ打ち化”みたいな話があって、そういうものが結果、メディアで取り上げられたんですけど、あれは完全に僕たちが発信したという自負があるんです。それを、後から乗っかってきた人が我が物顔で語っていてすごいムカついたんですよ(笑)。まあ、さまざまな人が乗っかることで盛り上がるのは面白いのでいいんですけど、結局、聴き手の反応が手のひら返したように「また4つ打ちだね」って変わったりして、ああいう反応ってすごく大事だと思うんですよ。とにかく知名度が思いっ切り高いわけではない僕らのようなバンドがああいう発言をして、何かしらのフィードバックがあることがわかったので、思っていることに関しては、さらに賢く言えるようにしていきたい。それに賛同してくれる人も増えてくる予感もあるので。そういう前提があって、さらにキャパシティを増やしたり、段階を上げて行きたいんです。今まで応援してくれる人が応援していてよかったなって思ってもらいたい。そういうことをまとめてやりたいなと、個人的に思っているんですが、皆さんどうですか?(笑)

レイジ 最高。

コウキ うん、全部言ってくれた(笑)。

ショウ そうだね。あとは次のアルバムに向けて、音楽的に開発したり、開拓したり、とにかくいい作品を作りたいです。より濃くて、古くて、新しいものを。

リリース情報 

2015.02.04 ON SALE
SINGLE「HEADHUNT」
アリオラジャパン

J-150122-FY-1805

[期間限定盤/CD+DVD] ¥1,667+税
[通常盤/CD] ¥1,111+税

詳細はこちら


ライブ情報

“OKAMOTO’S LIVE 2015 CDVDC”
詳細はこちら


オフィシャルサイト

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