大切な部分が欠落していく今の世の中へ、KANA-BOONが鳴らすクラクション!

2015.01.21

大切な部分が欠落していく今の世の中へ、KANA-BOONが鳴らすクラクション!

KANA-BOON

Part.03【新曲解説②】「クラクション」「スコールスコール」

5日間に渡って特集する、KANA-BOONの2ndアルバム『TIME』。第3回は、新曲「クラクション」「スコールスコール」に迫ります! 現代社会への辛辣なメッセージ、今ではもう書けないずばぬけた切ない詞、と世界観の違う2曲ですが、この1年でのバンドの成長を感じさせる作品です!

INTERVIEW & TEXT BY 本間夕子
PHOTOGRAPHY BY 山本さちこ


想像力がない、イメージできない人間なんて機械やコンピューターと一緒

──5曲目「クラクション」は新境地ですね。黒っぽいグルーヴがものすごく新鮮で。

谷口鮪 今までのリズム感とは違う、ベース、ドラムが光ってる曲ですね。

飯田祐馬 今までにないノリだから、めちゃくちゃ苦労しましたけどね。結構僕、前に前に出ちゃうほうなんで後ろノリにするのが難しかったです。レコーディングでもこいちゃんの録ったドラムをいちばん聴いて、ノリを合わせて弾くことを心がけていました。これもライブで光る曲じゃないかな。

C-150116-FY-1232

──みんな絶対踊りますよ。

飯田 うん、踊らせたい。

──ドラムのフレーズもかなり考えられたんですか。

小泉貴裕 これはまさにレコーディングの前日にスタジオに入って朝まで考えてた曲ですね。そこまでガッツリ凝ろうって感じではなくて、ノリ重視で作っていたんですけど、やっぱり僕もノリを後ろにするのが難しくて。ソロ回しとラストのサビに入るフィルがなかなかできなくて結局、完璧にすることができないままレコーディングに臨んだんですよ。でも散々練習したぶん、レコーディングでは迷いなく勢いで叩けて。すごく苦労しましたけど、“後ろノリ”っていう新たな武器を手に入れられたなって思いますね。

古賀隼斗 僕はよりバンドらしくなれた1曲だなって。この曲はリフから生まれたんですけど、このリフに対してリズム隊がブラックミュージックっぽく絡んできてくれたのがすごくうれしかったんですよ。別にアタマ一発の♪ダン、ダン、ダン、ダンでもリズムが取れる曲なんですけど、あえてそういうノリで向かってきてくれたのが。そういうところでもバンドの成長を感じられたし、僕もリズム隊に負けない気持ちでギターをオラオラにしようと思って録っていきました。

C-150116-FY-1234

──歌詞には現代社会へのメッセージも込められていますよね。

谷口 そうですね、これは昔から歌ってきたテーマのひとつで。想像力を働かせるって楽しいことでもあるし、生きてく上でとても大切なことだと思うんですよ。危険から身を守るにしても、人に何かものを言うにしても、仕事にしろ何をする上でも。僕らは音楽をやっている側やから、想像することの楽しさや何かを生み出す喜びを毎日肌で感じながら生きていますけど、今の世の中ってどんどんそういう大切な部分が欠落していってる気がして。そんな世界に向けてのクラクションを鳴らしていこうよ、アクションを起こしていこうよっていうメッセージを込めつつ、でも、ところどころで言葉遊びもしつつっていう。メッセージがわりと辛辣なので、それを言葉遊びで砕いていこうと思って。面白がりながら書けた歌詞ですね。

C-150116-FY-1235

──“やがては涙も酸性雨になる”という一節にドキッとしました。 

谷口 “機械”っていうのもひとつテーマとしてあって。想像力がない、イメージできない人間なんて機械やコンピューターと一緒だって気持ちがあるんですよ。だとしたら人間らしさってなんやろう? とかよく思ったりもするんで、歌詞にも入れました。

もう断ち切った部分でもあるので、今だったら書けない歌詞ですね

──8曲目「スコールスコール」は一転、切なさ炸裂で。谷口さんのセンチメンタル要素が溢れまくってませんか。

谷口 今回のアルバムでいちばん歴が長い曲なんですよ。作ったのは一昨年なので、そんなに昔でもないですけど。でも唯一、過去の自分が作った曲というか……当時から歌詞も出来あがっていましたし、ずば抜けて切なさがあるのはそういうことでしょうね。言葉の使い方にしてもまだ若い感じがするし、自分的にはアルバムの中でちょっと特殊な曲で。もう断ち切った部分でもあるので、今だったら書けない歌詞ですね。

C-150116-FY-1236

──そういう曲を今の自分が歌うのはどういう感覚なんでしょう。 

谷口 でも、これは『TIME』やからできたんだと思います。“時間”をテーマにしたアルバムだからこそ、過去の自分を汲み取る感覚でやれたというか。過去の自分の気持ちに戻るというよりは、今の自分が当時の自分を歌ってあげる感じ。

リリース情報 

2015.01.21 ON SALE
ALBUM『TIME』
キューンミュージック 

J-140114-FY-1306

[初回生産限定盤/CD+DVD] ¥3,700+税
[通常盤/CD] ¥2,700+税

詳細はこちら


ライブ情報

“KANA-BOONのとぅるとぅるかむとぅるーTOUR 2015”
ツアー特設サイトはこちら 
詳細はこちら


オフィシャルサイト

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人